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泣きたいなんて言えない。

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泣きたいなんて言えない。

16 - 泣きたいなんて言えない。15

♥

50

2021年10月04日

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れい

皆さーん!
泣きたいなんて言えない
15話目です!

れい

15………15かぁ〜……

れい

あと何話でこの話
終わるんでしょうか……
(しっかりしろ

れい

だってめっちゃ後から
連載始まった
『脅威さんが食害を
 しなくなったそうです』
もう完結したんですよ⁉︎

レイ

五月蝿い

レイ

書いてるのは
貴女でしょう。

レイ

さっさと始めろ
殺られたいんですか?

れい

………え?
今日はまた一段と
機嫌悪いじゃないですかヤダー

レイ

スッ………←ナイフ

れい

はーーい!やりまーす!
始めまーす!

れい

本編、スタートです!

今日の我々軍は一段と忙しなかった。

例の一件で、我々軍がb国に正式に 宣戦布告をしたのだ。

もちろん、幹部以外その事件は 知らないのだが、

とにかく、もう相手側の軍が こっちに行軍してきている以上、 宣戦布告の理由など気にしている 場合では無かった。

司令を出す上官や、まだ戦争に出ない 下っ端までもが全員慌ただしく 軍基地内を走り回っている。

そのうるささが比較的届かない 幹部塔内の一室で、レイはロボロの 最終チェックを受けていた。

ロボロ

えーっ、と?
それで、所持する
武器は………

ロボロ

いつもの小型ナイフ
5本、

ロボロ

銃は6発型装填式
Cタイプを1丁、
替えの弾は30、

ロボロ

あとエミさん&
くられ先生の合作
手榴弾6個………

ロボロ

って感じでええんか?

