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ブクマ失礼します!
初コメ失礼します。素敵すぎて禿げました🤦♀️ もし、出来たらなんですが、続き見てみたいです。🥺無理だったら全然大丈夫です。 ブクマしつれいします。
ブクマ失礼します!
☘シャンプー☘
橙赤 桃赤 桃黄
るぅ
さと
るぅ
一年生のるぅくんは誰とでも仲良くできるとっても可愛い後輩
みんなと距離が近くてたくさんの人を虜にする
俺の、彼氏とも距離が近い
さとくんもさとくんで、 嫌がってなくて
りぃ
もやもやする
こんなことで嫉妬してたら、
めんどくさいって思われちゃう
我慢しなきゃ
さと
さとくんは俺の変化にも 気づいてくれるし
優しいんだから
俺が我慢しなきゃ!
しぇ
土曜日、今日はさとくんと デートだ
最近、全然デートできなくて
それに、るぅくんもいたし…
寂しかったから、楽しみだ
とか、調子乗ってたのに
さと
本人曰く部活だとか
気合い入れてお洒落したのにな
部活なら仕方ない
仕方ないから我慢
あ、そうだ
りぃ
さとくん、 ネックレスとかどうかな?
そう考えて、
近くのアクセサリー店を検索する
ピコンッ
りぃ
りぃ
俺が手に取ったのは
ピンクの小さい宝石で書かれたRって文字のネックレスと
赤色の小さい宝石で書かれたSって文字のネックレス
ちょうどペアルックで
すごく可愛い
値段も六百円とか
りぃ
りぃ
包装されてくネックレスを見て
ふふっと、俺は微笑んだ
喜んでくれるかな?
喜んでくれたら嬉しいな
お会計を済ませて
レジから離れた
したら、
さと
さとくん、?
るぅ
と、るぅくん?
なんで、?今日、部活でしょ?
さと
さと
好きと言われて少し赤らめたるぅくんを見て
気づいたら走っていた
頬をつたったのが 涙なのか汗なのか
りぃ
さとくん 部活なんていかないじゃん、…
そう、わかってしまえば余計に 辛くて
家に帰る頃、
俺は
りぃ
そんな、顔文字もなければスタンプもない、
いつもの俺とは正反対なメッセージを送っていた
部屋に入るなり、すぐにベットに 飛び込んだ
言っちゃった、…
別れようって
りぃ
りぃ
なんで
なんでなの、?
俺ばっか
最後の最後まで俺ばっか我慢して
こんなふうに一人で泣いて
りぃ
俺、さとくん好みになるために努力したよ?
可愛くなるために頑張ったよ?
告白したのはさとくんだよ…?
りぃ
ピコンッ
通知が来た
きっとさとくんからの返信だ
俺は重い体を起こして スマホを見た
通知欄には
さと
と書いてある
まだ続きがあるんだろうけど
俺はその通知を消した
そして、LI。Eからさとくんを 削除した
ブロックするのは… 気が引いたから、…
そのまま、
俺は眠った
学校で、何度かさとくんに 話しかけられた
さと
りぃ
こんな感じでずっと無視してる
早く嫌いになってほしいから
放課後、
さと
さとくんに捕まった
パシッと、乾いた音がした
りぃ
さと
りぃ
さとくんは俺の腕を離さず、
逆に力を込めた
さと
頑固なのは昔っから 変わってなくて
りぃ
さと
うそ?
嘘つきはそっちじゃん…
嘘つきは…
りぃ
さと
ほら、なんも言えないじゃんか
応えられさえしない癖に
言い訳もできない癖に
りぃ
さと
りぃ
自分で言ったくせに、
胸が痛い
さと
さと
りぃ
あー…
自分でショック受けてやんの
そんなことない、よね
別れた方がお互いの為だよ
そう自分に言い聞かせてたら
るぅ
るぅくんが来た
きっとるぅくんは俺とさとくんの 関係を知らない
なにか言わなきゃいけないんだろうけど、
何を言えばいいのか、 全くわからない
付き合ってるって言う?
別れようとしてるのに?
るぅくんが傷つくんじゃないの?
りぃ
るぅ
るぅ
ダッ…
るぅくんは走ってった
さと
さとくんが俺の隣を通り越して
るぅくんを 追い掛けようとするから
りぃ
ほら、
また彼女より後輩を優先する
彼女だったから
優しいのも不器用なのも分かる
でも
でもだよ、
今くらい、 俺の話聞いてくれてもいいじゃんか
りぃ
俺は、放課後
誰もいない教室で 1人静かに泣いた
俺はその日から
学校に通わなくなってった
いわゆる…不登校、かな?
