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1945年8月15日
この日は私が"日本"に降り立った日。 目覚めるとなんとも酷い状態で、 でも私は これが当たり前なのだと思いました。
なんせ生まれて初めて見た景色が これなのですから…。
けれどすぐに違うんだと 気がつきました。 "あの人"の顔を見たから。 とても苦しそうで、悲しそうで…今にも泣きだしそうな顔をしていた。 私は「大丈夫ですか?」って言ったんです。
そうしたら"あの人"は以下にも 作り笑いって顔をして 「あぁ、大丈夫だ」って 言ったんです。
本当に心が苦しかった…。
もう、この人を悲しませたくない、 だから私はこの人を守ろうって自分に誓ったんです。
自分を犠牲にしてでもこの人の守る。 だから新しい自分を作ろう、そうしたら苦しくない。 そうして出来上がったのがこの私。 誰にでも平等でいつも笑顔。そう、私はいい子になろうとした。 "あの人"は喜んでくれた。
「お前はいい子で俺は嬉しい」って、頭を撫でてくれたんです。 とても嬉しかった。 だからもう絶対に、 自分を出さないようにしないと…
積み上げてきたものが 壊れてしまうから