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高専の地下。
指を取り込んだ虎杖の意識が一時的に沈み、内側から両面宿儺が這い出してきた。
宿儺
宿儺が邪悪な笑みを浮かべ、あたりを見渡す。
だが、その視線の先にいたのは、怯える人間ではなく、
椅子に座って退屈そうに耳をほじっている青銀髪の少年だった。
リムル
宿儺
リムル
宿儺
宿儺が瞬時に間合いを詰め、その鋭い爪でリムルの首を刈り取ろうとする。
ガキィィィィィィィン!!
宿儺
**『多重結界』**に阻まれ、宿儺の手が火花を散らして弾かれた。
リムル
**『暴食之王(ベルゼビュート)』**
宿儺
「『領域展開・伏魔御廚子(ふくまみづし)』」
絶え間なく降り注ぐ不可視の斬撃。あらゆる物質を細切れにする、必殺の一撃。
だが――。
リムルはその中心に立ち、降り注ぐ斬撃を浴びながらも、欠伸(あくび)をしていた。
リムル
シエル
宿儺
自分の領域内で、これほどまでに無傷で、平然としている存在など、千年前にもいなかった。
リムル
リムル
「『虚無崩壊・幻想世界』」
宿儺の『伏魔御廚子』が、内側からバリバリと音を立てて崩れ去る。
宿儺
リムル
宿儺
リムルの影が巨大な口となり、呪いの王を丸呑みにした。
再び静まり返った地下室。
そこには、スヤスヤと眠る虎杖悠仁と、
何事もなかったかのようにリンゴをかじるリムルの姿だけがあった。