一人暮らしだけど、 家事はできるし
勉強も一人で出来てる
それに、 何よりも人に会いたくない
りぃ
自分の部屋を掃除したけど、まだリビングが残ってる
りぃ
そして、何気なくパソコンで家政婦と調べた
りぃ
家政婦をバイトにしてる人もいるんだなぁー…と思いつつサイトをクリックする
りぃ
<家政婦、値段> 半日・・1000円 一日・・2000円 一週間・・5000円 ……………………………………………… お支払いは最後の日の夜に
りぃ
明日は土曜日だし
俺は早速、家政婦を一日で やとった
次の日
早速、家政婦さんは来た
しぇ
けど、来たのは後輩だった
りぃ
しぇ
しぇくんはとっても面白いのっ!
でも家事も上手くて…
気遣いもできる!
こうゆう子が モテるんだろうなぁ…
早くも、 一日が終わろうとしていた
りぃ
しぇ
りぃ
しぇ
しぇ
ん?
もしかして、
りぃ
しぇ
りぃ
だからお笑いとか得意なんだぁ!
りぃ
思ったことをそのまま伝えると、
しぇ
ちょっと照れたから、
こっちまでドキッとしちゃった
褒められるの得意じゃないのかな?
可愛い反応するんだなー
りぃ
しぇ
りぃ
しぇくんから告げられたのは
ほんと、びっくりな提案
しぇ
しぇ
りぃ
確かに一人暮らしだし、誰かいた方が安心できるかも
しぇ
りぃ
しぇ
りぃ
しぇ
こうして、俺としぇくんの共同生活がはじまった
しぇ
りぃ
相変わらず敬語は抜けてないけど…
ちょっとずつ慣れてけばいいよね
しぇくんが掃除をしてくれてる間に俺は勉強をすすめる
俺は勉強が得意な方だから、しぇくんに教えたりしてるけど、
なんか、しぇくんに悪いなぁ…
りぃ
服置きに行っただけなのに
遅くない?
手間取ってるのかな
りぃ
りぃ
部屋を覗くと
しぇ
そこには
りぃ
さとくんとの、 デートで撮った写真と
ペアルックで買ったネックレスを持ったしぇくんが居た
しぇ
ものがものだけに気まずい
りぃ
りぃ
しぇ
しぇくんはネックレスを もって部屋から出てった
これでもう、見なくてすむだろう
自分では捨てられなかったから
りぃ
勉強を終わらせ、一階に下りた
しぇ
丁度、掃除が終わったのか お風呂場から出てきた
りぃ
しぇ
ぐいっ
りぃ
肩をいきなり抱き寄せられた
えぇ!?
なになになになになに!?
キスされるっ、?
俺の頭はいきなり下に下がった
りぃ
しぇ
こ、こいつぅ…
しぇ
しぇ
りぃ
ほんと、無駄にドキドキした
りぃ
しぇ
そんないい香りするかなー?
細かいことよく気づくし
誰かに…
似てるよな…
あぁ…
やっぱ似てる
不器用だけど
色んなこと気づいてくれる
優しくて、大好きで
運命の人だと思った__。
さと
りぃ
しぇ
好きなのかもしれない
今も、大好きなのかもしれない
誰よりも大好きだった
そうだ、そうだった
馬鹿で最低なのは俺だ
浮気の可能性のが高いし
デートすっぽかすなんて ありえない
だけど、さとくんは
俺が誰とどんな距離で話そうと 俺を信じてくれた
俺は、
俺はさとくんを…
俺はさとくんを信じたことが一度でもあった_?
