おれ
おれ
おれ
一応gktu前提のpstu(今回はがっくん出てきません!)
おれ
おれ
おれ
剣持刀也
ピースサイン
どうして剣持刀也は伏見ガクの相方なんだ。
僕だって伏見ガクとほとんど同じなんだから、僕が相方だっていいはずなのに。
どうして剣持刀也は伏見ガクと笑っているんだ。
僕だって伏見ガクとほとんど同じなんだから、僕だって笑わせられるはずなのに。
どうして剣持刀也は僕のものじゃないんだ。
僕は
剣持刀也が好きなのに。
きっかけはたまたま伏見ガクの配信を見たことだった。
ちょうどその時は咎人配信というものだったらしく、伏見ガクの相方である剣持刀也とコラボ配信しているところだった。
ピースサイン
今までもなんとも思ってなかったし、もう今回以降は見ることもないだろうなと思いながら見ていた。
ピースサイン
なのに、見ているうちに、話し声とかキャラキャラとした笑い声とか面白くて聞いていて心地良い話とか、彼はいろいろな魅力を持っていたようで。
僕はどんどん魅せられていった。
そうだな、配信が終わる頃にはチャンネル登録のボタンが黒くなっていたぐらいには彼のことが好きになっていた。
ピースサイン
それから僕の頭は''剣持刀也''にどんどん侵食されていった。
ピースサイン
この日はとても暑い日だった。
だから、アイスでも買って食べようか。と、コンビニに向かっていたんだ。
そう、日常の1ページ。
のはずだった。
突然現れたんだ。
剣持刀也が。
僕の目の前に。
少し想像とは違う形で。
剣持刀也
彼の声が聞こえた。すぐにわかった。毎日聞いていたその声が、ここにいた。
少し大きな荷物を持って、眼鏡をかけた美青年。 竹刀は持っていなかったが、紛れもない剣持刀也だった。
でもその声は、少しの怒りと少しの恐怖が混じっていた。
モブ
LINEぐらい交換してくれてもよくね?w
同級生か?とも思ったけど、制服が違ったから絡まれてるのはすぐにわかった。
剣持刀也
親しくもない人と交換することは出来ません。
モブ
俺結構君のこと見てたからね。
モブ
剣持刀也
モブ
ピースサイン
剣持刀也
グイッ
剣持刀也
あ。
モブ
あ、見えてもいいと思ってんのかな?w
どーでもいいけどさぁ。
モブ
な?w
剣持刀也の顔に近づいた。
剣持刀也
そして、顔を逸らした彼の顔には
剣持刀也
はぁ…
剣持刀也
ピースサイン
僕の顔が映っていたらしい。
ピースサイン
一応お得意の伏見ガクのマネで返した。
なんだ、なんなんだ、これ。
剣持刀也
てことで、僕この人と用あるので離してください?
伏見ガクと僕を間違えてる?
伏見ガクと会う約束をしていたのか?
それとも僕だと気づいて?
モブ
まだ諦めてねーからな。
年上の僕を見て少し怯えたのか、剣持刀也に話しかけていたアイツはそそくさと帰って行った。
剣持刀也
ピースサイン
剣持刀也
名前を呼ばれた。
剣持刀也に。
ピースサイン
ピースサイン
剣持刀也
ピースサイン
伏見ガク
剣持刀也
ピースサイン
いや、全然…
剣持刀也
すみません、失礼しますね。ありがとうございました!
帰ってしまう。 せっかく会えたのに。
ピースサイン
そんなことを思っていたら、知らない間に声が出ていた。
剣持刀也
声は戻らない。ならば言うしかない。 伏見ガクなら戻せるかもしれないけど。
ピースサイン
剣持刀也
空いた1拍。 多分2秒とか3秒。 だけど僕には1分ぐらいの長さに感じた。
やっちゃったかも
ピースサイン
剣持刀也
彼は急に吹き出した。
ピースサイン
なんなんだ、これ。 やっぱりわからない。
剣持刀也
いいですよ、交換しましょ。
お礼とかしたいですし。
ピースサイン
剣持刀也
僕がしたいんですよ、ほんとに助かりましたからね。
わからないけど、
やっぱり好きだ_
剣持刀也
ピースサイン
こうして僕の恋が本当の始まりを迎えた。