レイ

あ、それと、
隠し武器に髪留めと
ブーツです。

ロボロ

ああ、それか………
確か髪留めに毒針が、
ブーツにナイフが
仕込んであるんやっけか。

ロボロ

珍しいモンやなぁ。

レイ

はい、
私はお会いしたことが
ありませんが………

レイ

なんでも、
とある幹部の方が
特注してくださった
ようで。

ロボロ

……あぁ、

レイ

確かお名前は……

レイが言葉を紡ぐより前に、 廊下に設置されたスピーカーから エーミールの声が流れてきた。

エーミール

『……b国の
 行軍の足が
 速まりました』

エーミール

『皆さん、配置に
 ついてください』

いたく冷静な参謀の声は、レイたちの 顔つきを変わらせた。

レイ

………

ロボロ

………行こか

レイ

はい、

レイは愛用のナイフを手に取る。

そのナイフには、 赤黒い錆のようなものが付いていた。

エーミール

『こちら、
 エーミールです』

エーミール

『皆さん配置に
 つけましたか?』

エーミールの声がインカムから 流れ出し、幹部達が一斉にインカムを 耳に押し付ける。

コネシマ

『近距離部隊、
 配置についたで!』

ショッピ

『…遠距離部隊
 配置につきました』

チーノ

『えーっ、と、
 俺の射撃部隊は…』

ショッピ

『いつも通りチーノは
 トントンさんたちと
 作戦練るんで、俺が
 引き受けます。』

チーノ

『ありがとう!
 いやぁほんま
 助かるわ………』

シャオロン

『諜報部隊改め
 近距離第II部隊!
 配置ついたで‼︎』

『はーい、こっちも
 準備できたで〜
 いつでもカタれる』

トントン

『大先生んとこ
 重装部隊とは
 名ばかりの
 ガチガチ通信系
 なんだよなぁ』

『え、なんか………
 敵から情報
守ってるし……
 重装部隊かなって…』

シャオロン

『なんか自信
 無くしてくん
 やめろや』

ロボロ

『え〜同じく
 守備部隊とは名ばかり
 ロボロです配置
 つきました』

ゾム

『なぁエミさん俺って
 配置どこやっけ?』

ロボロ

『え、スルーなん?
 酷ない?』

エーミール

『えーと、確か今回の
 暗殺部隊の配置は……
 ああ、コネシマさん達
 前線組と同じですね』

ゾム

『おーそっか!
 ありがとな、
 全然ちゃうとこおったわ
 俺』

エーミール

『いえいえ、隊の子も
 待ってると思いますし、
 早く行ってあげて
 ください』

ゾム

『了解!………
 あ、シッマ見つけた』

コネシマ

『早すぎるやろ
 お前………』

しんぺい神

『はーい、救護班
 配置ついたよー』

エーミール

『あ、了解です』

しんぺい神

『心の傷も多分
 治せる気がするから
 傷ついたならロボロ
 来てもいいよ〜♡』

ロボロ

『あっ、大丈夫デス
 気にしてない』

爆音に、ツッコミに、ホモネタに。

今からまさに戦争をするというのに、 なんだこの雰囲気は。

さっきのエーミールの放送で 変わった目つきはなんだったのか。

なんというか、ふわふわしていると いうか………。

レイ

……独立部隊、
配置につきました。

エーミール

『はい、分かりました。
 全部隊つけたみたい
 ですね』

エーミール

『では…………』

ズッ、と重い音がして、マイクが横に ずらされたことを伝える。

そのマイクを軽くノイズが入るほど 引っ掴んだのは無論……

グルッペン

『ん”ん“っ……あー…
 聞こえるかお前ら』

すると、先程までの茶番めいた空気が 一気に変わった。

インカム越しでも伝わる場の雰囲気の 変化に、レイは呑まれそうになる。

グルッペン

『実は今報告が
 入ってきたのだが…
 b軍は着実に此方に
 向かっているそうだ』

グルッペン

『よくもまぁおめおめと
 来てくれたな?と
 言いたいところだが…
 ………』

グルッペン

『折角遠路はるばる
 来てくれたんだ、
 歓迎しようじゃないか』

グルッペン

『俺たちの………
 最高の暴力をもってな‼︎』

幹部一同

『………っハイル・
 グルッペン‼︎』

幹部達の声が辺りに響く。

もっとも、これは幹部限定の 放送だったので、周りの一般兵たちは 驚いた顔をしていたが。

ただ、自分の上官が声を上げ、 それで奮い立たない部下などいない。

インカムから聞こえてくるむさ苦しい 男どもの声に現場のテンションを 察したエーミールは小学生に 言い聞かせるような声で幹部達に 言う。

エーミール

『皆さん、盛り上がって
 頂くのは大変
 結構ですが、あまり
 暴走しないで
 くださいね?』

手がつけられなくなるので、と エーミール。

さすが元教授。ただ、今の相手は 大学生ではなく兵士達なのだが。

エーミール

『特に、大型の
 爆発物なんかを
 使う時は必ず私達の
 許可を………』

すると言いかけたエーミールの声を 掻き消す、大規模な爆音が轟いた。

見ると、爆発した場所にb軍の 兵士らしき男たちが 黒焦げになっている。

レイ

(…これ、一部隊は
 潰れたな)

少し遠目だったレイから見ても そう確信するくらい、ちょっと……… いや、かなりえげつない威力だった。

トントン

……なぁ、あの爆発、
報告受けてるやつ?

目をきらきらさせるグルッペンの横に 立ち、一緒に窓から見える赤く光った 外の様子を眺めていたトントンが、 目線を外さないまま問う。

チーノ

えっ、と………
報告…受けてない……
ですね………

言いにくそうに伝えるチーノ。

影が差しているトントンの顔に💢が 浮かび、今度はエーミールがマイクを 引っ掴む。

エーミール

なんで‼︎言い終わる前に‼︎
破るんですかっ⁉︎

怒り声が残り幹部の耳をつんざき、 これはまずいと判断した者達は 自分の戦闘オペレーターへと インカムのチャンネルを変える。

しかし、唯一エーミールに 戦闘オペレーションを担当して もらっているゾムは、そのまま一人 お説教を聞き続ける事に なってしまったのだが。

これから戦闘に入るため、通信を切る こともできず、ゾムは逃げた幹部達に 今度食害をすると心に決めた。

裏でゾムが食害計画を立てている事も 露知らず、お説教を回避した幹部達は 各自鬱かロボロに通信を繋げる。

コネシマ

『おーい!これ
 繋がっとる⁉︎』

あーうん、
聞こえてるから
もうちょっとボリューム
下げて………

シャオロン

『大先生
 聞こえとるー?』

あっうん!
聞こえてるよ♪

シャオロン

『即座の反応……
 きもいな!』

え、さらっと
酷いこと言うの
やめて?

