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今日も今日とで3Dの撮影が終わり、 みんなで雑談をする
そんな中、1人だけ今日も居ない
それは、Broooockだ。
なんで居ないかというと、Broooockは今、長期間中国の実家に帰省しているから。
もう今日で3週間は経ちそう....
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ソファに足を組んでそうムスッとしているのは、ぶるーくの恋人のきりやんである
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ソファに足を乗せ、体操座りで俯くきりやん。
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と頭を抱えながらスマホを見つめるきりやん
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だいぶ限界なのかそう叫ぶきりやん
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ぶるーくときりやんはもう付き合ってだいぶ長く、今では同居もしている。
最初の頃は初心でイチャイチャだった2人も、今ではお互いが居るのが普通になって、そっとやちょっとじゃ照れないのも当たり前になり、まるで熟年夫婦のような雰囲気がある。
もちろんいいことではあるんだが、デメリットもあるらしく、
"会いたい"や、"寂しい"みたいな初歩的なデレ方がどこか小っ恥ずかしく、しにくくなってしまったらしい。
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俺は心の中でそう呟く
帰ってきてとりあえずきりやんを落ち着かせて欲しいのはもちろん、
これ以上待たせるとあの2人が...
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そう無邪気に喜ぶきりやんは置いといて、俺は心の中で
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と、頭を抱える
そう、実は、きんときもスマイルも、きりやんのことが好きなのだ
好きな人が恋人と距離があるなら、友達だったとしてもつけ入りたいと思うのが自然だろう
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きょとんとしているきりやんを挟みなからバチバチな2人の間に、俺は慌てて入る。
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何も分かっていないシャークんに説明する間もないくらいにきんときとスマイルからの視線が痛い。
...くっそ、何が厄介ってきりやんは何も知らないことなんだよな...。
2人の恋も応援したいはしたいが、俺はきりやんの気持ちを優先したいんだ。無理矢理とかあの2人ならありそうだし...。
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そうなかむに渡されたお気に入りのビールを顔を真っ赤にしながら飲むきりやん。
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そんな最低なことを心の中で思いながら、一つだけジュースの入ったコップを、手に取る。
しかしその瞬間俺の肩に何かが寄りかってきた。なんだろうと横目見ると、ちらりと金髪が映った。
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きりやんだった。お酒に強いくせに、もう潰れてしまったみたい。
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そう笑いながら話しかけると、きりやんはだんだんと目をうるうるにさせながら
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と言って、涙を流し始めた
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スマイルとなかむが傍に来て、きりやんの背中や頭を撫でてあげる。
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ふらっと倒れそうになるきりやんを支えて、もう一度肩に寄りかからせる。
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そうきりやんはブツブツと言うと泣き疲れたのかそのまま眠りについてしまった。
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そう静かに呟いて、きりやんの頭を撫でてあげた。
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そう独り言を呟きながら、暗い帰り道を歩く。
それにしても、1週間だけと言ったのに、結局は3週間も中国に居てしまった。
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僕はスマホを取り出し、最後にした2週間前の会話を見る。
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もしかしたら、会いたいと、そういう連絡をくれるんじゃないかと期待して、
僕から連絡するのは控えていた。
でも、会いたいとか寂しいとか思ってたのは全部僕の方だったみたい。
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そう半分変な意地の混ざった言い訳をしながらとぼとぼと道を歩く。
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そう思い、もう一度スマホの画面を見た時、
きんときからある動画が送られていることに気がついた。
ぽちっと動画を再生すると、そこに映っていたのはきんときの肩に寄りかかって寝てるきりやんで___
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そう言ってきりやんに優しく微笑むきんとき
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そう一瞬きりやんが映って動画は終わった。
映ったきりやんは、目の下にクマがあって、目も少し赤かった。
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僕は、気づいた瞬間には走り出していた。
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そう勢いよくリビングのドアを開け叫ぶと、そこには
誰も居なかった
空になったビール缶は床に落ちていて、テーブルには5人分のコップがちょこんと置いてある。
なんというか、飲み終わった後のようだった。
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一瞬変なことを考えてしまうも、そんなはずはないと、僕は2階に行くことにした。
2階にはきりやんの部屋がある、きっとそこに居るんだ。きっとそう
恐る恐るきりやんの部屋のドアを開ける
人の気配がしない、 シーンと静まり返った部屋。
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顔が青くなっていくのがわかる。
やっぱあの動画はきんときの宣戦布告だったってこと?
