sakura
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紫
そう言って、紫ーくんは微笑みながらこちらを見ていた
紫ーくんの声を聞いたのと同時に、僕の足は勝手に部屋の中へと動いていた
紫ーくんが目の前にいる
紫ーくんに触ることができる
紫ーくんと、また話すことができる
後ろにいる桃さま達のことなんて気にもとめず、僕はまるで飛びつく様に、紫ーくんへ抱きついた
青
僕は紫ーくんの肩に顔を埋めながら、何度も何度も謝った
何回も助けてって叫んでたのに
何もしてあげられなかった
紫ーくんが売られる時、助けてあげられなかった
しゃくりを上げながら、まるで小さな子供の様に泣きじゃくる僕に、紫ーくんは落ち着かせるようにトントンと優しく背中を叩いた
それを見て何を思ったのか、桃さま達は紫ーくんに"よろしく"とだけ声をかけて部屋から出ていってしまった
僕はしばらくの間、紫ーくんに抱きついたまま泣き続けていた
紫
青
紫
紫ーくんは安心したように微笑むと、近くにあったソファーに腰掛けた
紫
そう言いながら、紫ーくんは自分の隣をトントンと叩く
僕は小さく頷くと、ストンっと紫ーくんの隣に座った
久しぶりに会ったからか、何を話せばいいのか分からなくて戸惑っていると、紫ーくんから口を開いた
紫
言われてから気づいた
紫ーくんは僕の前に売られているから、その後僕がどうなったか知るわけもないんだ
青
紫
紫
そう言いながら、体を屈めて僕の顔を覗き込んでくる
青
急に褒められると思ってなくて、僕は恥ずかしくなり、顔を逸らしてしまった
紫
紫ーくんは嬉しそうに笑いながら、僕をのぞき込むのをやめて体を起こした
今日初めて紫ーくんの顔を直接見たけど、とても綺麗な顔をしていた
言い方は悪いけど、この顔なら正直すぐに売られてしまっても仕方がないと思えてしまうくらいには
そのくらい、本当に本当に綺麗な顔をしていた
その後も色々な話をしていると、急に紫ーくんが不思議な質問をしてきた
紫
青
奴隷として無理やりヤられたりしているのに、仲良く過ごすなんてことできるわけが無い
紫ーくんがなんでそんな質問をしてくるのか、僕には分からなかった
紫
青
青
青
不思議に思って質問を返してみると、紫ーくんはキョトンとした顔をして口を開いた
紫
青
奴隷として飼われているのに、なぜ仲良くできるのか僕には分からなかった
ましてや、あの橙とかいう人を見ていても、申し訳ないけどとても優しそうには見えない
僕の頭の中は、疑問でいっぱいだった
紫
紫
そう言って、紫ーくんはソファーから立ち上がった
青
紫
青
紫
紫
青
青
この部屋には見回す限り、キッチンのようなものは無い
だから多分、この部屋の外から持ってくるしかないのだろう
紫
青
紫
青
紫
嫌な思い出が、僕の頭の中に流れてくる
それと同時に、背中の傷がズキズキと痛んだような気がした
青
俯きながら、紫ーくんの問いにぽつりと答える
紫
あのお仕置は、怒られたと言っていいレベルなのか分からないけど、紫ーくんに心配をかけないように、とりあえず僕は頷いた
紫
紫
そもそも、これから僕が自由に動ける日が来るのか
桃さまが許しても、許してくれなくても、僕のことは自由にしてくれないような気がする……
そんなことを思いながら、僕は紫ーくんの言葉に"そうだね"と言って頷いた
紫
青
そう言って、紫ーくんは部屋を出ていった
何もすることがなく、ボーッとしながら待っていると、少ししてから紫ーくんが戻ってきた
紫
青
紫
青
そう言って、紫ーくんはココアの入ったカップを机に置いた
紫
紫
青
紫
青
紫
僕と桃さまの間では、絶対にありえない
僕は驚きを通り越して、感心した目で紫ーくんを見ていた
青
よく考えてみれば、今まで聞いたことがない
ましてや桃さまは、僕に仕事の手伝いをしてもらうと言っていた
念の為に、先に仕事の内容を知っておいた方が身のためだろう
紫
青
まさかの予想外すぎる単語が出てきて、声が裏返ってしまった
紫
紫
紫ーくんは、ココアの入ったカップを口につけながら、サラッととんでもないことを言った
青
何となくいい仕事では無いだろうと思っていたけど、改めて聞くと背筋に悪寒が走る
僕は気持ちを落ち着けるために、ココアのカップに口をつけた
合法でない薬品関係の仕事を手伝わされるなんて…一体何をされるのか…
一気に不安な思いが、僕の中に流れ込んできた
その様子を見て不思議に思ったのか、紫ーくんが声をかけてきた
紫
不安そうに、紫ーくんが僕の顔を覗き込む
変に黙っていても仕方がないと思った僕は、紫ーくんにも話すことにした
青
青
青
紫ーくんはそれを聞くと、何故か安心したように微笑んだ
紫
紫
青
紫
怒られちゃうかもしれないからね、っと紫ーくんは優しく笑いながら話す
紫
紫
青
僕は紫ーくんの言葉にほっとして、胸をなで下ろした
その後も、久しぶりに会えた紫ーくんとの話が楽しくて、ずっとお喋りを続けていた
しばらく話していると、紫ーくんが気づいた様に僕のココアのカップを見た
紫
青
紫
青
紫
僕は紫ーくんと話しながら、何となく壁にかかっている時計を見た
この家に来てから、もう1時間半を過ぎようとしていた
青
紫
青
疑問に思って紫ーくんの方を見ると、紫ーくんはニコニコしながら僕を見ていた
紫
青
お手伝いしたいかと言われたら、したくはない
危険なものではないというのは、紫ーくんの話で分かったけど…
でも、合法でないのは変わりないし…
でも、そんな僕の反応をスルーして、紫ーくんは口を開いた
紫
青
紫
青
お手伝いの話になった瞬間、急に話に対しての食いつきが強くなったような気がした
それに、話しているうちに、心無しか紫ーくんの息遣いが荒くなってきているような気もする
さすがにおかしいと思った僕は、紫ーくんと少し距離を取ろうとして立ち上がった
でもその瞬間、紫ーくんに腕を掴まれてしまって、振りほどくこともできなかった
青
紫
紫ーくんは、うっすらと口元に笑みを浮かべながら、握っている手の力を強めてくる
青
青
僕は怖くなって、半分叫びのような声を上げた
紫
青
さっきまでの紫ーくんは、普通に楽しく会話して…優しくて…
なのに、なんで急にこんな豹変してしまったのか……
僕には全く分からなかった
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
♡いっぱい欲しいなぁ ( ´ •̥ ̫ •̥ ` )
コメント
176件
すきっ!!
これプリ小説からパクリました?
一日中見てられます!(いや毎日、何年も!)