天使(?)
あれっ、また来たの?
海響
え、……
海響
あ、はいっ……
天使(?)
飛び降り自○ね……
天使(?)
辞めといた方がいいよ
大切な人が悲しんじゃうかもよ
海響
大切な……人?
天使(?)
うん
天使(?)
じゃあ、ある物語を教えてあげようか…
天使(?)
ふふっ、そんなに怖い話じゃないよ
天使(?)
そうだねぇ、時は、100年前……
ある若者がいた。
若者は『碧空』といった
天使(?)
りくって読むんだよ
碧空はね、とっても我慢ができる子だったんだ。
いくら辛いことがあっても、泣かなかった。
でも、ある日
恋人が死んだ。『交通事故』だった。
それで碧空は、天使になって彼を待とう。
って考えたんだって、
彼は屋上から落下して○殺した。
そして彼の願いは叶い、天使になった。
だが欠点があってね、最初は目立たなかった羽は
徐々に黒くなっていったんだ。
10年、20年、彼はそれでも待ち続けた。
そして、恋人は来た。
天使(?)
凄いよね、諦めないで何年も何年も待ち続けて。
天使(?)
無駄なのに
でも来た恋人は、小さかった。
天使(碧空)は絶望して彼を帰らせた。
でもまた彼は帰ってきたんだって。
何でだろうね…
天使(?)
どう?
天使(碧空)
ちょっと怖かった?笑
海響
……
天使(碧空)
怖かったでしょ〜笑
海響
……ねぇ、碧空…
天使(碧空)
僕は碧空じゃないよ。
天使(?)
本当だよ。
天使(碧空)
自分が……ッコントロール出来ない…ッ…
天使(?)
違うっ!これはっ!
天使(碧空)
ううん、気にしないで。
天使(?)
逢ッいッ…たぃッ…ッ………
天使(碧空)
気にしないで。ちょっと口が滑っただけだから。
海響
……お前っ、誰だよっッ……
天使(碧空)
誰って、……君が会いたかった人だよ?
海響
俺が逢いたいのは
海響
碧空!!!
海響
お前は碧空じゃない!!!
海響
ただの闇だらけの悪魔だ!
天使(碧空)
ほぉ……
天使(?)
よく分かったね
天使(碧空)
ッっ、…あお゙ッ…ど
海響
碧空ッ…!!
海響
逢いたかった…会いたかった……愛たかった……
天使(碧空)
もう、意識、を取りッ戻せ…ッっ
碧空が、…碧空が待ってるよ……ッ
碧空(りく)
海響ッ……今日は綺麗なお花が咲いていたよ…
碧空(りく)
薔薇だって……1本あげるね…
海響
……うっ、……
海響
あ、りがとうッ…(*´ω`*)
碧空(りく)
っ、?!へっ?
碧空(りく)
あ、おと?
海響
海響…だよ。
碧空(りく)
本当に……?ポロポロ
海響
うん…
海響
ずっと……
君に逢いたかったよ
碧空(りく)
僕も逢いたかった……
海響
俺、どんくらい寝てた?
碧空(りく)
い、1年……
海響
えっ!、そんなに寝てたんだ…笑
碧空(りく)
海響…
海響
何?
碧空(りく)
これからも一緒に居てくれる?
海響
……うん!勿論!
碧空(りく)
勝手にどっか行かないでね…ポロポロッ
海響
…うん。
海響
もし行ったら
また君に、逢いに行くから_.
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[END]
莉亜
内容うっすうす……ごめんねm(._.)m
莉亜
誤字脱字があっても気にしないでください!
莉亜
それではおつ莉亜ー!*˙︶˙*)ノ"