でさ~,
ガタンッ,
○○ くん きらーい 。
チクタク
チクタク
ユ ウ キ オ ト
祐樹 音都
昔から〝 音 〟 に敏感だった。
「おとって名前なのにね 笑 」とい何度言われただろう。
小さな物音にも目を覚まし、
風の音に怯え、
時計の針の音に耳を塞いだ。
それでも僕は「音」に惹かれていた。
祐 樹 音 都 / ユウキ オト
大学では音響心理学を専攻した。
卒論のテーマに選んだのは「音の消える場所」だった。
カチ カチ
その日は,論文のため,夜遅くまで, 課題をやっていた時だった。
ある,
〝 掲示版 〟が目に留まる。
祐 樹 音 都 / ユウキ オト
〝 音全てが消える町がある。〟
〝 声も 〟
〝 風も 〟
〝 録音機も 〟
〝 何もかも 〟
投稿者は,〝 無音町 〟への行き方を記していたけれど,
地図には乗っていなかった。
けれど
投稿者は
〝 行った 〟
と記されていた
それが投稿者、最後の書き込みだった。
祐 樹 音 都 / ユウキ オト
音に敏感な僕には,聞こえるかもしれない。
行ってみたい。
そう思ったのが,僕の最後の誤ちだった。
祐 樹 音 都 / ユウキ オト
僕は,録音機とマイクを持って
〝 無音町 〟へと向かった
途中から風が止み,
鳥の声が消えた。
いつもの,耳鳴りすらしない。
でも,僕には心地いい場所だった。
彼は録音機を回した。
スマホに表示されたのは,ノイズだけだった。
町の入口には朽ちた木の札があった
〝 音を持ち込むな 〟
それだけ。
町は静寂に包まれていた。
廃屋
崩れた神社
苔むした井戸。
彼は録音機を井戸に向けて再生した。
ノイズの中に、微かに、自分の名前が再生されていた
彼は神社の裏手で
石碑を見つけた
そこにはこう刻まれていた
〝 音都 封音ノ儀 奉納者 〟
祐 樹 音 都 / ユウキ オト
記憶が揺らぐ
幼い頃来た気がする
??
。[*&7?@%
:;+ㅇㅈㄴ…を捧げるのよ。
逃げて
ここだ
;%-=@)
声を捧げるのよ
祐 樹 音 都 / ユウキ オト
彼は井戸に録音機を落とした
音が吸い込まれるように消えた。
町は静寂に包まれた。
風が吹いた
葉が揺れた
音が戻った
彼はそこに立っていた
けれど誰も彼を見ていなかった
彼の影は地面に落ちていなかった
ーーー
大学の研究室
彼の席には誰も座っていない
ただ
棚の上に置かれた録音機が、微かに、ノイズを吐いていた。
「 ...おと... 」
それが誰の声だったか、誰も知らない
おかえりなさい~(?)
どうでしたか?!
初ホラーです…
ホラーって難しい...😵💫
お話、長めで申し訳ない…😖🙏🏻
考察しがいのある、作品にしてみたので!✨😎
考察して下さると嬉しいです😳💗
ちゃんと、自己解釈の考察もコメント欄に乗せているので、 よかったら見てください🙇♀️🙇♀️🙇♀️
コメント💬&ハート♡、待ってます🫶🏻💗
# しのコン
# ︎🤍 🥞
# ホラー部門
〝 無音の静寂 〟
読み方
○ → むおんのしじま
× → むおんのせいじゃく
この作品が、紫乃.さんに届きますように🙌🏻♡
主
コメント
6件
自己解釈 ( 考察 ) ↓↓