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榛稀

GO

裕斗

んじゃ終わろうか

妖音

はい、そうですね

涼夜

そうだな

彼は久明涼夜(ひさあけりょうや)。桜学園の8年という最高学年であり、男テニの先代副部長だ。 そして、さっきのふたりは、千波那妖音(せんばな あやね)と下城裕斗(しもじょうゆうと)。下城は俺と同じ8年で、男テニ時期部長だ。

氷郎

まぁ時間だしな

そういう彼は伊波氷郎(いなみ ひろう)。彼も涼夜達と同じで8年の時期最高学年だ

氷郎

帰るか

妖音

あ、忘れ物してしまいました。すいません。先輩方着いてきてくれませんか?

涼夜

まぁいいけど

4人は他愛もない雑談をしながら妖音のクラスに向かう

その時

ティーン

妖音

危ないですね!

???

それがそんな物騒な物を持っておきながらいう言葉ですか?

妖音

あなたの名前はなんという!

遥輝

……僕は木更津遥輝と言いますよ

妖音

ふーん

氷郎

千波那ー大丈夫かー!?

遥輝

………

妖音

大丈夫ですよ。彼は恐らく不審者の類でしょう

妖音

私が、今、被害を出す前に刈り取る!

遥輝

あっそう

裕斗

頑張れよー!千波那

妖音

分かりました!下城先輩

廊下内に刀同士がぶつかり合う音が鳴り響く

それは数分間にもなり続いた

そして、決着は

妖音

…俺の勝ちだ

妖音が遥輝の刀を弾き、遥輝の首元に刀を突き立てていた

涼夜

千波那が勝ったぞ

そして、妖音が遥輝の首を切り落とした

妖音

……申し訳ございません。この学園の安全の為に死んでもらいました……少し心が痛いですが。

涼夜

まぁ…仕方ないな

皆が死した遥輝の死体を一瞥し、帰ろうとした

しかし、

妖音

………え?

突然の後ろからの轟音が放たれる。 それに4人は驚く。 後ろには、もう誰も居ないはずなのに………死した遥輝の死体しかないはずなのに

………否、死しているはずの遥輝の死体…が正しい言葉である

涼夜

…………な………何故だ?

遥輝

…………

妖音

何故……立っていられる!?

遥輝

…………ない

妖音

………何?

遥輝

僕はまだ死ぬ訳にはいかない!

妖音

くっ!死に損ないの不審者が!

遥輝

目覚めたはいいけど、どうすれば?

グラス・オブ・コンチータ

貴殿はどうしたい?

遥輝

え?

ヴェノム・ソード

我らはお主に問いているのだ。木更津よ

マーロン・スプーン

力が欲しいか?それとも要らぬのか?大切な物を失ってもいいのか?

ルシフェニアの4枚鏡

今のままだと確実に失うことになるぞ

クロック・ワーカーズ・ドール

貴方次第よ。私達が協力するかどうかは

カヨの鋏

私達は貴方の答えを待っているの

グリム・ジ・エンド

我ら大罪の器はお主次第なのだ

遥輝

……どちら様で?

グラス・オブ・コンチータ

ふふ、私は悪食の器。グラス・オブ・コンチータだ

ヴェノム・ソード

僕は色欲の器である。ヴェノム・ソードである

マーロン・スプーン

俺は強欲の器。マーロン・スプーンだ

ルシフェニアの4枚鏡

私は傲慢の器。ルシフェニアの4枚鏡よ。

クロック・ワーカーズ・ドール

私は怠惰の器。クロック・ワーカーズ・ドールよ

カヨの鋏

私は嫉妬の器である。カヨの鋏よ。

グリム・ジ・エンド

そして、私が憤怒の器のグリム・ジ・エンドよ

遥輝

………無機物と話しにくいんですが……

グラス・オブ・コンチータ

あらそう?なら

バニカ・コンチータ

これでどうかしら?

サテリアジス・ヴェノマニア

ふむ、これなら話しやすい

リリアンヌ=ルシフェン=ドードゥリス

そうね。

マルガリータ=ブランケンハイム

そうね。この方が話しやすいわ

首藤禍世

ふふ、少し驚くかしら?

ガレリアン=マーロン

そうだな。俺もこの方が話しやすい

ネメシス=スドウ

そうね。んで、これで大丈夫かしら?

遥輝

はい……ありがとうございます

マルガリータ=ブランケンハイム

まず、貴方は能力を2つ持っているわ

バニカ・コンチータ

そうね。❴大罪と器を扱い操る能力❵と❴絆を紡ぐ能力❵ね

サテリアジス・ヴェノマニア

大罪と器を扱い操る能力は我らの力を扱えるのだ。

リリアンヌ=ルシフェン=ドードゥリス

絆の能力は一方的だろうとも、双方だとしても、相手の個人情報や、能力について等全てを知れる

遥輝

なるほど…

妖音

一体どんな手品を使ったのか。確実に首を切り落としたはずですが

遥輝

さて、一体どんな手品でしょうね?

遥輝

(力………借りますよ。……バニカ)

バニカ・コンチータ

(わかったわ)

また轟音が響く。そして、遥輝の居た所には

バニカ・コンチータ

初めまして……かしらね?

妖音

お前は誰だ!?

バニカ・コンチータ

そうねぇ。私は悪食の悪魔のバニカ・コンチータと申します

妖音

悪魔………やはり侵入者か!

バニカ・コンチータ

あら?侵入者は貴方でなくて?

妖音

…何を言っている?

涼夜

千波那は俺達の後輩だ

バニカ・コンチータ

ふふ、面白いご冗談を

バニカ・コンチータ

まぁ、記憶操作でもされているのでしょうからね。仕方がありませんわ

裕斗

何を言っているんだ!

