あれからもう
どのくらいの季節が
過ぎたのかな…
気がつけば私はもう
受験生になっていた
もう…会えてない
彼がいない
この教室は
あまりにも寂しくて
私だけクラスに馴染めなかった
あの頃の私は
彼に対して
何を想っていたのだろう
久々の登校すぎて
もはや誰も覚えていない
だけど…友達はいたから
どうにか過ごせた
蓮大
よろしく
席が隣だから
ペアになることも多かった
恵衣
うん
かと言っても…
私はとてつもなく人見知りで
人と話すのが苦手なため
彼と話すことはなかった
蓮大
夏休み何していたの?
恵衣
…᙭᙭県にいたよ
蓮大
何あるの?
恵衣
うーん…
恵衣
──とか?
蓮大
わかんねぇw
蓮大
でも、楽しそうだな
恵衣
(微笑)
本当に何も無く
ただただ私の片想いで
季節を過ごしていた
蓮大
恵衣
?
蓮大
恵衣
(何してるんだろう)
恵衣
(こっちの方面だっけ?)
蓮大
…
彼は時々振り返りながら
私の前を歩いていた
恵衣
(何をしてるんだろう)
私は気付かないふりした
じゃーねー
恵衣
うん!
彼の姿は無くなっていた
あれから私は
彼への気持ちを思い出した
そして…
初めて彼を好きになった頃
その時の私の気持ちを
ぼんやりと考える毎日
時々列の隣になる彼に
決してバレないように…
闇の中にある答えを
私は探すために
私は想い出に手を伸ばした







