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彰人
ハッ、ハア、ハッハア、、、、
彰人はいつの間にか走っていた
彰人
(言った、言った、俺からあいつを振った、、もう別れた、、)
別れたんだ……
彰人
ハアハアハア
彰人は下を向いたまま立っていた
雨が降り出した (場所が違うのは気にしないでください)
冷たい雨が、彰人の体を容赦なく刺す
彰人
……
類
ん？東雲くん？
彰人
【後ろを振り返る】
類
傘もささずに、こんなところで何しt...
類
！？
彰人の目から我慢していた涙が溢れた
類
あ
彰人
あ、いや、その……
彰人
【自分の顔を隠すように反対側を向く】
彰人
なんでも、ないですｸﾞｽｯ
類
【彰人にフードを被せる】
彰人
え、、？
類
ほら、風邪ひくよ
類
僕の傘に入るといい
類
【彰人を抱き寄せる】
彰人
うぅ（泣）
類の家
彰人
ポタポタ
類
ちょっと待っててね
類
はい、タオル
彰人
あの、迷惑ですし、やっぱり俺帰ります
彰人
先輩の親御さんとかにも、、
類
うちの親は仕事人間だから、あまり帰って来ないよ、実質一人暮らしだから
類
それに、そんな状態で帰ったら東雲くんの親御さんやお姉さんが心配するんじゃないかな
彰人
……
彰人
ありがとう、ございます、、、
類
気にしないで
類
そのままお風呂に行くといいよ
彰人
はい、、
風呂
彰人
……
彰人
冬弥、、
彰人
ｸﾞｽｯ、ｸﾞｽｯ
類
……
彰人が風呂から上がった
彰人
あの、お風呂ありがとうございます
類
ううん、寒かっただろう
類
温まれたかい？
彰人
はい、、、
類
髪を乾かしてあげるよ、おいで
彰人
え、いや、俺髪短いですし、すぐ乾きますし、大丈夫ですよ
類
いいからいいから、
ブォー
彰人
(なんか、この感じ、)
類
はい、終わったよ
彰人
ありがとうございます
彰人
……
類
ん？どうかしたのかい？
彰人
いや、聞かないんですね、
類
ああ、別に、無理に聞き出す事はあまり良くないかなって
類
聞いてほしかったかい？
彰人
いや、逆にありがたいです、、、
類
うん、君が話したくなったら話してよ
類
その時はちゃんと聞くから
彰人
……
類
僕は風呂に入って来るね
彰人
はい
類
もう遅いし、先に寝てていいよ
彰人
はい、、
類が風呂から上がった
類
！
類
東雲くん、まだ起きてたのかい？
彰人
あの、、、今日の事聞いてもらってもいいですか？
類
うん、もちろん、君の気が済むまで付き合うよ
彰人
（泣）ｸﾞｽｯ、俺もう分かんないですよ
彰人
あいつが何を考えてるのか
類
(うーん、これは青柳くんにも聞かないと分からないかな……)
類
(なにか東雲君は誤解をしてそうな気がするんだけど、、)
類
あっ、ちょっと待ってて、東雲くん
類
電話してくるね
類
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通話
00:00
類
あー、もしもし司くん？
司
ああ、類！
司
お前と別れた後に、冬弥に会ってな
司
泣いていたから事情を聞いたら、彰人が冬弥の事を誤解していたんだ
司
だから、もしかしたら、お前と彰人が一緒にいると思い、連絡したかぎりだ
類
うん、こっちも東雲くんから色々聞いた後だよ
類
僕は司くんと青柳くんが一緒にいた理由を知っていたから、東雲くんがそこを誤解しているんだとは思ったけど、
司
うう、俺としたことが、彰人を傷つけてしまった
類
いや、話せばおそらく分かるよ
類
明日僕の家に来るかい？
類
そこで、誤解を解いたらいいんじゃないかな？
司
そうだな、冬弥は泣き疲れて今寝ているから
類
OK、明日「アレ」も持ってきて、渡した方が誤解を解くには早いんじゃないかな
司
そうだな、
類
お待たせ東雲く……
彰人
スースーzzz
類
寝ちゃったか
類
よいしょっと
お姫様抱っこで彰人をベッドに運ぶ
彰人に布団を掛ける
彰人
スースー
彰人
ん、、ｸﾞｽｯ、冬弥、、、
類
【彰人を撫でる】
類
大丈夫だよ、東雲くん
類
青柳くんは君のこと大好きだから
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