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母親
母親
shk
こうゆう日のお母さんは苦手だ。
気味の悪い笑顔を浮かべて、自分の思いどうりに行かなかったら、殴ってくるから。
俺を、体(てい)のいい道具としか思っていないから。
母親
母親
母親
痛い。 きっと他の人ならそう思うだろう。
母親
shk
母親
母さんのは、力が弱くても、ものを使って見えないところに殴ってくるから。
急所は守られたとしても、とても痛い……はず。
shk
全て俺が悪いのだから、痛いなんて思う暇などない。
耐えればいい。耐えれば。
このカバンの中にあるのは、俺が毎回迷惑をかけている人へのものだ。
絶対に渡せない。
母親
母親
母親
母親
母親
shk
母親
母親
母親
母親
shk
サッと立ち上がり、カバンを持って自室へ向かう。
ヘッドホン越しになにか聞こえたような気がしたけれど、気のせいだろう。
今日も、耐えられた。
息を飲む音がする。
kn
小声で彼に語りかけるが、動く、というか頭が動いてなさそうなので、手を引き、Nakamuの部屋に連れていく。
部屋の方向に小さな影があるが、気にしないでおこう。
kn
kn
nk
nk
あぁ、彼は知ってしまったのだろう。
nk
nk
nk
nk
nk
nk
nk
彼の気が動転しているのだろう。
普段しっかりした日本語を話す彼が、ごちゃごちゃと話しているのだから。
今までの人生の、母親への価値観が一変してしまったのだから。
nk
nk
きっと彼は納得したくて、理解したくなくて、今の言葉を紡いでいるのだろう。
それじゃあ俺がすべきことは、
kn
Nakamuに「普通」や、「事実」を言うことだ。
kr
nk
kn
shk
母親
昨日から兄さんの様子が変だ。
母親
nk
難しいことは分からないけど、おかしいことだけはわかる。
母親
全員
kr
兄さんたちはいつもそうだ。
俺のことをどう思っているのか分からないが、自分でどうにかしようとする。
俺を頼ってくれない。
shk
だから、俺も俺なりに何か自由に動かせてもらおう。
kr
shk
今日はどうしよう。このお金を使って何を買おう。あの人達は何が欲しいのだろう。
kr
今日はきりやんが誘ってくれたし、プレゼントを買うお金もあるし、いい日になりそうだ。
きりやんの表情が暗いことを除いて。
俺何かしたか?
shk
分からないけど、こいつも、小学生だけど思春期なのかもしれない。
俺に深堀りされたくないだろ。
kr
その時、悪い予感がよぎったのかもしれないし、
きっとどこかでそんなこと言われないと思いたかったのかもしれない。
こいつは、日の当たる部分にいる、向日葵だと感じていたから余計。
そんなことは関係なしに紡がれてしまう言葉。
kr
kr
そんなことを言わせてしまうなんて、悟らせてしまうなんて、時間の問題なのだろうけど、
kr
兄失格なんだろうな。
shk
shk
kr
走った。
あいつがどんな顔をしてたのかも、どんな表情をすればいいのかも、分からなかったから。
あんな綺麗な人に汚れた血が流れているなんて事実、認めたくないから。