りぃ
自分勝手だ
しぇ
ずるいな、俺
りぃ
自分は信じないくせに、相手には信じてくれって
りぃ
戸惑ってたけど
しぇ
しぇくんは力強くそう言った
りぃ
そういえば、
学校って分かったんだろ
そう考えながら
制服を着込んだ
はぁッはぁッ…
そんな息遣いだけが俺に聞こえた
さとくんは、裏庭にいる
下駄箱に居た男子が言っていた
だから裏庭に入った
幸い、先生には見つからなかった
なのに
いかなきゃ
よかったかな
俺の耳に届いたのは
誰かの告白の声と
さと
さとくんの困ったような声
さとくん、モテるもんね
いかなきゃ、よかったなぁ
隠れる必要なんて別にないのに
盗み聞きなんてしたくないのに
さとくんの返事が、
気になって気になって 仕方ないんだ
さと
泣きそうになって
それでも
さと
そう、笑ったんだ
辛いはずなのに
その女の子は俺の前を走ってった
りぃ
あの子
泣いてた
泣くほど辛い、
絶望しただろうな
それなのに、笑ったんだ
それってつまり
自分の恋に自分で けじめをつけたってこと
かっこいいな
それなのに俺、
ネクタイゆるゆるだし
急いでたから仕方ないかもしれないけど制服は着崩してる
りぃ
このまま、見つからないように 帰ろう
そうしよう
名前を呼ばれ、 びくっと俺の体が震えた
先生に見つかった
さと
さとくんにもバレた
りぃ
俺教科書もってないや…
りぃ
さと
声を出す代わりにぶんぶん 頭をふる
さと
そう言い切って
さとくんは俺の手をひく
さとくんに手をひかれたまま 保健室に行く
お互いに無言で気まずい
なにか喋ったほうがいいかな
元彼と手を繋いでるの、変かな
色んな人がチラチラ俺らのことを見てる気がして
恥ずかしかった
実際、さとくんは女子にも男子にも人気だから…
色々考えてたら段差で 足を踏み外した
結構高い場所だったから大きく倒れ込んだ
りぃ
手をついたあと、すぐに焼けるような痛みが膝に来た
さと
りぃ
立ち上がろうとすると膝が痛んだ
りぃ
どうしよう、立てないかも
段差につまづいたくらいでこんなになるって、…
さと
さとくんは俺の前で膝をついた
りぃ
おんぶ…してくれるのな
さと
不器用に急かされた
りぃ
りぃ
さとくんと話しに来たのに
もう、 誤魔化したくないのに
さとくんを前にして体が動かない
情けない
さと
りぃ
俺の体は宙に浮いた
正確にはさとくんに お姫様抱っこされた
さと
そのまま保健室に連れて行かれた
恥ずかしかった
でも嬉しい
とすん、と小さな音を立てて
俺を椅子に座らせた
保健の先生はいない
さと
と、言って 俺の前に救急箱を置いた
さと
りぃ
ズボンをまくると血が滲んでいた
りぃ
だからこんな痛かったんだ
さと
さと
さとくんが手当してくれるらしい
りぃ
消毒液を傷口に垂らす
じんじんとしみる
りぃ
そう言うとさとくんが手を止めた
さと
りぃ
また無言
気まずいなぁ
ズキンッッ
りぃ
さっき頭痛いって嘘ついたから本当に頭痛くなったのかな
さと
気づいてくれたのか大きな絆創膏をはってベッドに寝かされた
俺は目を閉じた
俺の頭を撫でるさとくんの手が 心地よくて
眠った
目が覚めた
頭が痛いのと寝起で ぼーっとしてるので
目が開けれないし 声が途切れ途切れに聞こえた
さと
さとくん?
さと
なん、て?
なにも聞こえない中
これだけは聞こえた
さと
ガバッ
俺は重たいまぶたを開けた
りぃ
夢?
そんな訳ない
しぇ
りぃ
しぇ
りぃ
りぃ
俺は他の生徒と紛れて
しぇくんと帰った
それから何日もたった
もう、さとくんが何を言おうとしてたのかも考えなくなった
ピンポ~ン
陽気なインターホンが鳴り響く
りぃ
俺は玄関を開ける
なんで
なんでいるの?
りぃ
るぅ
俺はるぅくんと目を合わせる
りぃ
さとくんが教えた?
でもなんのために?
るぅ
りぃ
てか、そもそも
るぅ
同居してんの知ってるの?
るぅ
りぃ
しぇ
わからない
何を企んでるの?
るぅ
るぅ
なにを
何を止めるの
しぇくんが言いづらそうに言う
しぇ
しぇ
さとくんが?
りぃ
るぅ
るぅ
るぅ
俺が止めてどうなる
りぃ
だって俺はさとくんと別れた
そんな俺に
誰が止めれる?
るぅ
りぃ
りぃ
俺が、俺が止めれるはずないんだ
とどめなんて
さされたくないよ
ねぇ、
それくらいわかってよ
別れ話してたの、聞いてたでしょ
しぇ
りぃ
行きたくない
行きたくないよ
だって今行ったら
本当に嫌われちゃうようなこと
絶対、言うもん
るぅ
りぃ
さとくんが好きなんでしょ?
