トユン
夢じゃ…ない
りん
…!?
トユン
あの…
もしかして僕のこと知ってますか…?
もしかして僕のこと知ってますか…?
りん
え…
知ってるも何にも大大ファンだし!??
なんなら家族構成とか好きな食べ物とかなんでも知ってますよ…??
りん
あ、はい。知ってます。
流石に引かれるのは嫌で、色々考えていたら平凡な回答になってしまった。
トユン
嬉しいな…
ここにも僕を知ってる人がいるなんて…
ここにも僕を知ってる人がいるなんて…
りん
えっ…?
トユン
あ、ごめんね…
さっきトユンって呼ばれた気がして…
さっきトユンって呼ばれた気がして…
りん
あ…
え、全部聞かれてた? やばい。めちゃくちゃ恥ずかしい…
トユン
だから話しかけたんだけど…
りん
よ、呼んでないです…!
やばい。焦って嘘をついてしまった。
トユン
え、本当…?
はっきり聞こえたんだけど…
はっきり聞こえたんだけど…
りん
きっと聞き間違えですよ…笑笑
トユン
そっか…
なんかごめんね…
なんかごめんね…
え、やばい。トユンに謝らせるとか私なにやってんの。
あー。私のバカバカ
しばらく沈黙が続いた
りん
(気まづい…)
りん
(それにしても、やっぱイケメンだな)
トユン
えっと…
なんか顔についてますか…?
なんか顔についてますか…?
りん
いえ!
イケメンだなって見てただけです…!
イケメンだなって見てただけです…!
え、やばい。なに言ってんだ私
トユン
え、笑笑笑
りん
あ、ごめんなさい…
いきなり…
いきなり…
トユン
全然!!笑
嬉しい…ありがとう笑
嬉しい…ありがとう笑
りん
笑笑笑
やばい。トユンが笑ってる。
しかも私の目の前で…
はぁ。やばい。めっちゃ可愛い。 トユンの笑顔は本当に世界1だ…
プルル…
トユン
あ、電話だ。ごめん。
りん
あ、どうぞ。大丈夫です!
トユン
ごめん、そろそろ行かないと…
りん
え、、
あ、お、お気をつけて!!
あ、お、お気をつけて!!
やばい。悲しくて声が震える…
トユン
また会えたらいいね…!
んじゃあ!!
んじゃあ!!
パタパタ…
りん
い、行っちゃた…
りん
え、まって。
また会えたらいいねって何!?
また会えたらいいねって何!?
りん
今なにが起きてるの…本当に夢みたい…







