隆
隆
あれから外に出て電話をかけていた。
5回かけたが、全く通じなかった。
隆
隆
5回目の発信音が機械の声に変わったので、切った。
雨に打たれて体はびしょ濡れだった。
隆
隆
もしかしたら、もう空港に向かっているのかもしれない。
そう思い立ち、明日の早朝の便を調べた。
1番早い便は4時だった。
この便で帰るのか、それは分からない。
とにかく今は、電話が繋がることを待つしかない。
そして、6回目の電話をかけた。
隆
電話の発信音が7コール目で止まった。
その後、聞こえてきたのは大陽の声だった。
その声が聞こえた瞬間、今まで鳴っていた雨の音が静寂に変わった。
そして、ため息をつくように涙が零れた。
隆
大陽
隆
隆
大陽
大陽
大陽
隆
隆
隆
隆
大陽
大陽
隆
隆
大陽
大陽
隆
隆
大陽
隆
隆
隆
隆
隆
隆
隆
隆
大陽
隆
隆
隆
隆
隆
隆
隆
隆
大陽
隆
大陽
大陽
隆
大陽
大陽
大陽
隆
大陽
大陽
隆
隆
大陽
大陽
大陽
隆
隆
大陽
いつ止んだのか、雨はもう降っていなかった。
さっきまで鉛のように重かった体が、驚くほど軽かった。
場所を聞くと、案外近くだったので走った。
隆
言われた番号の部屋の前に立った。
この部屋には彼がいる。
改めて、自分の身なりを見た。
びしょびしょでシャツから肌が透けている。
隆
隆
今はとにかく、早く彼に会いたかった。会ったらすぐに抱きしめたかった。
隆
大陽
''ガチャ''
扉が開き、目尻を赤く染めた彼が顔を覗かせた。
大陽
大陽
大陽
彼にその目で見上げられた途端、気持ちが高鳴った。
血圧が一気に上がり、勝手に体が動いていた。
俺は大陽にキスをした。
大陽
大陽
大陽
しかし、想いは止まらなかった。
しばらく、熱いキスを交わしていた。
隆
隆
大陽
大陽
大陽
隆
服は脱いで、バスローブを借りた。
大陽
大陽
隆
大陽
隆
大陽
隆
隆
大陽
隆
隆
隆
大陽
大陽
大陽
大陽
大陽
隆
大陽
大陽
隆
大陽
大陽
隆
隆
大陽
隆
隆
麻痺していた感情が急に動き出した。
大陽
隆
大陽
隆
大陽
大陽
隆
隆
大陽
隆
隆
大陽
隆
大陽
大陽
顔を赤らめて、子犬のような目でこちらを見る彼の唇に口付けをした。
そのまま、ソファに押し倒した。
隆
大陽
大陽
大陽
隆
異国の地で、不思議な運命の糸に引かれた2人が繋がった。
止まっていたメトロノームが、ゆっくりとテンポを刻んでまた動き出していた。
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
1件
言葉選びが素敵すぎる(о´∀`о)