それに
俺が行きたくないのは、 俺のためだけじゃない
りぃ
りぃ
りぃ
りぃ
‘’外国に行って勉強するんだ_‘’
りぃ
りぃ
しぇ
るぅ
りぃ
俺は玄関の扉に手をかけた
るぅ
るぅ
るぅ
しぇ
ムカつく?
りぃ
面倒くさいやつって 思われたくないもん
るぅ
りぃ
じゃあ消えてよ
るぅくんがいたから我慢したのに
るぅくんがいたからこうなったのに
なんて言えない
りぃ
しぇ
仕方ないことなんか じゃないなんて
るぅくんが悪くないことなんて
りぃ
でも、怖かったんだよ
りぃ
行きたいに決まってる
止めたい
抱きしめてほしい
撫でてほしい
あー
子供みたいだな
りぃ
しぇ
しぇくんに言葉を遮られ 静かに頷く
るぅ
りぃ
怖い
可愛くないしチビだし
馬鹿だしセンスないし
るぅくんのが、お似合いだし
るぅ
何を、
るぅ
そんなことない
りぃ
りぃ
りぃ
お願いだから
るぅ
もう、辞めて
るぅ
やめてほしいのに
るぅくんがいたから、なのに
それなのに
なんで、
なんでこんなに
るぅくんの言葉が響くんだろう
るぅ
バンッ
りぃ
しぇくんに背中を押された
俺の足は一歩前にでた
しぇ
るぅ
『『いってこい!』』
りぃ
俺の目に涙が滲む
でも、自然と唇が持ち上がった
りぃ
俺は駅に走った
しぇ
るぅ
しぇ
るぅ
しぇ
るぅ
遠ざかっていく背中を見つめた
見えなくなるまで、ずっと
るぅ
大好きです。
るぅ
僕は、静かに涙をこぼした
走った
ほんとはとめたくて
りぃ
辞めてやる
俺を泣かせたんだもん
困らせて、困らせてやる
そして、俺は
電車に乗ろうとするさとくんを 見つけた
駅は空いててスムーズに電車に 乗れたはずだった
それなのに
りぃ
さとくんは乗らなかった
りぃ
かすれた声だったのに、さとくんにはしっかり聞こえてたんだ
さと
さと
なんで、そう聞かれた
理由、?
理由は…、
りぃ
さと
沈黙になりそうだったけれど、 無理やり話をつなげる
りぃ
さと
さと
さと
俺はりぃを待ってた
俺を、
まってた?
りぃ
さと
さと
さと
……なにそれ
りぃ
さと
……、
りぃ
嫌われたって思ったでしょ?
俺に突き放されたでしょ?
さと
さと
さと
誤解?
りぃ
さと
風が吹いた
りぃ
髪がなびいて、
さと
さと
夕焼けが横顔を照らす
りぃ
確かに、コンクールのときは 毎回部活にいってた
夕焼けも風も近づいてきた音も
すべてが美しく感じた
勘違いが恥ずかしい
でも、嬉しかった
りぃ
さと
りぃ
言いたいこと、言えてないのに
電車は容赦なく近づく
さと
りぃ
言え、言え
ねぇ、足動いてよ
まだ、ちゃんと好きって 言えてないから
りぃ
さと
俺がそう言うと、さとくんは静かに振り返った
微笑んでいたけど、切なげで
言えない
りぃ
俺にそんな権利ないし、
海外にいったらそこで好きな人つくるだろうし
そうしたら、ふと
背中を押してくれたしぇくんとるぅくんを思い出した
りぃ
さと
電車がとまった
さとくんが一歩俺から遠のく
言わなきゃ、一生後悔する
りぃ
声は相変わらずかすれてたけど、はっきりした声がでた
さと
気づいたら抱きしめられて
さと
りぃ
さと
さと
りぃ
その前に
りぃ
さと
指切りをした
そう言うと さとくんは急いで電車に乗り込む
これからは、海外とここで
離れ離れなんだな
そう思いながら、メッセージのさとくんのアカウントを戻す
ピコンッ
りぃ
アプリを開くと さとくんからだった
さと
りぃ
そう呟いて
スマホの電源をきる
りぃ
そう思うと、
嬉しくてたまらなかった
きっと、最初からこうすれば 良かったんだ
そんなことを考えながら歩いた
風でふわっとなびいた 俺の髪からは
シャンプーの 甘い香りがしました。
花夜
花夜
花夜