ハロウィンネタ何か 投稿しようと思ったら ハロウィン終わってた^^;
てことで普通に 連載の続き書きます
赤
あの、先輩
赤
話って…
青
あ、
青
人少ないところ行こっか
赤
はい…?
青
莉犬くんさ、
青
彼女いるよね?
赤
え?
赤
彼女いない歴=年齢ですよ俺、笑
赤
からかいなら
やめてくださいよ〜笑
やめてくださいよ〜笑
わざわざ人が少ない ところまで来てこの様か と思ったが
先輩の口から出たのは 鋭く冷たい声だった
青
とぼけないで
赤
は…?
青
莉犬くんの友達で
るぅとくんっているでしょ
るぅとくんっているでしょ
るぅとくんと言えば 高校時代の同級生だ
高校を卒業して 俺は就職したが
るぅとくんは 専門学校に入学したと聞いた
それにしても 何故先輩の口から るぅとくんの名前が…?
青
昨日の仕事帰りに
道で泣いてる子がいてさ
道で泣いてる子がいてさ
青
放って置けなくて
家に連れて帰ったの
家に連れて帰ったの
赤
…その子がるぅとくん
だったってことですか?
だったってことですか?
青
うん、
「彼女」 「るぅとくん」 ときて
1つ心当たりがあった
赤
…もしかして、ですけど
赤
俺がるぅとくんの彼女と
浮気してるとか
浮気してるとか
赤
そういう話ですか
青
…うん、
青
まぁ…もう別れちゃったけど
赤
…そっか、
赤
だからこの前も…
赤
ふんふーん♪
黄
(トコトコ
赤
あ、るぅとくん!
黄
…!(ビクッ
赤
久しぶ…、
黄
(タッタッタッ
赤
るぅとくん…?
青
何、なんか心当たりあるの?
赤
いや、
赤
それほどの事でも無いです
青
…で、ほんとのとこどうなの?
赤
るぅとくんの彼女…
赤
元カノさんに
告られたのは本当です
告られたのは本当です
赤
まぁ、その時はまだ
‘元’じゃないですけど
‘元’じゃないですけど
青
…うん、
赤
でも、その子がるぅとくんと
付き合ってるの知ってたし
付き合ってるの知ってたし
赤
別に俺も
そういう気は無かったから…
そういう気は無かったから…
青
振ったの?
赤
はい、
青
…でも、
赤
でも、
赤
その元カノさんは
多分俺の事諦めて無くて
多分俺の事諦めて無くて
赤
振ったのに、
しつこくLINEして来たり
しつこくLINEして来たり
赤
後付けられたり
黄
え…、?
赤
俺の彼女じゃないのに
彼女の面して
彼女の面して
赤
デートなんて誘ってないのに
買い物付き合わされたり…
買い物付き合わされたり…
赤
…多分、そういうところを
るぅとくんが目撃したのかな
るぅとくんが目撃したのかな
青
そうだったの…
赤
だから、
赤
どっちかと言うと
俺も被害者というか
俺も被害者というか
青
…そうだね、
青
ごめん、疑って
赤
疑って当然ですよ、そんなの
赤
黙ってた俺も悪いし、笑
青
まぁ…?
青
…どうしよ、
青
るぅとくんさ、
莉犬くんの事誤解したままだよ
莉犬くんの事誤解したままだよ
赤
今どこに居るんですか?
青
るぅとくん?
赤
はい、
青
僕の家
赤
あの…先輩が嫌じゃなければ、
青
家来て直接話す?
赤
話したい…
青
うん、分かった
青
じゃあ今日退社する時
僕に声掛けて
僕に声掛けて
青
ただいま〜
黄
あ、おかえりなさい…!
青
あのさ、
青
今外に莉犬くん居るんだけど
黄
りいぬ…、?
青
話せる?
黄
何で…
青
昨日るぅとくんの
元カノと話してる時
元カノと話してる時
青
「本命は莉犬」って
言ってたじゃん
言ってたじゃん
青
莉犬くん、
僕の部下なんだよね
僕の部下なんだよね
黄
え…、
青
話したいこと
あるみたいだし
あるみたいだし
青
るぅとくんも
今のままじゃ嫌でしょ?
今のままじゃ嫌でしょ?
黄
嫌…
青
行っておいで
青
なんかあったら
呼んでくれれば助けるから
呼んでくれれば助けるから
黄
…(ガチャッ
赤
…あ、るぅとくん
黄
……
赤
ごめんね突然
黄
んーん、
赤
先輩から何か聞いた?
黄
先輩…、
黄
ころちゃんのこと?
赤
うん、
黄
りいぬが話したいことあるって
こんなにも 淡々と話するぅとくんは 見たことがない
今のるぅとくんに もはや高校時代の 可愛らしさは無かった
赤
その…
赤
るぅとくんの元カノさんと
俺が付き合ってるって話
俺が付き合ってるって話
黄
……
唇を噛んで 俺を見つめるるぅとくん
目にはうっすら 涙が溜まっていて 感情が読めない
赤
…俺、付き合ってないよ
黄
え…?
黄
…でも、でも…、
黄
元カノずっと莉犬莉犬って、
赤
…告られたのは事実
赤
でも、振ったよ
黄
だけど莉犬の香水の匂いした
赤
…うん、
赤
無理やりデートとか
させられてたから
させられてたから
黄
ほ…、ほんと?
赤
ほんと
赤
俺、大切な人には
嘘つかないって決めてるから
嘘つかないって決めてるから
黄
そう…
黄
…あの、
黄
莉犬は変なことされてない?
赤
変なこと?
黄
その…、
黄
無理やりデートの時点で
変は変なんだけどさ、
変は変なんだけどさ、
黄
カラダのこと、とか…
赤
あー、ね?笑
赤
されかけたけど
流石に押し返したよ笑
流石に押し返したよ笑
黄
…なら良かった
赤
でさ…、
赤
別れたの?
黄
うん、
赤
ヨリ戻す気はないよね
黄
無いに決まってる
赤
なら良かった
黄
なに、何で急にそんなこと…
赤
だって付き合ってる時の
るぅとくんおかしかったもん
るぅとくんおかしかったもん
赤
高校の時に付き合い初めて、
赤
急に学校休みがちになったじゃん
黄
まぁ…そうだね、
赤
それに、
赤
今久しぶりに会って
気付いたけど
気付いたけど
赤
首…さ、
黄
…あぁ、これは…笑
赤
無理に言わなくていいよ
るぅとくんの首には 縄のようなもので 縛られた跡
首以外にも 至る所に傷がついた るぅとくんの体は 見ているこちらが 痛くなってしまうほどだ
俺にさっき 「カラダのこと」と 聞いてきたのも
きっと るぅとくん本人は 経験しているからだろう
赤
俺が言うのも皮肉に
聞こえるかもだけど
聞こえるかもだけど
赤
彼氏にそんな事して
浮気する女サイテーだから
浮気する女サイテーだから
黄
うん、
赤
そんな女とヨリ戻さないで
欲しいって思っただけ
欲しいって思っただけ
黄
僕もそんな馬鹿じゃないから
黄
大丈夫、笑
赤
そうだよね笑
赤
…ごめんね、
赤
ありがとう、時間くれて
黄
こっちこそ
黄
莉犬が来てくれなかったら
一生本当のこと知らずに終わってた
一生本当のこと知らずに終わってた
赤
んふっ、w
赤
…じゃあ、またね
絶妙なとこで 切ってごめん!!!!