マイ
朱音
黄色
蒼空
蒼空が指さした先を見るとそこには
たった今立っているこの場所に並べられた死体の写真が飾られていた…
死体はどれも無惨な姿をしていた。 中には顔が分からないほど歪んでいるものもあった。
黄色
マイ
ソラ
育緑
育緑が足元を指さした。 写真で言うとちょうど死体が置かれている場所だ。
ソラ
育緑
蒼空
マイ
ソラ
育緑
ここには来ていませんよ。
マイ
マイ
蒼空
朱音
マイ
説得されたマイが渋々頷く。
黄色
マイ
マイはまた黄色の手を握った。 その手は微かに震えていた
黄色
マイ
とりあえず、先程居た2階へ戻ってみることになった。
マイ
ソラ
黄色
真白さんなら大丈夫です。
先程、悲鳴を聞いた時いた場所まで戻ってくると、朱音が足を止める。
朱音
朱音
目を閉じて音を聞いていた朱音の先導に従って進んでいくと、扉の前で再び足を止めた。
朱音
マイ
マイが扉の中へ飛び込む。 すると、中には両手足を縛られ口をガムテープで塞がれた真白が拘束を解こうともがいていた。
マイ
真白
マイが拘束を解く。
真白
くそ…なんなんだよ…。
マイ
真白
黄色
ソラ
朱音
黄色
マイ
真白
マイ
痛くない?
真白
なら、お前らだけで行かせるわけに行かねー。
黄色
朱音
バキューン
突然銃声が鳴り響いた。
朱音
その音に朱音が酷く混乱し1人で音のする方へ走っていく
真白
あいつ一人じゃ危険すぎる。俺たちも行くぞ
マイ
真白
マイ
きっと怖いのだろう。 マイの声は震えていた。 真白の手を握ったまま俯いている。
ソラさんも気長に振舞ってはいるものの手が震えている。 それは黄色も同じだった。
黄色
ソラ
そう言って黄色の手を握る 震えるソラの手の温もりに 黄色は僅かに安堵した。
大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫 ただそう自分に言い聞かせた。
続く。