バニカ・コンチータ

さて、どんな手品……でしたか?

バニカ・コンチータ

手品何てものではございません。私達は彼の能力(ちから)で居るだけですし、彼の能力で生きているだけよ

妖音はそう聞くとナイフや銃弾を放つ…………が

妖音

な!?なんということですか!?

全てバニカに食されたのだ

バニカ・コンチータ

私の特異性格(スタイル)は『暴食(グラトニー)』……『胃袋に全てを溶かす強酸を作る能力』よ。この力のおかげで私はどんなものでも食べれるの

妖音

んな!?

バニカ・コンチータ

ま、私はそんなとこね。んじゃ、後任せたわ

そう言うと、バニカは消え、代わりにそこには遥輝が居た。妖音は遥輝なら勝てると慢心していた……

………そう、遥輝に特異性格(スタイル)があることを忘れて……

遥輝

……『薔薇(ローズ)』

そういうと、妖音が倒れた

妖音

な………なにを

遥輝

簡単、特異性格を使ったの

妖音

お前に………特異性格だと……?

遥輝の特異性格『永遠の友人(forever friend)』は『絆を紡ぐ能力』。遥輝はその力により、様々な特異性格所持者の特異性格を扱う事が出来る。それに、『悪の大罪(sin of evil)』で『暴食』等の他6つの特異性格、そしてイレギュラーなもうひとつの特異性格がある。遥輝に勝つ事はとても困難であろう。それでも彼は慢心はしなかった。むしろ、自虐をして、己を高めていた。

遥輝

(僕のイレギュラーなもうひとつの特異性格……『愛欲(lust)』……人を愛することで己を強化する能力……)

そう、木更津遥輝は…………イレギュラーな存在である。元々歴史に彼が居ない訳では無い。特異性格を3つ所持していることがイレギュラーなのだ。

妖音

貴方に特異性格があろうと関係ない!私はこの学園を守る為に貴方を打ち倒さなければならない!

妖音

それに、長年自分の特異性格を扱ってきた俺と、今初めて特異性格が開花したばっかりの赤子のようなお前、勝敗は明らかだろう?早く帰った方が長生きできるぞ?

そう妖音は優しく言う。妖音は己の勝ちを信じて疑わなかった。そして無意味な犠牲を出したくなかった。故に遥輝を逃がすという選択を取った……しかし………

遥輝

なんで今更自分の生命に固執しなければならないんですか?

妖音

…………は?

妖音は呆気に取られてしまった。 否、遥輝以外全員が遥輝の答えに呆気に取られてしまったのだ。 確かに遥輝は言ったのだ。 「今更自分の生命に固執しなければならないのか?」と

遥輝

もとより自殺は考えています故、今更命が惜しいからと逃げる意味はございませんね

遥輝は自分に価値を見いだしていなかったのだ。遥輝は自分に自信もなかった為、自殺すら、考えていた

妖音

……逃げぬと言うなら致し方なし!

そう言って妖音は再び遥輝の首を切り落とそうと遥輝に向かって駆け出す。……しかし

妖音

なっ!?これはっ!?

妖音の行く手に大量の水塊(すいこん)が現れたのだ

妖音

久明先輩!あちら側につくんですか!?

思わず妖音は涼夜に声を荒らげてしまった

……だがしかし、涼夜は驚いた顔をしていた。

妖音の形相に驚いたのではない。 …なら何故? ………答えは単純明快、自分が使ったはずのない特異性格…『水分(moisture)』が使われていたからだ

誰が使ったのか?それも単純明快。 『永遠の友人(forever friend)』を使った遥輝だ。

妖音は、直ぐに理解するが、もはや妖音では、遥輝には勝てない。それでも妖音は自分が勝てると思っていた。遥輝の『愛欲(lust)』で何人を遥輝が愛しているだろう。 恋愛的な意味出なくても愛しているならそれは遥輝の力となる。

そして同時に遥輝は別の特異性格を発動していた。

遥輝

(禍世さん…お力貸して頂きありがとうございます。)

それは、『悪の大罪(sin of evil)』の内の1つ。 『嫉妬(エンヴィー)』の『人に嫉妬する事で己を強化する能力』を使っていた。

その妬みの対象は、力が欲しいが何もする気が無さげな自分と、大好きな先輩達の記憶をいじり、そこにあたかも元から自分が居たように記憶を作り替えた妖音に激しい妬みを作っていた。

そして

遥輝

(ぐさり)

妖音

がぁ!?

涼夜

千波那!?

気付いた時には遥輝が妖音にナイフを突き刺していたのだ

裕斗

見えなかったぞ……あいつの動き

見えないのも無理は無い。 遥輝は【愛欲】によってこの学園に通う生徒、先生を愛して、【嫉妬】によって自分と、妖音を激しく妬んでいた。 そのために、遥輝の身体能力は既に人の域を超えていたのだ

妖音の特異性格の【世界(𝓦𝓸𝓻𝓵𝓭)】は記憶をあやつる事が出来る特異性格だ。それに、もとより妖音が剣術を長く嗜んできて居た為に、誰にも負けた事がなかった。

しかし、人一倍仲間(大切な人)に対する思いと自責の念と自虐心があり、もっと大切な人(先輩達)を守る為の手数を増やしていた、【イレギュラー】には勝てる訳がなかった。

妖音

くっぞぉぉ!こんなところで!侵入者に負ける訳にはいかねぇんだ!

妖音は最後の抵抗で涼夜達3人に助けを求めようとした。

しかし

遥輝

………

遥輝が妖音と一方的に絆を結び、妖音の特異性格である【世界】を扱えるようにして、記憶を元に戻した。

そうして、妖音による騒動は幕を閉じた

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