天利芙蓉
お疲れ様、気をつけて帰るんだよ
藤崎伊織
はい!
浪江史郎
あの子でしたっけ、行方不明になった子って
天利芙蓉
そうだが?
浪江史郎
前はあんな、キラキラしてましたっけ
天利芙蓉
まあ、そこでなにがあったかは、知るよしもない
天利芙蓉
ただ、何かがあり、彼女を大きく変えた
天利芙蓉
それが良し悪しどちらにせよ
天利芙蓉
決して悪い方向に向かないようにするのが、我々の役目だ
浪江史郎
そっすね
天利芙蓉
妻にメールしとくか
ガサッガサッ
天利芙蓉
ん?
南蛇井毅
…
番地陽介
…ジーッ
鯛格芳雄
おめー、司さんを逮捕しようとしたろ
天利芙蓉
ん?
南蛇井毅
殺れ
番地陽介
死ねぇ!!
鯛格芳雄
おぅらァ!!
天利芙蓉
おっと
天利芙蓉
やばい
南蛇井毅
はぁ
南蛇井毅
はぁはぁ
南蛇井毅
追い詰めたぞ、ゴラァ!
番地陽介
おっさん、の、くせに、はしりやがっ、て
鯛格芳雄
ぜぇぜぇ
天利芙蓉
追い詰めた?
天利芙蓉
違うな
天利芙蓉
誘い込んだんだ
南蛇井毅
は?
南蛇井毅
なにを
青山正義
突入!!
南蛇井毅
な
番地陽介
!?
鯛格芳雄
ぎゃっ
天利芙蓉
いや、助かった
青山正義
恩師のヘルプなんて、あると思いませんでしたよ
天利芙蓉
本当に助かった、ありがとう
天利芙蓉
おそらくは、この前の不審者と関わりがある
青山正義
なるほど分かりました、調べてみます
確保された男たちは悔しそうにしていた