TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

【桃赤黒】正反対な兄弟と甘くて苦い口付けを

一覧ページ

「【桃赤黒】正反対な兄弟と甘くて苦い口付けを」のメインビジュアル

【桃赤黒】正反対な兄弟と甘くて苦い口付けを

6 - 【桃視点】「罪悪感」桃→赤

♥

280

2025年03月14日

シェアするシェアする
報告する

irxs nmmn注意 身長 年齢 変更あり 桃(兄)→18歳 176cm 黒→24歳164,1cm 赤(弟)→14歳 162,4cm 苦手な方 地雷のある方は自衛をお願い致します ご本人様のお名前 グループ名は出さないようにお願い致します。 ※赤(Ⅰ)の話し方は途切れ途切れです

Ⅰ(赤 心情 説明)

IV,VI(桃黒 心情 説明)

その他

以上になります。 それでは行ってらっしゃいませ

…っ、…すみません…でした

地べたに頭を付けて謝罪するりうら。酔いが覚めたのか挙動も、言葉遣いも、元に戻っていた

VI

未成年に酒やった俺が悪いんやから謝らんで…

VI

偶には我儘を言うのもありじゃないかと思い、言おうとした言葉を飲み込む

VI

ほんまに反省しとるならデートしてくれる?丁度行きたい所あるんよ

デ、デートですか、??僕とおにーさんが、?

VI

そう。偶にはりうらに我儘聞いてもらおうかなって…

おにーさんとお出かけしたいです

VI

ほんまにええの、?

はい、おにーさんにはいつもお世話になってますから

お出かけ今から楽しみですね…いつお出かけしますか?

VI

今週の土曜日りうらの予定ないんやったら行こうか

…あ、お出かけの前に…お洋服見に行きたいので付き合ってください!

一人だと同じ系統ばかり買っちゃうのでおにーさん選んでください

VI

……分かった。それまでに熱下げような

リビングの扉を開けるとにぱっと笑顔を浮かべたないこが、ソファーから手招きする

来いか構えってことかな…

VI

なぁにぃ、?

IV

…悠佑さんの子供体温感じたいので充電させて下さい!!

VI

きもいこと言わへんの…抱き着くのは好きにしぃ

ギュッ

IV

…ん、〜やっぱり悠佑さん…って暖かいですね…

VI

ないこも子供体温で暖かいのに…

IV

俺は万年冷え性…なのでそんなに暖かくないんですけどねー??

IV

髪もさらさらで小さくて…可愛いくて好きです

VI

っっ…ないこ毎回可愛いって言わんでええから

お世辞の「可愛い」も今まで言われたことがないから耐性が中々つかない

そんな俺を見てないこは嬉しそうに 笑みを浮かべて話し出す

IV

悠佑さんが可愛いのは事実です…お世辞言える程、俺は器用じゃありません

IV

耳まで真っ赤で可愛い…ぃ、…!まぁ、一番はりうらです…けど…

VI

そこは…譲らへんねんな、?

日に日にブラコンになっとるんは触れんとこうか

IV

今までの罪滅ぼしの意味もありますから。りうらには幸せになって欲しいんですよ

IV

りうらの部屋から出てきましたけど…りうら元気でしたか?

VI

熱は下がって食欲はあるけど…まだ自力で歩くんは無理かな

IV

そこまで元気になってるなら…良かったです

IV

悠佑さんも頬が赤いですから体調には気を付けてくださいね

ナデナデ

VI

ないこも気をつけぇよ、。昔から貧弱なんやから…そんな薄着やと風邪引くよ

IV

そこまで貧弱じゃないですよ〜!悠佑さんは心配性ですね

VI

事実言っとるだけやけど…

IV

まぁま、!お風呂先入ってきますね

さりげなく言う言葉も頭を撫でる仕草も…中々慣れない

慣れたらもう話しかけてこないんじゃないかとないこに対して抱く不安の気持ちは増すばかりだ

(…おにーさんにとんだ醜態を晒してしまった…)

酒入りのチョコレートに酔ったフリをして、彼の赤い唇に口付けてしまった

唇を重ねるだけならまだ良かった。だけど、僕は舌を絡めて深い口付けをしてしまった

ぁぁ…ぁ……絶対嫌われた…

…僕の馬鹿、…

なんで…我慢出来なかったんだろう…

湯船に浸かり、独り言を呟く。自責の念ばかりで入浴の時間が長くなってしまう

(…迷惑かけてばっかり…)

ガチャ

…ぁ、ぇ…!?

IV

勝手に入ってごめんね…

……いーよ

IV

…でも、勝手に入ってきたのは悪いからお詫びにアイス買ってくるね

IV

りうらは何味食べたい?

……んー…何でもいいけど、

…そろそろ上がるから僕が買ってくるよ。おにーちゃんはいつものアイスでいい?

IV

じゃあおにーちゃんと一緒に買いに行こう!!その方が安全だもん、!

……おにーちゃん寒いの苦手なのに大丈夫?

IV

………大丈夫!!

にこりと微笑む兄にそれならとおにーさんにデートに誘われたと相談する

おにーちゃんさえ…良かったらお出かけしない、??

