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【LINE191】私のことを格下と思いこみ、ブランド物でマウントを取ってくる女

第1話 - 【LINE191】私のことを格下と思いこみ、ブランド物でマウントを取ってくる女

2022年12月03日

#スカッと

#スカッとする話

#マウント

LINEドラマ

ヨシコ

ねぇ、リツ～(笑)

ヨシコ

アンタ、今日のあの服どういうつもり？(笑)

リツ

え……

リツ

どういうつもりって？

リツ

普段着だけど、どういうこと？

ヨシコ

マジ？(笑)

ヨシコ

アンタさぁ、大学生にもなってブランド物の一つもないって(笑)

ヨシコ

服も化粧品もバッグも全部プチプラってさ(笑)

リツ

いや、私は地元から離れて生活費も稼がないといけないから、

リツ

そんなに服装にこだわることができないんだ。

リツ

でも、今の自分の服装シンプルで気に入ってるんだけど……

ヨシコ

出た笑

ヨシコ

貧乏自慢だ(笑)

リツ

いや、貧乏自慢なんてしてないけど……

ヨシコ

地元から出てきて、生活費を稼がなきゃいけないから

ヨシコ

服装に拘れないっていう言い訳でしょ？

リツ

言い訳ってつもりでは……。

ヨシコ

アンタ、そんなんじゃ大学生活で彼氏もできないよ？(笑)

ヨシコ

きっと、コウくんだってアンタのこと

ヨシコ

意識の低い女だって思ってるよ？(笑)

リツ

そう、かな……。

ヨシコ

ま、でもその方がアタシはありがたいけどねっ(笑)

ヨシコ

てか、リツってさ、サークルの飲み会の参加率

ヨシコ

悪くない？

リツ

あ、ごめん……

リツ

よくバイトと被ってて……。

リツ

サークルには行けても、飲み会までは参加が厳しくて……

ヨシコ

コミュニケーションを取るのも、大事なことだよ？

ヨシコ

それなのに、飲み会には参加しないって……

ヨシコ

リツがサークルにいる意味なくない？(笑)

リツ

ちょっと、そんないい方しなくてもいいじゃん……！

リツ

さすがに酷くない？

ヨシコ

えー、だって事実じゃない？

ヨシコ

アンタがいたら、コウくんもなんでか

ヨシコ

アンタのことを気にかけるしさぁ……

ヨシコ

まぁ、アンタみたいな一人寂しくしてるやつを

ヨシコ

心配して上げるっていう優しさからだろうけど笑

リツ

ひどい……

ヨシコ

てか、アンタ今日もバイトじゃないの？(笑)

リツ

そうだよ……！

ヨシコ

じゃあ、早く行かないと～(笑)

ヨシコ

クビになって行けなくなったら

ヨシコ

また仕事を探さないといけないもんね？(笑)

1週間後

ヨシコ

ねぇ、リツ

ヨシコ

週末に飲み会あるんだけど、アンタどうせ不参加でしょ？(笑)

リツ

たしかに、出席できないけど……

ヨシコ

やっぱりねぇ。

ヨシコ

ま、来るって言われても困るんだよねぇ。

ヨシコ

元々、アンタのことを頭数に入れずに

ヨシコ

もう予約しちゃったから(笑)

リツ

え……

リツ

それなら、私に聞かずに予約しちゃえばよかったんじゃない？

ヨシコ

そういうことしちゃうとさ、

ヨシコ

アタシが悪いことしてる奴みたいになるじゃん？(笑)

ヨシコ

ていうかさ、アンタまじでサークル辞めてくれない？

リツ

な、なんでそんなこと……

ヨシコ

みんなでコミュニケーション取れないんだよね。

ヨシコ

空気読めない人は入ってほしくないっていうか。

リツ

私、ヨシコ以外からそんなこと言われたことないんだけど……

ヨシコ

みんな優しいから言わないだけでしょ(笑)

ヨシコ

それを、自分は嫌われてないとか思わないでよね？

ヨシコ

アタシ、コウくんのことマジで狙ってるからさ。

ヨシコ

アンタがいると、コウくんがアンタの心配しなきゃだし

ヨシコ

いられると本気で迷惑なの。

リツ

そんな……。

ヨシコ

コウくんとアタシの大事な時間を奪わないでくれる？

リツ

ひどい……

ヨシコ

ひどいのはどっちよ？

ヨシコ

ウチらの大事な時間を奪っておいてさ

リツ

私……

リツ

確認するから。

ヨシコ

は？

ヨシコ

確認って？

リツ

コウに直接聞いてみるの。

ヨシコ

コウって、呼び捨てとか馴れ馴れしい……

ヨシコ

どうせアンタが嫌われるだけだから、

ヨシコ

好きにすればいいよ？(笑)

