家に帰ってきた蒼空と両親
蒼空の父親と母親
おい、とっとと洗濯しろ
蒼空
ッ!
「俺はあんたたちの所有物じゃない!」
「俺はあんたたちの所有物じゃない!」
蒼空の父親と母親
あ?ざけてんのか?
お前はここに産まれたから俺らのもんだよ
黙って従え
お前はここに産まれたから俺らのもんだよ
黙って従え
蒼空
「嫌だ」
「あんたらの奴隷じゃない」
「あんたらの奴隷じゃない」
蒼空の父親と母親
あっそぉ…?じゃあ、しつけ直すしかねぇよな?
ボコッボコッゲシッゲシッゲシッボコッ
蒼空
ッ!
(また、やられてる…もう何も感じないけど…)
(また、やられてる…もう何も感じないけど…)
蒼空の父親と母親
おい!てめぇは俺らの所有物だろ!?
とっとと働けや!わかったか!?
とっとと働けや!わかったか!?
蒼空
コクッコクコク(怯えながら頷いてる)
蒼空の父親と母親
チッ
まだだな
わかってねぇようだから、もっと躾してやる
まだだな
わかってねぇようだから、もっと躾してやる
蒼空
ッ!?
スッ(逃げる)
スッ(逃げる)
蒼空の父親と母親
逃げれると思うんじゃねぇよ!
ガシッ(捕まえる)
ズルズル(引きずっていく)
ガシッ(捕まえる)
ズルズル(引きずっていく)
バリンッ!
蒼空の父親と母親
ふぅ…ストレス吹っ飛ぶわぁ笑
蒼空
タラッ(頭から血が出てる)
蒼空
ヨロヨロ(おぼつかない足取りで家から出ていく)
蒼空
はぁはぁ…
(息、しづらい…?頭ぐわぐわする…も、歩けない…)
ドサッ(倒れ込む)
(息、しづらい…?頭ぐわぐわする…も、歩けない…)
ドサッ(倒れ込む)
トットット
蒼空
(足音、?誰だろう…?嫌だな…見つかったら、またあそこに…)
理久
おい!大丈夫か!?おい、しっかりしろ!
蒼空!
ユサユサ(揺さぶってる)
蒼空!
ユサユサ(揺さぶってる)
蒼空
ッ!?
(なんで理久が…?)
スッ(離れようとする)
(なんで理久が…?)
スッ(離れようとする)
理久
何してんだよ!?頭から血も出てるし…
家連れてくぞ!いいな?!
家連れてくぞ!いいな?!
蒼空
コクッ(頷く)
理久
ただいま!
母さん、こいつの手当てお願い!
母さん、こいつの手当てお願い!
理久の両親
え!?ちょ、この子どうしたの!?
理久の両親
まぁとりあえず手当するから入って!?
蒼空
テチテチ(言われるがままに動いてる)
手当て終わり
理久の両親
全くもう…どうしたらこうなっちゃったの?
理久
いや、蒼空は複雑なんだよ…
蒼空
「迷惑かけてごめんなさい」
「すぐ出ていくから…」
「すぐ出ていくから…」
理久
出ていく?ふざけんな
これでまた出ていってあいつらに捕まったら今度こそ死ぬぞ?
これでまた出ていってあいつらに捕まったら今度こそ死ぬぞ?
蒼空
「でも、俺は役立たず…」
理久
誰がそんなこと言った?
理久の両親
そうよ!
あなたはとてもいい子だわ
あなたはとてもいい子だわ
蒼空
ッ!?(どうして、いい子だなんて…)
理久
そういえば、話せないか…?
ごめん、無理にとは言わないけど…
ごめん、無理にとは言わないけど…
蒼空
り、理久…
理久
え!?
喋ったよね!?
喋ったよね!?
蒼空
コクッ
理久の両親
よかった…
というか蒼空、あなたここに住みなさいよ!
もう辛い思いなんてさせないから!
というか蒼空、あなたここに住みなさいよ!
もう辛い思いなんてさせないから!
蒼空
あ、ありがと…
理久
よろしくな、蒼空!
蒼空
うん…!
こうして家族になった2人







