ころんside
涙目な僕の説明を受け、なーくんは呆れかえりながら台所へ向かう。
青猿
え、ちょ
僕が彼を制止しようとするがそれも無視し、無言で包丁を取りだした。
青猿
え?え?ちょっとなーくん?
まさか、、2人を殺しちゃうの!?
赤崎
、、、、殺人現場みちゃうのかな、俺
青猿
わんわん!?落ち着いて!?
莉犬くんを揺さぶっていても、なーくんは手を止めない。
そしてまな板を取り出し、買ってきていたチョコレートを置く。
赤&青
「「へ?」」
そのまま包丁を上にあげ、、、
ザクッ
黄神
今回もいい感じですね
桃谷
めっちゃ美味いわ、さっすがなーくん
さとみくんの部屋で5人。円を作るように座る。
僕の右側にいるるぅとくんは先程までなーくんが無心で作っていたチョコレートマフィンを頬張りながらニコニコしていた。
紫央
ころちゃん、さとみくんとるぅとくんが機嫌悪い時はね。何か美味しい物口に突っ込んだら機嫌よくなるんだよ
昔にも色々あったのか、悟りきった目で僕にアドバイスをくれるなーくん。
青猿
へ、へぇ、、そうなんだ
何か闇を感じ、僕は何も聞かなかったが。
赤崎
にしても、本当に美味しいね。これ
桃谷
日に日に女子力増してくんだよなー
黄神
一家に1人欲しいくらいですよね
マフィンを食べる手を止めることなく3人は喋り続ける。
青猿
というかジェルくん遅いね?もう6時になるのに。ビリだから風呂掃除は奴だね
桃谷
1時間遅刻とか何処のころんだよ
黄神
一家に一人欲しいくらいですよね
赤崎
るぅとくんはさっきから何を言ってるの?
その時、またもやインターホンが鳴る。
桃谷
俺行くわ。多分ジェルだろうし
赤崎
うわはをうればあんとはってやふか
(訳:噂をすれば何とかってやつか)
口にマフィンを沢山放り込みながら言う。
、、食べるか喋るかどっちかにすればいいのに。
そう思っていると急に、肩に何かが乗りかかった感覚。
青猿
、、、へ?
驚いて右を向こうとすると重さの原因である頭、、るぅとくんがズレて僕の膝の上に落ちていった。
青猿
え!?るぅとくん!?
頭に衝撃が走ったせいからか、「んぅ」と何ともあざとく可愛い声を漏らす彼。
え?これ膝枕状態になってますよ!?
肩から膝に落ちていったけど大丈夫!?
てか、僕の肩に乗ったのってるぅとくんが寄りかかったから!?もう体洗えないじゃん!!←







