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数年後

彩姫

……(シュシュッ

彩姫

よし、薔薇のお手入れも完璧!

彩姫

どんどん綺麗になってる気がするなぁ…

彩姫

…(ニヤッ

私は毎朝ニヤついてる

何故なら思い出深い薔薇を見るから

みんなから貰った薔薇

すくすく成長している

この薔薇みたいにみんなもどれだけ成長してるかな?

見てみたい

というこの願いは叶わない

彩姫

あっ…!

彩姫

そろそろ仕事行かないと

彩姫

行ってきま~す!

ここの通りは人が多い

毎朝結構早く出ているが

やはり、人通りは多い

その中で私は歩く

ここら辺は人混みで色々なところから声がする

だから、”その人達”だけの声 だけは

全く聞こえない

はずだった

彩姫

やっぱ人は多いなぁ…

ぁ──め──せ…

──ゃ──ん─せ─

彩姫先生!

彩姫

えっ…、(バッ

振り返っても人、人、

何処にいるか分からない

今私の名前を呼んだのは誰?

先生?なんの事?

私は今先生をしていないのに

聞き間違え…?

…疲れてるのかな?

彩姫先生ッッ!

彩姫

……

聞き…間違え…?

彩姫

彩姫なんてこの世に何人もいるからね…

彩姫

…仕事行かないと

彩姫

……

私の心はドキドキ

間に会うかな?

急がないと

彩姫

お疲れ様で~す!

彩姫

先にあがります!!

彩姫

……

良かったのかな…

これで

あれは本当に聞き間違えなのかな?

今から行っても…

どうせ間に合わないもんね…

…でも、もし会えるのなら

もう一度もしみんなに会えるのであれば…

あれが聞き間違えじゃなかったら

…もう一度

あの道を通ろうかな

彩姫

……よしっ、

夜のこの道はだいぶ違う

凄く静かで

人通りも少なくて

朝とは大違いだ

彩姫

……(キョロキョロ

彩姫

…(やっぱり…いない…か、

彩姫

…帰ろ

彩姫

……

あの時の声は誰だったのだろうか

懐かしい声がした

彩姫

…会いたいな(ボソッ

──ゃ─

どこからか声が聞こえた

…ここら辺だと…公園?

彩姫

……

薄暗くて

夜はよく見えない

その瞬間人影が見えた

彩姫

…(幽霊?

彩姫

…(でも…声聞こえる…

彩姫センセェ?

彩姫

えっ…(振り返る)

初めましてから卒業そしてまた会う日まで

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コメント

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ちょっと待って…彩姫先生願いかなったよ?うん…会えたよ?皆とお話できるよ?うん話してきな?

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