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こんにちはこんばんは。れいです。突然ですが、色々ありまして携帯データのバックアップに失敗し、急遽アカウントを移動させて頂くこととなりました。これからは、此方のアカウントから投稿させて頂きます。ご迷惑をお掛けして、申し訳ありません。
れい
れい
れい
れい
レイ
レイ
レイ
れい
レイ
れい
れい
今日の我々軍は一段と忙しなかった。
例の一件で、我々軍がb国に正式に 宣戦布告をしたのだ。
もちろん、幹部以外その事件は 知らないのだが、
とにかく、もう相手側の軍が こっちに行軍してきている以上、 宣戦布告の理由など気にしている 場合では無かった。
司令を出す上官や、まだ戦争に出ない 下っ端までもが全員慌ただしく 軍基地内を走り回っている。
そのうるささが比較的届かない 幹部塔内の一室で、レイはロボロの 最終チェックを受けていた。
ロボロ
ロボロ
ロボロ
ロボロ
ロボロ
レイ
ロボロ
ロボロ
レイ
レイ
ロボロ
レイ
レイが言葉を紡ぐより前に、 廊下に設置されたスピーカーから エーミールの声が流れてきた。
エーミール
エーミール
いたく冷静な参謀の声は、レイたちの 顔つきを変わらせた。
レイ
ロボロ
レイ
レイは愛用のナイフを手に取る。
そのナイフには、 赤黒い錆のようなものが付いていた。
エーミール
エーミール
エーミールの声がインカムから 流れ出し、幹部達が一斉にインカムを 耳に押し付ける。
コネシマ
ショッピ
チーノ
ショッピ
チーノ
シャオロン
鬱
トントン
鬱
シャオロン
ロボロ
ゾム
ロボロ
エーミール
ゾム
エーミール
ゾム
コネシマ
しんぺい神
エーミール
しんぺい神
ロボロ
爆音に、ツッコミに、ホモネタに。
今からまさに戦争をするというのに、 なんだこの雰囲気は。
さっきのエーミールの放送で 変わった目つきはなんだったのか。
なんというか、ふわふわしていると いうか………。
レイ
エーミール
エーミール
ズッ、と重い音がして、マイクが横に ずらされたことを伝える。
そのマイクを軽くノイズが入るほど 引っ掴んだのは無論……
グルッペン
すると、先程までの茶番めいた空気が 一気に変わった。
インカム越しでも伝わる場の雰囲気の 変化に、レイは呑まれそうになる。
グルッペン
グルッペン
グルッペン
グルッペン
幹部一同
幹部達の声が辺りに響く。
もっとも、これは幹部限定の 放送だったので、周りの一般兵たちは 驚いた顔をしていたが。
ただ、自分の上官が声を上げ、 それで奮い立たない部下などいない。
インカムから聞こえてくるむさ苦しい 男どもの声に現場のテンションを 察したエーミールは小学生に 言い聞かせるような声で幹部達に 言う。
エーミール
手がつけられなくなるので、と エーミール。
さすが元教授。ただ、今の相手は 大学生ではなく兵士達なのだが。
エーミール
すると言いかけたエーミールの声を 掻き消す、大規模な爆音が轟いた。
見ると、爆発した場所にb軍の 兵士らしき男たちが 黒焦げになっている。
レイ
少し遠目だったレイから見ても そう確信するくらい、ちょっと……… いや、かなりえげつない威力だった。
トントン
目をきらきらさせるグルッペンの横に 立ち、一緒に窓から見える赤く光った 外の様子を眺めていたトントンが、 目線を外さないまま問う。
チーノ
言いにくそうに伝えるチーノ。
影が差しているトントンの顔に💢が 浮かび、今度はエーミールがマイクを 引っ掴む。
エーミール
怒り声が残り幹部の耳をつんざき、 これはまずいと判断した者達は 自分の戦闘オペレーターへと インカムのチャンネルを変える。
しかし、唯一エーミールに 戦闘オペレーションを担当して もらっているゾムは、そのまま一人 お説教を聞き続ける事に なってしまったのだが。
これから戦闘に入るため、通信を切る こともできず、ゾムは逃げた幹部達に 今度食害をすると心に決めた。
裏でゾムが食害計画を立てている事も 露知らず、お説教を回避した幹部達は 各自鬱かロボロに通信を繋げる。
コネシマ
鬱
シャオロン
鬱
シャオロン
鬱
コネシマ
シャオロン
鬱
コネシマ
鬱
ショッピ
レイ
ロボロ
こっちでは、敬語勢が 2人揃っているため会話が少し 堅苦しい。
ロボロ
ロボロ
レイ
ショッピ
鬱
茶番が続く会話の中で、 鬱の間延びした声が聞こえた。
すると、すっ………と2人の声から 熱が落ちていくのが分かる。
コネシマ
シャオロン
そう言う2人の声は、酷く冷静。
光を半減させた瞳で、爆煙の 残っている場所を刺した。
その後ろでは、彼の部下達が その方向に武器を構えている。
コネシマ
シャオロン
鬱
狂犬組
ゾム
エーミール
エーミール
ロボロ
ショッピ
ロボロ
トントン
チーノ
トントン
チーノ
ロボロ
レイ
うっすらと、口元に笑みを浮かべた レイは、インカムへと連絡を告げる。
グルッペン
グルッペン
彼の者が一言呼びかけると、ある者は ロッソネロのシャツを揺らし、 ある者はヘルメットを被り直す。
またある者は瓶底メガネを指で 押し上げ、ある者は戦場に 似つかわしくないシャベルを構える。
またある者は、吸い切った煙草を 灰皿に押し付け、ある者は粛清剣と 呼ばれる愛剣を手に取る。
ある者は、雑面からピンクの目を 覗かせ、またある者は爆弾を片手に 子供のように笑った。
またある者は緑色のネクタイを 締め直し、ある者は薬品を取り出す。
そして、またある者は、 赤黒いナイフを握った。
そして、個性溢れる彼らを纏める 総統は………
目を爛々と光らせ、愉悦と怒りに 滲んだ笑顔を浮かべた。
れい
れい
れい
れい
れい
れい
れい
れい