TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

レイ

....はぁ

雷蔵

なーに?ため息なんてついちゃって。

ジャイボ

きゃは、らしくないね?

ジャイボ

お母さんに話してご覧よー

雷蔵

お姉ちゃんにも話して頂戴??

レイ

いや...別になんでもないよ

雷蔵

レイ~?あなたの何でもないは、何かある証拠よ。

レイ

本当になんでもないよ....

レイ

ただ、雨続きで嫌になってるだけ

ジャイボ

きゃは、そういえば最近雨続きだね~

雷蔵

いやーん。お陰で髪がまとまらないわ~ん

レイ

刺繍が進まないし....

雷蔵

上手くできてるわよ。

ジャイボ

僕は飽きちゃった☆

雷蔵

ジャイボ、あんたはもう少し続けようっていう努力しなさいよー。

レイ

でも半分できてるよ...

レイ

(形と色的にゼラの黒い星かな...)

レイ

....あれ、そういえば。タミヤ達きてないね。

雷蔵

そう言えばそうね?

ジャイボ

いつも少し早めにきてるのにね?

レイ

...もしかして、この雨だから帰れてない、とか?

雷蔵

まさか、ね。

レイ

.....誰か迎えに行く?

ジャイボ

僕はこの後、ゼラとイチャイチャしにいくからむり~!て言うかパス~

雷蔵

私、雨に濡れたらメイク崩れちゃうのよね.....

雷蔵

ていう事で、レイ。貴女が行ってきて♪

レイ

え....

レイ

......

ちょっと納得が行かないけど、仕方ないので基地内にあった傘を何本か持って学校に向かっていた。

ヤコブ

あれ!レイちゃんじゃね!?

レイ

え....こぶ平、と成敏....

ニコ

な、なんでこんな所に

レイ

タミヤ達、傘持ってないと思って....基地にある傘をかき集めてきたんだけど....

ヤコブ

まじ!?レイちゃん、傘を恵んでくだせ~!

レイ

いいよ。急に強くなってきたからね....

ニコ

俺にもくれ

ヤコブ

え?一本あればよくね?

ニコ

相合傘は絶っっっ対に嫌だ!!

ヤコブ

んだよそれ~!!

レイ

はい...

ニコ

野郎と相合傘なんて地獄絵図、同じ学校のやつらにみられたくない。

ヤコブ

あ、確かに....

レイ

じゃあ、私...行くから、また後でね。

ヤコブ

わかったー!また後で!

ニコ

.....また後で。

レイ

うん

レイ

(学校の前についた、けど.....)

レイ

ん?あの背が高い人....

レイ

....田宮?

タミヤ

ん?レイ!?

タミヤ

なんで、ここにいんだよ!?

レイ

傘を持ってきたんだけど...いる?

タミヤ

いるいる!全然いる!!

タミヤ

助かった~...今、カネダとダフが補修でさ。終わるまで止むかなって思って待ってたんだよ。

レイ

二人は傘持ってる?

タミヤ

折り畳み傘持ち歩いてたぜ

タミヤ

ちょっと、二人に先に帰るって伝えてくるから、待っててくれ。

レイ

え....二人を待たないの?

タミヤ

ゼラ...常川は今日委員会でどっちにしろ遅いし、何も言われねーだろ。

レイ

あれ...ぜ..、常川は基地にいるって...

タミヤ

? 何言ってんだ?まだ学校にいるぜ?

レイ

(....ジャイボに騙された)

タミヤ

兎に角、ここで待っててくれな。

レイ

うん.....

タミヤは走って校舎の中に戻って行った。

しばらくして、タミヤが走って戻ってきた。

タミヤ

お待たせ、行こうぜ。

レイ

うん....

レイは傘をタミヤに渡すが、その傘は穴だらけだった。

タミヤ

うわ

レイ

うわ

タミヤ

これ、使い物にならねーだろ。

レイ

ぼろぼろ....私の傘使う??

タミヤ

おー。じゃあ、俺が持つよ。

タミヤ

レイの身長じゃきついだろうし。

レイ

じゃあ、お願いしようかな....

タミヤ

ん、任せろ。

相合傘をして、二人で基地に向かうタミヤとレイ。

そういえば、ニコの時もこんな雨で相合傘をしていたことを思い出した。

レイ

.......

タミヤ

.....ニコから、その...聞いた

レイ

レイの肩がびくんと跳ねた。一瞬らタミヤに心を読まれたのかと思った。

しかし、聞いた?何をどこまで聞いたのだろうか。

レイ

どこまで...

タミヤ

全部

レイ

....そう。

タミヤの口振りからして恐らく、カネダも聞いたのだろう。

人を愛するという事が私には難しくそして、いかにも残酷な事なのだろうか。

レイ

それで...タミヤは納得したn

タミヤ

(スッ)

レイ

!....何、

突然視界がタミヤの眼とぱっちり合う。そして、すぐに離れた。

口に感触が余韻が残っている。

レイ

😶

タミヤ

だから、なんだ

タミヤ

聞いたからって俺がお前を嫌ったりするわけない。

タミヤ

むしろ、縛り付けて悪いとさえ思ってる....

レイ

.......

レイ

........平気だよ、私は。

タミヤ

それ、俺とカネダ、ニコの眼見て言えるか?

レイ

.....多分。

レイ

.......ごめんわかんない。まだ私の中で答えは出てないの。

タミヤ

だろうな....。いいよ、それで。

タミヤ

レイが望むなら。

レイ

ごめん、わがままで...

タミヤ

いいよ。

タミヤ

神様が許さなくても、俺が許す

タミヤはレイの手を引いて二人は一緒に基地に戻ったのだった。

しかし、雨はまだ、続いている。

短編集!皆DEもっと光クラブ★

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

201

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