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※オリ主出てきます ※作者は豆腐メンタルです ※誤字脱字たまにあります ※原作改編します、してます ※解釈違いと地雷の気配を感じたら即ブラウザバック推奨です。 ※キャラ崩壊の可能性あり(しないような努力はしておりますが、、、) ※無断転載したら吊し上げます。晒し上げるのでなく吊し上げます。 大丈夫ですね?それでは、どうぞ!
デリザスタ
気だるげにデリザスタが言う。 奥に座っていたイノセント・ゼロが少しだけそちらを向いた。 まあフィグは明後日の方角を向いていたが。
ドゥウム
フィグ
会議終了後すぐ、一つ上の兄ドゥウムに呼ばれたフィグは、表情筋をピクリともさせずコテッと首を傾げて問うた。
ドゥウム
フィグ
答えたフィグにエピデムが反論する。
エピデム
その言葉を聞いたドゥウムは苦い顔をする。
ドゥウム
フィグ
ドゥウム
フィグ
自分の命にすら興味を持つ様子のないフィグ。 ドゥウムは苦い顔のまま、エピデムはため息をつき、デリザスタは手のひらを額に当てて天井を仰いだ。
ファーミン
フィグにイチジクを突きつけたのはファーミン。
フィグ
無表情のままフィグは突っぱねる。
ファーミン
フィグ
ファーミン
フィグ
フィグは何度も拒否をする。 しかし。
ファーミン
フィグ
さっきまで頑なにいらないと突っぱねていたフィグはファーミンがいらないと言った瞬間にもらうと返し、ひょいとイチジクを受け取った。
ドゥウム
ふぅとドゥウムがため息をつく。
デリザスタ
デリザスタ
エピデム
エピデム
エピデムの言葉でフィグを除く3人は凍りついた。
ドゥウム
ファーミン
デリザスタ
デリザスタ
エピデム
エピデム
ドゥウム
フィグ
ドゥウム
フィグをそーっと抱え上げたドゥウムは文字通り声が出なくなった様子でわずかに口を開けたまま、これまたそーっと横のファーミンに渡した。
ファーミン
フィグ
ファーミン
ファーミンも同じで、カッと目を見開き、猫のようにまばたきした後、片方の手でフィグを抱え、もう片方の手でデリザスタを横に引っ張ると、これまたそーっとデリザスタに渡した。
デリザスタ
フィグ
デリザスタ
いつもの笑顔ながら口元が引きつったデリザスタはわずかに震えながらエピデムを振り仰いだ。
デリザスタ
エピデム
デリザスタ
フィグ
デリザスタ
フィグ
フィグの固有魔法の名は“ミラージュ”。 蜃気楼を見せる、或いは蜃気楼を現実に召喚する魔法である。 デリザスタはフィグのあまりの軽さに生身のフィグではなく蜃気楼のフィグではないか疑ったのだ。 残念ながら生身のため、フィグの驚異的な軽さは現実であり事実であるが。
ドゥウム
フィグ
ドゥウムの絞り出すような声にもフィグはこてんと首を傾げているだけ。
デリザスタ
ふとデリザスタがファーミンの肩をトントンと叩いて何やら耳打ちした。 ファーミンはしばらく文句をぶつくさ呟いていたが、デリザスタがトドメの一言として発したのであろう、
デリザスタ
という台詞でぐっと詰まったような顔をして言った。
ファーミン
ファーミン
フィグ
ファーミン
フィグはその言葉を聞いてぱちぱちとまばたきをした。 そして、
フィグ
仕方ないというようにそう言葉を発したのだった。
デリザスタ
ドゥウム
エピデム
兄たちが困惑したような表情を浮かべる中、デリザスタはただ一人いつもの軽薄そうな笑みを浮かべていた。