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告白… いいなぁ
シオンちゃんの性格好き!
別の日の昼に。
A
シオン
1人のクラスメイトが私の事を呼んだ。
『私を呼ぶことなんて中々ないのに…』
A
シオン
『遅れるってゆあん君に言っておかないと…』
シオン
ゆあん
彼女の声はいつも少し小さい。
少しの声でも聞き取れるように、聞こえたらすぐ反応していた。
シオン
シオン
ゆあん
ゆあん
シオン
シオン
ニコッと笑うと彼女はまた教室に戻って行った。
見えなくなる前に少し目が合えば、また笑って手を振ってくれた。
シオン
シオン
授業が終わって直ぐに屋上へ向かった。
みんながグラウンドで部活しているのを静かに眺めていれば、ドアが開く音がする。
A
シオン
A
A
シオン
A
急にそんなに関わったことない人にそんなこと言われれば困惑するのも当たり前だ。
直ぐに答えが見当たらなかった私は
シオン
そう言って、屋上から逃げるように飛び出した。
Aは着いてくることはなかった。
いつもは彼女が俺をひとりで待っている場所。
そこに、彼女のカバンと俺が彼女の事を待つ。
今、何してるんだろうか、彼女のはいつもこんな景色を見てるんだなと、グラウンドを眺めた。
ゆあん
『待つってこんな感じなんだ…』
不意に自分より少し小さな暖かい感触が背中に触れた。
振り向くとそれは、少し泣いている彼女だった。
シオン
シオン
涙目に取り乱した様子の彼女。俺もどうしたらいいか分からなかった。
主
ゆあん
主
主
ゆあん
主
シオン
主
シオン
主
主
主
主
ゆあん