数分後

リツ

コウ、今大丈夫？

コウ

うん、大丈夫だけど……

コウ

どうした？

コウ

リツから連絡が来るなんて珍しいな。

リツ

あのね、私……

リツ

サークルにいたら迷惑、かな……？

コウ

は？

コウ

なんだよ、それ

リツ

ヨシコに言われて、さ……。

コウ

ヨシコちゃんから？

コウ

なんでそんなこと言われなきゃいけないわけ？

リツ

私が、飲み会に参加できないから

リツ

コミュニケーションを取れないからって……。

コウ

は？

コウ

いやいや……

コウ

リツ、サークル来るの辛い……？

リツ

へ……？

コウ

もし、リツがサークルにいるのが辛いならさ

コウ

俺もサークル抜けるよ

リツ

えっ！？

コウ

リツがいないのに、楽しいわけないじゃん。

リツ

……ありがとう。

リツ

コウからそう言ってもらえてすごく安心した。

リツ

そっか、よかった。

リツ

私がサークルにいても、不快じゃない？

コウ

不快なわけないよ。

コウ

むしろ、リツがいなかったらこのサークルに居続けようと思わない

リツ

そっか……

リツ

それを聞けただけでも嬉しいよ。

コウ

それはよかった。

コウ

ヨシコちゃんの言ってることがすべてじゃないから。

コウ

それに、さ……

リツ

ん？

コウ

前から気にはなってたんだけどさ……

コウ

あのこと、言っちゃダメなの？

リツ

へ！？

コウ

だってさ、別に変なことしてるわけじゃないし

コウ

俺的にはさ、みんなに言っても良いと思ってるんだよね

コウ

秘密にしてることで、多分だけど

コウ

俺に積極的にアピールしてくる子もいるし、さ……

リツ

そうなんだ……。

リツ

それならこの際、隠すのはやめよう……！

数日後

ヨシコ

ちょっと、リツさぁ……

ヨシコ

アンタ、いつまでサークルに来るつもりなの？

ヨシコ

相変わらずコウくんとは話してるし……

ヨシコ

どういうつもり！？

リツ

どういうつもりって……

リツ

ヨシコにそんなこと言われる筋合い無いと思うんだけど

ヨシコ

は？

ヨシコ

リツのくせに、すごい生意気なこと言うじゃん。

リツ

実はさ、ヨシコに黙ってたことがあるの。

ヨシコ

なによ？

リツ

私、コウと付き合ってるの。

ヨシコ

へ？

リツ

コウって、サークルですごく人気があるし

リツ

私なんかが……

リツ

っていう劣等感が強かったから、

リツ

コウには付き合っている事を黙っておいて欲しいって

リツ

お願いしていたんだけど、

リツ

彼から、もう隠すのはやめようって話になったの。

ヨシコ

なによ、それ……！

ヨシコ

アンタ、アタシがコウくんに気がある事知ってたよね！？

ヨシコ

それなのに、このタイミングで言ってくるって……

ヨシコ

どうせ、アタシの気持ちを知って笑ってたんでしょ！

リツ

そ、そんなことないよ……！

リツ

でも、コウはねヨシコみたいに

リツ

ブランド物で全身を固めてるような派手な子は好きじゃないよ

ヨシコ

へ？

リツ

あのね、これはヨシコを傷つけてしまうと思ってたから

リツ

ずっと黙ってたんだけど……

リツ

ヨシコが身に着けてるものってさ

リツ

大学生が身に着けるブランドにしては高価すぎるし、

リツ

ヨシコが怪しいことやってるんじゃないかって

リツ

実は、サークルのみんなで心配してたの

ヨシコ

なによ、それ……！

ヨシコ

アタシ、危ないことなんてやってないわよ！

ヨシコ

失礼しちゃうわ、人がいないところでそんな話するなんて！

ヨシコ

それに、アンタが金のない貧乏学生だから

ヨシコ

質素な格好もいいって

ヨシコ

コウくんが気を遣って言ってるに決まってるじゃない！

リツ

ヨシコ…

ヨシコ

貧乏で、地味なくせにアタシのことをバカにしないでよ！

ヨシコ

アンタにそんなこと言われても信じないし！

ヨシコ

それに、どうせアンタとコウ君が付き合ってるなんて

ヨシコ

アンタの妄想だろうから

ヨシコ

直接コウくんに確かめてくるから！

数分後

ヨシコ

コウくん、今大丈夫かなぁ？

コウ

ヨシコちゃん

コウ

何の用？

ヨシコ

あのね、リツが酷いの……。

コウ

リツが？

ヨシコ

そう。

コウ

ひどいって、どうひどいの？

ヨシコ

あのね、コウくんと付き合ってるって妄想をしたうえで

ヨシコ

アタシのことを、裏で怪しいバイトをしてるんじゃないかって

ヨシコ