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意地を張って、相手からの連絡を待ち、自分からは連絡をしなかったことを後悔する。
正直に寂しいと伝えていればよかった。
そう思ったその時、隣の部屋からガタッという微かな音が聞こえた。
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そう、きりやんの隣は僕、ぶるーくの部屋だ。
僕は不思議に思いながらも、自分の部屋を見に行く。
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ドアノブに手をかけ捻り、中に入ると、
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何かにグイッと腕を引っ張られ、僕はそのまま部屋の中のベッドにドサッと倒れてしまった。
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衝撃でつぶってしまった目をゆっくりと開く。
最初に目に映ったものは、潤んだ黄色い瞳だった。
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僕はきんときの元へ行ってなかったきりやんを見てひとまず安心する。
一瞬でも寝盗られてしまったと疑った自分に嫌気が指し、それも含めて僕はきりやんに謝ろうとした
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しかし口を開いた瞬間に、きりやんにキスをされた。
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唇を離れ、ハァハァと息が上がっていくきりやん
周りを少し見渡し、原因を探す。
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下の階にあったお酒が何本か僕の部屋にも転がっていた。そしてちらばった無数の僕の服達...
その時気づいたが、よく見ると、きりやんは下を履いていない....勃ってる..?
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そう聞くと、お酒で頭をふわふわさせながらこくりと素直に頷くきりやん
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目をハートに光らせながら、僕の上に股がるやんさん
僕はそんなハレンチは彼を見て喉を鳴らす
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それが僕はとてつもなく嬉しかった、だから存分に抱きしめ、優しく満たすイチャイチャを久しぶりにするべきだったのかもしれない。
でも、
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そう泣きながら抱いて欲しいと頼んでくるきりやんに僕の理性が保つ訳もなく
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僕はきりやんを押し返し、そのままさっきとは違う深いキスをした
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チュンチュンという鳥の声で、自然とベッドから体を起こす。
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背伸びをしようと腕を伸ばすも、腰に痛みが走り、途中で止まってしまった
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そう謎の痛みに頭を混んがらがらせていたら、隣で布団がもぞもぞと動き出した
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布団から出てきたのは俺がここ最近ずっと会いたかったぶるーくだった
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1人で寂しくてしてた...なんて言えるわけないなぁ...。
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なんでそれをこいつが知ってるんだ!?
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昨日の夜のことを口にするぶるーくを慌てて押さえる
だんだんと記憶が戻ってきて、顔がぷしゅーっとパンクしだす
そうだ俺寂しさのあまりぶるーくに股がって...///
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今すぐ布団に隠れたいけど、どこか幸せも感じる不思議な感情に困惑が止まらない
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そんなことない、いつもならそう言って直ぐにリビングに向かっていた。
でも....
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正直に昔のように気持ちを伝えてみる。小っ恥ずかしいのは変わらないけど、ぶるーくと遠距離だった時よりは全然幸せ。
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この言葉は嘘じゃない。 良かった、心の底からそう思う
でもまぁ、ちょっとだけ
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そう思いながら、俺は諦めるべき気持ちに鍵をかけられないまま、スマホを閉じた。
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こんにちは、今回はリクエストの物語でした
brkrで遠距離恋愛...めっちゃ難しかったけどとっても楽しかったです
ahitiさん、リクエストありがとうございました
コメント
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最高過ぎます…神かな?kyとbrのすれ違いがめっちゃ好きです!!これからも無理せずに頑張ってください!!!!!
うわわ!素晴らしい作品を書いてくださってありがとうございます!!!あんな大雑把なリクエストからこんな作品ができるなんて…って感じです! ただただクソリプのイチャイチャになるのかなと思ったらまさかのきんさんとすまさん、、、 一瞬クソガキボイスが頭をよぎりました笑 実は初リクでしたのですごい嬉しかったです!ありがとうございました!