桃赤 微青赤
小鳥の鳴き声で閉じていた目をそっとあける
2度寝をしようかとも思ったが
久しぶりに早く起きるのもいいなと思い
そのまま僕は体を起こし
リビングへ向かった。
目を擦りながら扉を開けると
お母さんが目をまん丸にしながら見てきた
母
青
母
僕はゆっくり頷き、洗面所で顔を洗った。
久しぶりに髪をオシャレにしようかな……?
と思い、アイロンを用意し
不器用ながら髪の毛をセットする
母
洗面所に来た母にそう言われたが、
いないよ、とだけ伝え
また黙々とセットした
完成した頃には時間がかなりやばかったので
食パンをくわえながら学校へ向かった
食パンを食べ終わる頃には学校のすぐ側まで来ていた
いつの間にか、僕の前を歩いている距離の近い2人に勝手に目がいっていた
誰だ、あんなにいちゃつきやがって……
そう思い、顔を見ようと少し横に飛び出した
その2人は、
桃くんと赤くんだった
青
心の声が漏れてしまった
幸い2人には聞こえていなかったようで
安心から、ホッと息を吐いた
赤
赤
赤
桃
桃
桃
周りから見たら、赤くんの方が愛が強いように思うだろう
だけど、僕は知ってるんだ〜
桃くんの秘密をね?
僕は赤くんを後ろから抱きしめた
青
赤
赤
赤
青
青
僕は赤くんのことを真っ直ぐ見つめる
自分でも、あざとい目で見つめてたんだろうなと思う
赤
そう言いながら、僕の頭を撫でてくれる
基本的にいつもしてもらうことだ。
そろそろかなと思い、
チラッと桃くんを見る
桃くんは僕をとてつもない目で睨んでいた
まるで
『俺の赤を何してくれとんじゃー!』とでも言ってくるかのような目力だった。
いつもならここで終わっていたが
もう少し桃くんが嫉妬してる所が見たいなと思い
僕は作戦を続けた。
青
青
いつもよりかっこいい声を出し、赤くんは驚いたのか
キョトンとした目で僕を見つめる
ほんとに……可愛いな…w
いつの間にか僕は、僕と赤くんのおでこをくっつけていた
無意識だった。
赤
急に頬が赤くなる赤くん。
僕が僕じゃなくなるみたいだった。
僕は、そのまま赤くんの唇を奪った。
つもりだった。
実際には奪えておらず、
気づいた頃には、桃くんが赤くんを抱き寄せていた。
桃
桃
青
青
青
青
赤くんはキョトンとしながら、
桃くんは僕をさっきよりも強い目力で僕を見つめていた
青
青
青
そうして、僕はスキップしながら学校へ向かった。
少し、だけ
名残惜しかったのは、どうしてだろう。
スキップをしながら前を進む青をずっと見ている赤。
それがどうも気に食わなくて
俺だけ見てほしい。
そんな思いを強く抱きながら、
俺はさっきよりも強く赤を抱きしめた。
周りの人達は、騒ぎながら俺たちを見ていたが、
今はそんなこと、どうだって良かった。
赤
赤
桃
桃
桃
自分でも、こんな恥ずかしい言葉を口にしたのは初めてで
頬が真っ赤に染まった感覚がしたのがわかったか
素直にならないと、青に取られちゃうから
恥ずかしいという感情を押し殺して、自分が本当に思っていることを言葉にした。
赤
桃
赤
そう言いながら、赤はまるで俺に身を委ねてくれているようだった。
桃
桃
桃
桃
言いながら、やっぱり恥ずかしくなってしまい
赤の肩に顔を埋めた
赤
案の定、赤にとてつもなくいじられてしまいました。
あの出来事が起きてから、
ひとつ大きく変わったことが出来た。
それは、
赤
赤
桃
赤
桃くんの方が赤くんにベタベタになりました。
end
あの、……
受験の結果が帰って来ました。
受かってました!!
本当に良かったです(*^^*)
緊張から、受験が終わってもなかなか書く気になれなくて
あまり上げれていませんでした。
これからも頑張りますので、もし良ければ応援して頂ければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
コメント
15件
合格おめでとうございます︎👍🏻 ̖́- これからも無理のしすぎには 気をつけて❕ 頑張ってください🫶🏻💕︎︎
合格おめでとうございます🎉 ブクマ失礼します🙇♀️
うわあああああ!!!受験合格おめでとうございます✨✨ これからも応援してます‼️🙌🏻