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真っ黒くろすけ

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真っ黒くろすけ

1 - 真っ黒くろすけ

♥

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2020年06月04日

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ゆき

これは先日私が見たものであり、真実かどうかはわからない。

優奈

どうしたの?急に?

ゆき

いいから聞いて

ゆきは優奈のことを無視して話を続けた。

ゆき

私の家は玄関から真っ直ぐ進むと左にリビングがあるの。

ゆき

午前の二時に寝ようとして、リビングから出たそのときにね

ゆき

階段を数段歩いたところで気づいたの、玄関の外の電気がついているって

優奈

それがどうしたの?

ゆき

消しに行こうって廊下のスイッチの方まで行ったの、でも何度も押したのに消えないの

ゆき

その時はなぜかおかしいくらい怖くなっちゃって、玄関から離れたの

ゆき

何歩か遠のいたところでそいつは現れた

ゆき

突き当たりのお風呂場が開いていてその鏡に映っていたの黒くて人型のかるく2mはあるとわかる大きな影が玄関の外からこっちをみていたの

ゆき

その影はゆっくりと手を上げはじめた。このまま見つづけてはいけないとわかっていても体が動かなかった。

優奈

?お風呂場って電気ついてるの?ついてなかったら見えないよね。

ゆき

でも、鏡の影ははっきりと鏡に映っていたの。

ゆき

確かにリビングと階段、それから玄関以外の電気はすべてついていなかった。

ゆき

そして次の瞬間聞いたことのない音を聞いたの

キーンキーン

ゆき

ってまるで超音波を聞いているかのようだった。直接脳から聞いているんじゃないかって思うほど、音が大きいのに

ゆき

誰も起きてこないの、パパもママも弟も全員ね。

ゆき

何分か経って音がしなくなったの。それでゆっくりと鏡を見たら、

鏡は音もなく粉々になっていたの。

ゆき

これは夢だって思ってすぐに階段を上ったの

ゆき

その後すぐに明け方まで布団にくるまっていたんだけど、気づいたら寝ていたみたいで

ゆき

起きるとお昼過ぎだった。弟と一緒にゆっくりと下に下りるとパパとママはリビングでうなだれていた。

ゆき

どうしたの?って言うとパパとママは言った。昨日の夜に泥棒に入られたかもしれないって。

ゆき

私はそれを聞いて驚いた。だってあれは夢のはずなのに、夢じゃないといけないのに、

ゆき

待って、パパたちは音を聞いていないのって、弟が言ったら、「昨日はとても静かだった。」と言った。

ゆき

だから、鏡が粉々になっているのもなぜかわからないらしいのだ。

ゆき

その時にちょうど警察がきた。警察の人のために玄関を開けて驚いた。そこには

真っ黒に塗りつぶされているドアがあったからだ。

ゆき

内側には何も無かったのに、外側のドアだけが真っ黒になっていた。

ゆき

まるでススのようなもので塗りたくられたかのように。

ゆき

ねぇ、この話本当だと思う?

優奈

泥棒について警察はなんて言ったの?

ゆき

泥棒が、入った痕跡はすべてなかったらしいよ

優奈

へぇー

ゆき、あなたは、なぜここにいるの?

あなたは、昨日の夜に誰かによって殺されたはずなのになぜここにいるの?

でもこれはこれは口に出してはいけない。

あなたの後ろに大きな影が、ゆきとは逆の動きをしているって

あなたの顔が真っ黒になっているってことも…

あなたは、私に何を伝えたいの?

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