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うわぁ最後ら辺切ない感じで次の物語が楽しみです…!ブクマ失礼します!!
鳥肌やべぇ...wもう好き過ぎるよぉぉぉぉ投稿ありがとう御座います...うわぁぁぁぁぁぁ( ᐛ )
桃赤
白昼夢の恋人
紫
紫
紫
語り終わった後に
紫先輩が呟くと
部員達も
次々に頷いた
紫
.......
.......
誰も手を上げない
紫
赤
こんなにスムーズに決まる事ほど
怖いことは無い
紫
ふわりと笑う紫先輩が
女神様のように見えた
赤
橙
急に橙先輩が手を挙げた
橙
橙
なんてこと言うんだ
赤
顧問
いつの間にか
演劇部の顧問が
職員会議が終わったようで
ホワイトボードの横に腰掛けている
赤
顧問
顧問
顧問
いつも鬼のように厳しい顧問が
真剣な顔で俺たちを見た
赤
同級生も先輩も
あたたかく応援してくれている
その事実が
何よりも嬉しかった
赤
ドタバタと図書室の扉を開ける
桃
またもや苦笑する彼を見て
俺は息を整える
赤
桃
桃先輩がびっくりしたように
目を丸くする
赤
桃先輩は
綺麗な顔を
くしゃくしゃにして笑った
桃
そしていつものように
俺の髪をかき混ぜるように
頭を撫でてくれた
....甘い桜の匂い
彼は
俺が演劇が凄く大好きな事を知っていて
練習をたまに付き合ってもらっていたから。
赤
桃
赤
桃
小学生みたいに
指切りげんまんをして
2人でクスッと笑った
一瞬戸惑ったように見えたのは
気の所為だろうか
そこから
ハードな演劇練習が始まって
図書室に行ける回数も
少なくなっていった
紫
赤
演劇ノートは
もうアドバイスでいっぱいで
毎日毎日読み返して実践する日々
赤
顧問
顧問
その言葉に
皆んなが散っていく
明日....オフかぁ....
部室で練習しようかな....
そんな事思っていると
顧問が俺の肩を
ポンッと叩いた
顧問
赤
顧問
赤
赤
悔しくなって俯く
確かに最近焦ることが多くなった気がする
顧問
赤
顧問
不意に先生が優しい声を上げた
赤
顧問
顧問
赤
マニアックそうなのに
何だか嬉しかった
顧問
顧問
赤
顧問
顧問
顧問
顧問
顧問
顧問
先生は涙をこらえて
笑った
顧問
顧問
桜の匂い....?
顧問
赤
俺がこんな話
聞いてよかったのだろうか
春風みたいに優しい奴って
何だか桃ちゃん先輩みたいだ
そう思ったら自然と
悲しい話なのに頬が緩んだ
青
赤
青ちゃんが、ポッキーを
もぐもぐさせながら聞く
こいつお菓子かバナナしか食わんよなぁ....
そんな事をぼんやり思った
青
赤
当たり前のように頷くと
青ちゃんが身を乗り出した
青
青
赤
赤
青
喜ぶ青ちゃんに苦笑しながら
まあ、悪い事はないだろう
そう思っていた
そう、
思っていた
青
赤
赤
青
赤
桃先輩の学年色のネクタイは
3年生の緑色だったから
間違いないだろう
赤
くだらない話をしつつ
図書室のドアを開けると
彼がまた窓際の低い本棚に座って
本を読んでいた
桃
優しく微笑んで待ってくれる先輩が
いる事がどうしようもなく
嬉しかった
赤
桃
先輩がいつものように
俺の頭を撫でた
赤
赤
赤
青
振り向くと
青ちゃんは困った顔で
俺を見ていた
青
青
青
赤
思ったように言葉がでてこねえ.... スランプだァァァァァ!! いつも背景変えるの面倒臭いって 思ってるとか 言っちゃダメなやつですねw