テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
#神代類闇落ち
ゆっきーな
296
文化祭の賑やかな喧騒が、その一角だけ、真空状態になったように静まり返った
類
咲希の後ろに立つ彰人と類。そして、目の前に現れた冬弥、志歩、司
冬弥
冬弥の声は、困惑に震えていた
彰人
彰人は、真っ直ぐに自分を見つめてくる冬弥の瞳に耐えきれず、乱暴に視線を逸らした
志歩は、咲希を庇うように一歩前に出ると、類と彰人を射抜くような鋭い目で見据えた
志歩にとって、この二人は咲希を「警察沙汰」という闇へ引きずり込んだ元凶である
志歩
類
司
司
司
司は、冷や汗を流しながら状況を分析していた
彰人の動揺、冬弥のショック、志歩の殺気
咲希
そして何より、その中心で泣きそうな顔をしている妹、咲希
司には、彼らが抱えている「事情」の詳細は分からない
だが、今ここで爆発しようとしている「夜の暗雲」が、咲希が懸命に作り上げた「学校という居場所」を飲み込もうとしていることだけは理解できた
司
司
司
司はあえて大声を上げた
司
咲希
司がドラマチックに咲希の手を取り、ぶんぶんと振り回す
まふゆ
まふゆが、司のあまりの支離滅裂さに、思わず小さく吹き出した
その微かな笑い声が呼び水となり、張り詰めていた空気が一気に弛緩していく
彰人
彰人が溜息をつきながら頭を掻く
その横顔には、先ほどまでの刺々しい拒絶感は消えていた
類
類
司
司
司
志歩
司の裏表のない言葉に、一触即発だった志歩すら毒気を抜かれたように立ち尽くす
類
類
まふゆ
まふゆ
司
司
まふゆ
まふゆ
司
まふゆ
まふゆ
司
冬弥
司の強引な牽引により、本来出会うはずのなかった「現実」と「夜」の住人たちが、一つのグループとして歩き出した