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人多いなぁ…

永茉

そうね…

全然進まん…

お腹空いた…

今日は永茉と一緒に地元の祭りにやってきた

てか久しぶりにここの祭きたな〜

懐かしい〜

永茉

都会の方は祭りとかなかったの?

んーあったけど…

1人で行くのもなぁって感じだったし…

永茉

友達とかは…?

友達はほら…すぐお酒飲むし…

私はあんまりあーゆうノリが好きじゃなかったからさ

家でゆっくりしてたよ

永茉

へぇ…

お、たこ焼き…!

永茉いる?

永茉

ん…私はいいや

そう?じゃあ買ってこよ!

たこ焼きを買って近くのベンチに座った

いただきます…!

永茉

ふふ…

モグモグ

永茉

でも流石に3人前は買いすぎじゃない…?

いやぁ…色んな味あると全部欲しくなっちゃって…

永茉も一緒に食べようよ

永茉

んー…じゃあ少しだけ…

ほら、あーん

1つ取って永茉の口元に運ぶと少し恥ずかしそうにしてからパクッと食べた

永茉

ん…

永茉

美味しい…

でしょ!

いやぁ…花火よりご飯だな…

永茉

玲らしいわ…

お、飲み物無いね

買ってくる!

永茉

ん…分かった

屋台で飲み物を買ってると後ろから肩をつつかれた

……?

玲…?

……え?律…

立っていたのは「元」彼女だった人物だった

犬飼 律 (いぬかい りつ)
163cm
24歳
大学で出会って2年間玲と付き合っていた
同じく高校教師 教科は数学

なんでここに…

友達がこっちの方にいるから…

久しぶりだね

卒業以来…?

……そうだね

誰かと来たの…?

…うん、…まぁ…

へぇ…

飲み物を買いに行ってから数十分経っても全く帰ってこなくて私はずっとソワソワしていた

永茉

……遅い…

立ち上がって探しに行こうとした時彼女が帰ってきた

永茉

!玲…!

永茉

おそ…い…

この子が一緒に来た子?

うん…

見せたんだからもういいでしょ

ふーん…

そっかぁ…

君が今の…

永茉

……??

……っ…

永茉、行こう

永茉

へ?

彼女は私の腕を掴んで歩き始めた

あとで連絡するね、玲

ボソッと言った言葉を私は聞き逃さなかった

歳の差関係なくないか

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