それは...
ずっとありえない事だと思ってた。
だけどそれは突然の事で
奇跡のような瞬間だった……。
イベント終了後に
スタッフさんに促され
広い部屋に入る。
そこには自分と同様に案内され
待つ人達。
しばらくすると
自分が入って来たドアが開き
数人のスタッフを引連れた
彼が入って来た。
彼が来てからは
あっという間で
列を作ってた人は
ひと時の触れ合いを
楽しんだ後部屋を後にしていく。
気づけば男の子を連れた
若いママの後は
私の番だ。
目の前でスタッフさんに促され
ママから離れ彼に駆け寄る男の子
彼はしゃがんで
駆け寄る男の子に
大きく腕を広げ
受け入れ抱きとめる。
それを見たその子のママは
キャーキャー
言って興奮状態。
私もそれを羨ましくも
微笑ましく見てた。
何を話してるかまでは
聞き取れないけど
通訳の人が間に入って
彼と男の子は
楽しそうに話してた。
こんなに近くで見れるなんて
見れるどころか
会えるなんて
近づく私の番に
何を言おう
何を話そうで頭がいっぱいで
決まらないまま
スタッフさんに
私の番だと告げられた。
目の前では可愛い男の子を
しゃがみこみながら
抱きしめた状態で
最後の挨拶をする彼。
ぎゅっと抱きしめ
その子の首筋に
頭を埋め背中をポンポン叩き
頭を撫でてお別れをしてた。
その姿はまるで
後ろから見てる私には
首筋にキスしてる様に見えた。
たった数分の出来事。
私は彼の前に行き
緊張で頭が真っ白
カチコチに固まって
言葉に詰まってたら...
🐱
🐱
ハッと我に返った
私
私
言葉にした瞬間
やらかしたと思った。
間髪入れずにスタッフさんに
そう言った事は...
と言われそうですよね...って
🐱
しゅんとなって前を見ると
赤い顔をして
くしゃくしゃに頭をかきかながら
困った様な恥ずかしそうな
表情で再びしゃがみこむ彼。
🐱
そう言って
しゃがみこみながら
私の前に差し出される
白く細くて
骨ばった大きな手。
私はその手を直ぐに両手でキャッチ
握手をした……
その先は覚えてない。
彼は立ち上がったのかも
軽いハグぐらいはしてくれたのか?
どんな話をしたのか??出来たのか??
どんな表情だったのかも...
そう
だってこれは夢の話し
私が今日見た夢の話し
続きが見たいと思って
再び目を閉じたけど
そんなに都合良く続きも見れないし
二度寝も出来なくて
だから今日はここまで。
コメント
11件
夢の続きが見たくてもう一度寝る気持ち分かる〜〜〜!