サークルのみんなと一緒になって悪口を言ってるらしいの……

ヨシコ

ひどいでしょ？

ヨシコ

あの子、アタシがブランド物ばかり持ってるのが

ヨシコ

気に入らなくて、妬んで言ってるのよ。

ヨシコ

本当、性根が腐ってるわ……！

コウ

性根が腐ってるのは、ヨシコちゃんの方じゃないか

ヨシコ

へ？

コウ

あのさ、俺とリツが付き合ってるっていうのは本当だよ。

ヨシコ

う、うそ……

ヨシコ

コウくんがあんな地味でさえない子と……？

コウ

失礼だな。

コウ

リツは、将来のために勉強を一生懸命頑張って

コウ

学業が忙しいながらにも、アルバイトをして

コウ

自分で生活費を稼ぎながら、

コウ

毎日節約をしているんだ。

コウ

彼女は家事全般できるし、

コウ

服装にお金もかけないから、倹約家だ。

コウ

それを、そこまでひどく言えるなんて

コウ

キミの方がよっぽど性根が腐ってるよ。

ヨシコ

ひ、ひどい……！

ヨシコ

コウくんはリツに騙されてるのよ！

ヨシコ

そうよ、そうでなければそんな酷いことを

ヨシコ

コウくんが言うはずないわ……！

コウ

あのさ、ヨシコちゃんって飲み会の席で

コウ

しつこく俺に言い寄ってくるけど

コウ

俺、ヨシコちゃんのこと好きじゃないよ。

ヨシコ

へ？

コウ

いつも必要以上にボディタッチをしてきて、

コウ

周りにいる女の子や、俺の彼女であるリツの悪口を言って

コウ

周りの女の子の評判を下げて、自分の価値を上げようとしてる。

コウ

そういうやり方、卑怯だよね。

ヨシコ

そ、それは……

ヨシコ

だ、だって、みんながアタシよりもダサいのは事実だし……！

コウ

ヨシコちゃんのは、センスがいいとかじゃなくて

コウ

ただブランド物を身にまとってるだけじゃないか。

ヨシコ

そ、そんな……

コウ

それに、男と女の前で態度まるっきり変えてるよね？

ヨシコ

へ？

コウ

俺らの前では、料理を取り分けたり

コウ

率先して動いてるけど、

コウ

女の子たちの前じゃ、わがまま放題で

コウ

自分のブランド物の自慢や

コウ

他の女の子たちを貶す発言ばかりじゃないか。

ヨシコ

そ、そんなこと……！

ヨシコ

誰に聞いたの……？

ヨシコ

それは、アタシのことを陥れようとしている女たちが

ヨシコ

勝手に言ってることよ……！

ヨシコ

お願い、コウくん……！

ヨシコ

そんな言葉信用しないでよ……！

コウ

そりゃあ、言葉だけなら信用できないよ。

コウ

でもさ、この間の飲み会の席で

コウ

実は俺、だいぶ早く着いたんだよね。

コウ

でも、まだ集まる時間ではないから

コウ

たまたま近くの席で飲み会をしていた友達のグループに

コウ

混ぜてもらってたんだ。

コウ

そしたら、キミと数人の女子たちがやってきて、

コウ

キミが偉そうに指示を出して

コウ

自分はなにもしていないところを見ちゃったよ。

ヨシコ

あ、あれを見てたの……！？

コウ

うん。

コウ

それまでは、ウワサ程度だったから信じてなかったけどさ

コウ

自分の目で見たからには、信じざるを得ないよ。

ヨシコ

そんな……。

コウ

とにかく、もう金輪際リツに酷いことを言わないでくれ。

コウ

それと、俺にも関わらないでくれ。

ヨシコ

そんな……。

ヨシコ

そんなぁああああ！！

後日談

リツ

コウへの恋心が無念な結果に終わってしまったヨシコ。

リツ

失恋の傷から、サークルや飲み会に来る頻度が下がり

リツ

今では、サークルを去ってしまった。

リツ

しかし、彼女の行動力は強く、

リツ

今も別のサークルに所属し、男性の前では良い顔をしているらしい

リツ

風の噂によると、そのサークルに所属している女子たちは

リツ

私達のサークルよりも気が強い人たちが多いらしく、

リツ

男の前で良い顔をし、女性たちの前では

リツ

マウントを取ったり嫌な態度を連発した結果、

リツ

完全に干されているらしい。

リツ

今はどこのサークルにも所属しておらず、

リツ

女性を見下した態度ばかりの彼女は、

リツ

同じ学部にも友達がいないから、一人で大学生活を送っている。

リツ

私はというと、コウに変なちょっかいを書ける女子もいなくなり、

リツ

サークル公認でお付き合いが出来ているので、

リツ

からかわれながらも、楽しい毎日を過ごしています。

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