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毛利小五郎
もしもし、俺だ
妃英理
あら、いきなり何の用かしら
毛利小五郎
蘭と探偵坊主の事だよ
妃英理
蘭と新一君の？
毛利小五郎
あぁ、そうだ
毛利小五郎
俺達は蘭を家庭的で優しい子だと思っていた
毛利小五郎
だが、探偵坊主への依存体質に目をそむけた、探偵坊主への好意だと俺たちも探偵坊主自身も思い込んでいた
毛利小五郎
探偵坊主は厄介な事件に巻き込まれて姿をくらましている
毛利小五郎
俺や蘭に未遂で済んだが危険が及んだ事もあったそうだ
毛利小五郎
蘭はそれを理解してねぇ
毛利小五郎
探偵坊主は帰りたくても帰れねぇって言ってんだ
毛利小五郎
それを嘘だ、浮気だと思い込んでいる
毛利小五郎
そもそも探偵坊主はロンドンで告白したらしいが、蘭の奴どうやら告白の返事を半年も放置してるようなんだ
毛利小五郎
恋人でもねぇのに浮気だなんだと騒いでいる蘭は正直言って異常だ
毛利小五郎
俺達は親として蘭の教育に責任がある
毛利小五郎
仕事に逃げて工藤一家や鈴木財閥のお嬢ちゃん達に甘えすぎたんだ
毛利小五郎
探偵坊主がいなくなって、蘭はおかしくなって来たんだ
毛利小五郎
探偵坊主には日常だったらしいが、空手をお願いに使うようになったし
毛利小五郎
犯人確保の空手についても警部殿の口添えで何とかなってるが、正直いつ過剰防衛で訴えられてもおかしくねぇんだ
毛利小五郎
蘭は探偵坊主の事になると周りが見えなくなる
毛利小五郎
キッドを探偵坊主と思い込んで芹屋の向日葵の事件でコナンを危険に晒した
毛利小五郎
なんとかして探偵坊主への依存を親としてやめさせなきゃならねぇんだ、英理
妃英理
えぇ、親としてできる事をしないとね
妃英理
失恋も蘭にはいい経験になるんじゃないかしら
妃英理
幼なじみだから結婚するなんて夢見るお馬鹿な娘にはね
妃英理
あと新一君には迷惑かけたと伝えておいてくれる？
毛利小五郎
コナンにはいいのか？
妃英理
あら、コナン君が新一君でしょ？
妃英理
あなたが気づいて私が気づかないわけないでしょ？
妃英理
新一君の子供の頃にそっくりじゃない？
妃英理
コナン君の戸籍がなかったから
妃英理
有希子にこっそり聞いたわ
妃英理
『私まで若返ったみたいよー』なんて言ってたけど
妃英理
もちろん蘭には伝えてないけど
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