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3日目【朝】
いつも通り手軽に朝食を済ませ、ロビーへと駆け降りる
鈴仙
鳩
日向正宗
鳩と日向の言葉に鈴仙はホッとしたような顔をして、椅子を引きおしとやかに座った
しかし、その安堵感はすぐにモニターからの声にかき消されてしまった
GM
鳩
GM
GM
GMが淡々と事実を告げる
少しの間を置いてから、2人は全身の血の気が引いたようにみるみる青ざめた
日向正宗
鈴仙
日向正宗
日向は泣きそうな顔で頭を抱えた
そうなるのも無理はない、なぜなら昨晩は勝利を確信していたのだから
崩れおちそうな日向の元へ鈴仙が咄嗟に駆け寄り、体を支える
すると、耳元で弱々しくか細い声が聞こえた
僕を吊ってよ…誰か…
その弱音は少し離れた場所にいる鳩にも聞こえたようで、鳩も慌てて駆け寄ってきた
鳩
鳩
鈴仙
2人の懸命な励ましを受けても尚、日向は顔をあげないままだった
日向正宗
日向正宗
そう言うと机の隅にあった処刑用のボタンを机に置き、丁度2人の間辺りに差し出した
しかし鳩も鈴仙も当然のようにボタンを手にすることはなかった
それを見て日向は若干驚いた反応を見せつつも、さらに涙を流し始めた
先程よりも何かと何かの狭間で揺れているような、そんな苦悶の表情を見せながら
日向正宗
日向正宗
見ていられないような苦しそうな様子を目の前にして、2人は対応の仕方について悩んでいた
しかし、どうにか声をかけて首の皮一枚を繋げたままにすることしかできないのが現状の様だ
鈴仙
鈴仙
鈴仙の言葉に日向は思わず顔をあげる
鈴仙
鈴仙
日向正宗
鈴仙
日向が壁掛け時計に目をやると、議論開始からいつの間にか1時間と少し経っていた
日向正宗
どこか悲しそうな悔しそうな顔のまま、頬についた涙を袖で拭う
処刑用のボタンを机の隅に戻すと、日向もいつもの真剣な表情に戻った
それを確認した鈴仙は間を置いてから眉間に皺を寄せ、口を開く
鈴仙
鳩
鳩は信じられないとでも言わんばかりの顔で鈴仙を見つめた
鈴仙
鳩
鈴仙
鳩
鈴仙
鳩
鳩は勿論、日向も驚いた顔で鈴仙を見た
2人の視線を浴びている鈴仙は、自信有りげな素振りを見せた
鈴仙
鳩
鈴仙
鈴仙
鳩の顔はみるみる青ざめていき、冷や汗は止まることを知らない
そんな鳩へさらに追い打ちをかけるように、鈴仙は自身の考察を話し始める
鈴仙
鈴仙
鈴仙
確かに、と鳩と日向は頷いた
鈴仙
日向正宗
鈴仙
首をかしげる2人に、鈴仙は冷静に説明を続ける
鈴仙
鳩
鈴仙
鈴仙
鈴仙
いや…と鳩は何かを閃いたように呟いた
鳩
鳩らしい平和なオチなのではないかという考察に、鈴仙は呆れたような顔で話した
鈴仙
鳩
鈴仙
鈴仙と鳩はまさに一騎打ち状態
日向は火花を散らす2人を見て、処刑対象をどうするか悩むばかりだった
鈴仙
突然のCOに目を丸くしつつ、鳩は鈴仙の発言の矛盾に飛びかかった
鳩
しかし、鈴仙はあっさりと切り捨てた
鈴仙
鈴仙
鈴仙
鳩
鳩が沈黙の後に何か言おうとした瞬間、モニターから議論終了のタイマー音が流れた
GM
GM
日向は1人、指を空中に浮かせたまま小さく唸り声を上げていた
日向正宗
勝てば脱出&賞金獲得、負ければ命は無い
確率はどちらも1/2
GM
日向正宗
GM
時間を延長してもらっても尚なかなか決まらなかったが、GMに脅されていることもあり最後の0.1秒で直感に任せてボタンを押した
全ては確実にシロである参加者───日向自身に票が入り、クロの勝利となる最悪の事態を避けるため…
GM
GM
GMの言葉を聞いた瞬間、鳩はカッと目を見開いた
鳩
GM
覆せない結果への絶望に、思わず絶句したまま小刻みに震えている
GM
鳩
いつまでもちゃんとした文を言わずガタガタと震える鳩に痺れを切らしたのか、GMは少し苛立ちを見せた
GM
机の隅にあった処刑用ボタンはいつの間にかGMの手の中にあった
足元が開き、椅子ごと闇の中へと落ちて行く姿を眺めながら、相変わらずの恐怖と処刑できた安堵で鈴仙は震えた
コメント
2件
ヤバいマジでこれからの展開予想がつかなさすぎる 頼む白勝ってくれ!!!