コネシマ

『アーッハッハッハッハッハッww』

シャオロン

『ちょ、シッマ
 笑うんやめて、
 耳死ぬ』

ていうかさっきの
"きもいな!"
シッマの"ちゃうな"
とめっちゃ重なるん
やけど僕だけ?

コネシマ

『いや、それは
 そうやで。俺も
 聞いてて思ったもん、
 ウン。』

やんなぁ!

ショッピ

『ロボロさん、
 聞こえますか?』

レイ

『あ、これで
 大丈夫でしょうか』

ロボロ

『おーOK OK!
 ちゃんと
 聞こえとるよ!』

こっちでは、敬語勢が 2人揃っているため会話が少し 堅苦しい。

ロボロ

『…………さて』

ロボロ

『2人共、
 準備できてるか?』

レイ

………はい

ショッピ

『言われなくても』

シャオちゃん、シッマ、
分かっとる〜?

茶番が続く会話の中で、 鬱の間延びした声が聞こえた。

すると、すっ………と2人の声から 熱が落ちていくのが分かる。

コネシマ

『………おん』

シャオロン

『…当たり前やろ』

そう言う2人の声は、酷く冷静。

光を半減させた瞳で、爆煙の 残っている場所を刺した。

その後ろでは、彼の部下達が その方向に武器を構えている。

コネシマ

あの爆発、誰がやったか
知らんけど、これで
敵の位置が割れたな。

シャオロン

案外近くにおった
みたいやなぁ。

『2人共いける?』

狂犬組

「「当たり前やろ⁉︎」」

ゾム

え、なぁなぁ
エミさん、これもう
殺っていいん?

エーミール

『あ、はい。
 大丈夫です、ゾムさん』

エーミール

『存分に、暴れて下さい』

ロボロ

『もう始まるけど、
 いけてるか?』

ショッピ

OKです。
ロボロさんくらいに
小さい敵じゃなければ
見逃す気がしません。

ロボロ

『うん、後半
 余計な?』

トントン

こいつらはホンマに
もう………!

チーノ

それおかんの
言い方ですよ。

トントン

なんや?
どつかれたいんか?

チーノ

スイマセン。

ロボロ

『レイも
 いけるよな?』

レイ

………はい、
大丈夫です。

うっすらと、口元に笑みを浮かべた レイは、インカムへと連絡を告げる。

グルッペン

…………よし。

グルッペン

"全軍、構え"。

彼の者が一言呼びかけると、ある者は ロッソネロのシャツを揺らし、 ある者はヘルメットを被り直す。

またある者は瓶底メガネを指で 押し上げ、ある者は戦場に 似つかわしくないシャベルを構える。

またある者は、吸い切った煙草を 灰皿に押し付け、ある者は粛清剣と 呼ばれる愛剣を手に取る。

ある者は、雑面からピンクの目を 覗かせ、またある者は爆弾を片手に 子供のように笑った。

またある者は緑色のネクタイを 締め直し、ある者は薬品を取り出す。

そして、またある者は、 赤黒いナイフを握った。

そして、個性溢れる彼らを纏める 総統は………

目を爛々と光らせ、愉悦と怒りに 滲んだ笑顔を浮かべた。

れい

はい!今回は
ここまでです!

れい

えー、次回は
戦争?編になりますかね!

れい

戦闘シーン苦手なんだよぉ……

れい

あ、あと!次回多分
話が進展します!

れい

自信満々で言いたいところですが
あんま言い過ぎると後々にね!
………こう……影響が☆

れい

でもおそらく大丈夫かな?
とは思うのですが………

れい

まあとりあえず!
次回もよろしくお願いします!

れい

では、また!

この作品はいかがでしたか?

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ユーザー

こんにちはこんばんは。れいです。突然ですが、色々ありまして携帯データのバックアップに失敗し、急遽アカウントを移動させて頂くこととなりました。これからは、此方のアカウントから投稿させて頂きます。ご迷惑をお掛けして、申し訳ありません。

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