IV

ふくりと頬を膨らませる兄に「恋愛的な意味」では無いよと声をかける

すると兄は安心したのかいつも通りの甘い笑みを浮かべる

IV

おにーちゃんが可愛いくするから…今日は早めに寝ようね〜

翌朝慌ただしい足音と共に身支度を済ませた二人に「おはよう」と挨拶をした

少し戸惑った後、二人は「おはようございます」と笑みを浮かべて挨拶を返す

マフラーを巻いた二人が仲良さげに玄関で靴を履く

りうらの方は寝癖を直そうとしたのか髪から水滴がぽたぽたと床に滴っていた

VI

りうら髪濡れとるよ…

すみません…急いで用意したので…乾かすまで手が回らなくて…

VI

まぁ、拭くから大人しくしてぇな

タオルを手に持ち髪を拭こうとりうらの頭にタオルを乗せ、軽く水分を拭った

VI

綺麗な髪なんやからちゃんと手入れしな髪痛むよ

だって…

VI

髪拭くん面倒なのは分かるけどな

…おにーさんでも面倒くさがることあるんですか?

VI

俺は髪長いから拭くんは面倒くさいと思うことはあるよ

VI

でも…

「でも」と言葉を区切ってりうらの澄んだ瞳を見ながら質問に答える

VI

(髪が)長い分出来る限りは綺麗にしたいんよ

VI

それに…

言葉に詰まる俺を見て心配そうに視線を向ける二人に申し訳なくて消え入りそうな程、小さい声で話す。

VI

…二人に似合ってるって言われたのもあるよ

二人から貰える言葉が嬉しくて身だしなみには人一倍気をつけてた

言ったことを二人が覚えていなくても俺は二人の言葉をずっと覚えている

棚に並べられた服を眺めていると背後から声を掛けられ、後ろを振り返る

おにーさん…ぼーっとしてますがどーかしましたか?

VI

うーん…どういう系統見ようかなって考えとった

おにーさんは何でも似合うと思いますよ

VI

そうかなー?着られへん服も結構あるよ

VI

ってかりうらも此処居るけど…服見んで良かったん、?

ちゃんと…見ましたけど…飽きたので戻ってきました

VI

そう言い終えてもりうらはその場から離れる気配がない

VI

……

………

VI

(えらい着いてくるな…)

……………

体をフラつかせながら後ろを着いてくる姿は親鳥を見つけた時に、駆け寄るひよこみたい。

IV

りうらっておにーちゃん以外のひよこしてるの?

うわ、っ、!!!お、おにーちゃん何時から居たの

VI

りうらが俺の後ろ歩いとる時に嬉しそうに来よったよ

IV

無防備なりうらも可愛いけどさ〜?
もう少し周りは見ようね

見てるはずだもん…

IV

それで何かいい服見つかった〜??

ん〜あんまり…おにーちゃんはいい服あったの

IV

何個かね

何個かあったならいい方じゃないの、?

IV

いい方だけど…似合うかは分からないから後で試着するつもり〜!

VI

沢山買って散財せんようにな〜?

IV

散財しませんよ、!本当に欲しい服だけ買いますよ

IV

それと…〜

IV

りうらも欲しい服あったらおにーちゃんが買うから言ってね

悪いからいいよ…それにお小遣いあるから大丈夫だよ

IV

遠慮しないでいいのに…おにーちゃんが何でも買うよ、?

大丈夫だよ。おにーさんからのお小遣いあるから、!

IV

(…りうらがお小遣い使ってる所…見た事ない…からおにーちゃん心配なんだけどな〜)

IV

お待たせしました〜!

支払いを済ませた中で一番気に入った服を早く見て欲しくて駆け寄った

するとすぐに反応を見せたのは俺の可愛い弟のりうら。

異論は認めない。俺の弟は目に入れても痛くない程可愛い。

瞳をキラキラと輝かせて悠佑さんの服の裾を引っ張る姿が愛おしい

IV

(…可愛い)

おにーちゃんはスタイルが良いから何でも似合うね〜!!

IV

……ありがと

上手く笑えているかな

…変じゃないかな

IV

(………俺は…兄である資格がないのに…)

りうらのことを傷つけて、泣かせて、拒絶して、冷たく接して、距離を置いた

育児放棄に、虐待に加担したくせに…… りうらの笑顔を受け取っていいのかな。

可愛い声で「おにーちゃん」って呼ぶ姿を見ると胸が痛む

おにーちゃん、??…お腹痛い、?

大丈夫、?おにーちゃん…お水飲む、?座って休む、?

背中を撫でる小さな手、暖かい子供体温。

罪悪感に心がどんどん蝕まれていく。 何とか出せた声は小さすぎて周りの音に掻き消される

IV

大丈夫…だよ

おにーちゃん顔色真っ青だよ。一旦座って休もう…?

僕お水買いに行くからおにーちゃんは座っててね、!

IV

……ま、…

IV

……っっ、…

純粋に心配するあの子を引き止める資格もないくせに…

IV

…………

IV

っつ“

腹の底から胃液が込み上げてきて、冷や汗が止まらない。

口元を手で覆い、その場にしゃがみ込んだタイミングで優しい弟が戻ってきた

IV

(気持ち悪い…)

おにーちゃん大丈夫、?おにーちゃん
!!おにーちゃん…、!

罪悪感、不快感に耐えられずりうらの肩に寄りかかって情けなく涙を流すことしか出来ない

本当に……気持ち悪いな……

「懐かれて、兄貴ズラして……楽しかった?」って……

…おにーちゃん、!!あ、あ…お、おにーさん、…おにーちゃんが、!!

こんな“俺“が兄貴ズラしてごめんね

【桃赤黒】正反対な兄弟と甘くて苦い口付けを

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

280

コメント

3

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