りう❤
約束の時間だ…!
りう❤
来てくれるのかな…w
時計の針が音を立てる度に 心臓が鼓動を早まらせている。
りう❤
しすぎてタヒにそう…
りう❤
ちゃんと生きてるのかな…w
ピンポーン(インターホン)
りう❤
そんな独り言を呟いていると、 インターホンが鳴った。
ない💕
来たよ〜!(大声)
りう❤
ないくんだ…!///
自然と顔が火照っていく感覚がする。
俺は両手で顔を冷やすようにし、 急いで玄関に向かった。
りう❤
来てくれてありがとう!
俺は照れた顔を隠すように 無理矢理に口角を上げて笑った。
ない💕
何、その格好!?///
俺の姿を見た瞬間、 ないくんの顔が赤くなった。
りう❤
そんなに恥ずかしい
格好してた…?💦
ない💕
違うよ…?
りう❤
動揺してるの…?
ない💕
可愛いなって…ボソッ
りう❤
聞き取れなかった!💦
りう❤
ない💕
ない💕
俺、先に行っちゃうよ!///
りう❤
待ってよ〜!!
移動中
ない💕
可愛い生き物は…!!)
ない💕
落ち着け俺〜!!)
俺の脳内は 可愛らしいりう❤の浴衣姿で いっぱいだった。
りう❤
ないくん、全然
話さないけど大丈夫?
ない💕
大丈夫だよ?💦
どうしよう!?心配かけちゃってる…! ここはどうにかして話題を変えなければ…!
そう思って放った言葉は、 まさかの浴衣の話だった。
ない💕
今日は浴衣なんだね!
これ以上、りう❤を直視したら 昇天して逝くのに… 何やってるんだ、俺…
りう❤
せっかくの夏祭りだからね!
ない💕
似合ってる!ニコッ
りう❤
りう❤
似合ってるよ…///
ない💕
その時のりう❤の気持ちに 俺はまだ気づいていなかった。
ただ単純に似合っている、と 褒めてくれただけで 俺だけが恋心に浮かれていると思っていた。
りう❤
ない💕
じゃあ〜…!?
りう❤
それでね〜…!
ない💕
それって〜…
俺たちはいつもよりも たくさん話した。
いつも話しているのに、 不思議なくらいに話題が出てきた。
そしていつの間にか、 夏祭りを開催している 神社に辿り着いた。
神社
りう❤
ない💕
りう❤
ないくん!
ない💕
りう❤
まだ時間はある?
ない💕
後45分ぐらいあるよ!
りう❤
じゃあ、先に屋台巡り
しちゃおっか!
ない💕
りう❤
ない💕
りう❤
売ってるよ〜!
珍しいね!
ない💕
ない💕
ない💕
ポテト1つ下さい!
はいよ! 代金は600円ね!
ない💕
毎度あり〜! また来てね、兄ちゃん!
ない💕
ありがとうございます!
ない💕
はい、ポテト!
りう❤
ない💕
だってりう❤、
ポテト大好きでしょ?ニコッ
りう❤
ありがとう、ないくん!
ない💕
ない💕
りう❤
ない💕
俺、あんまりしたことないから!
りう❤
どっちが多くの金魚を
取れるか勝負ね!
ない💕
りう❤
りう❤
ない💕
りう❤
俺は3匹!
りう❤
金魚すくい初めて
なんだよね!?
ない💕
りう❤
取れるのはすごいよ!
ない💕
取れてるじゃん!w
りう❤
(少し拗ねている)
ない💕
ない💕
4匹ずつ分けて
くれませんか?
了解!
ない💕
りう❤
何で4匹なの!?
りう❤
1匹だけ足りないじゃん…
ない💕
俺からのプレゼント!
ない💕
今回の勝負は
同点でしょ?ニコッ
りう❤
…せっかくの
金魚さんなのに…?
ない💕
りう❤と一緒に
夏祭りに来れただけで
幸せなんだから!
りう❤
りう❤
ありがとう、ないくん!
ない💕
りう❤
ないくんから
幸せのおすそ分け
してもらった…✨
ない💕
りう❤
すごく嬉しい!
ない💕
よかった〜!