/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
今回は
既にマフィアの高見さんと
マフィアに入る前の太宰と
まだ町医者だった森さんのお話です
年齢とかもうめちゃくちゃなんですけど
話し方とか子供っぽいの苦手なので許して
高見さんが12歳ですんで
太宰が10歳
森さんが28です
それではどうぞ！
高見
いやぁ、いつも悪いね...おじさん
森
まだそんな歳じゃないんだけどなぁ...
森
君まだ年端もいかない子供なのに、どうしてそんな重症なんだい？
高見
企業秘密〜
高見
所で森先生はマフィアのボスの専属医なんでしょ？
森
！
森
どうしてわかったんだい？
高見
あれ？否定しないの
森
まぁ否定したところでって感じではあるからね
高見
ふぅん
森
それで？どうしてわかったんだい？
高見
怖いなぁ、そんな圧かけなくても答えるって
高見
僕がマフィアだからだよ
森
マフィア？
森
ははっ笑
冗談は怪我だけにしてくれるかい？
冗談は怪我だけにしてくれるかい？
高見
冗談じゃないのだけどなぁ...
高見
まぁいいや
森
今日もつけ？
高見
そ
高見
今日も頼んだよ〜
森
はいはい
森
ついでにこのゴミを路地裏に頼めるかい？
高見
いや僕助手でもなんでもないんだけど？
森
ほとんど無料で治療してあげてるのだけれど？
高見
ぅ"ｯ...はぁい......
高見
全く、森先生も1つ回が荒いんだから....
高見
えぇと、この辺でいいかな......
ﾋｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
高見
............ん？
太宰
..................
高見
人が落ちてきてる......
ﾋｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙ...ﾄﾞｻｯ
高見
...............
太宰
............ん、チッ死ねなかったか...
高見
......君人間？
太宰
うわっ？！
高見
わっ、ビビった
太宰
こっちのセリフなんだけど
太宰
あんた誰
高見
僕は高見順
高見
君は？自殺中だった？
太宰
僕は太宰......君の言う通り自殺してた
太宰
けど、いつも邪魔が入って上手く死ねない
高見
ふぅん
高見
怪我は？
太宰
そんなのどうでもいいよ
高見
ダメダメ〜
高見
ほっといたらそこから菌が入って膿が出て壊死するよ
太宰
ぉえっ、気持ち悪いこと言うなよ！
高見
だって本当の事だもの
太宰
どうして分かるの
高見
僕病院帰りだからね
高見
ほぼ毎日通ってるからそういう話も聞くの
太宰
.........どこか悪いの？
高見
全然
高見
怪我が多くてね
太宰
へぇ
高見
...君も足怪我してる...ていうか折れてるね？
太宰
こんなのどうでもいい
高見
良くないってだから
高見
運んだげるよ
太宰
いいって
高見
いいからいいから
太宰
いいって言ってんじゃんっ！！
高見
暴れたら落として痛い殺し方するよ
太宰
っ、..................
高見
チョロ...
太宰
はぁ？！
高見
って事なんだけど
森
うん、何一つ分からなかったよ
森
とりあえず問診はするからそこで寝て待っててね
太宰
............帰る
高見
帰らない
太宰
僕に構わないで
高見
めんどくさい系の人だ......
高見
もぅ、太宰君っ！！
太宰
っ、
高見
君一人？
高見
これまでどうやって暮らしてたの？
太宰
......貧民街...
太宰
物盗って暮らしてきた
高見
...貧民街.....ねぇ............
森
お待たせー
森
なんだかただならぬ空気だねぇ？
高見
何でもないよ
高見
じゃあ僕任務があるから、じゃあね森先生、太宰君
森
また後で
太宰
？？？
高見
ここか.........
モブ
誰だ貴様！！
高見
悪いけどちょっと退いてくれる？
モブ
そう言われて退くやつがいると思うか？
モブ
殺せｯ！！
ダダダダダダダダｯｯ
高見
はぁ......
高見
............
ドンッドンッ
モブ
っ？！
高見
僕の目当てはお前らじゃないから、さっさと退いて
モブ
クッ...ぅ、撃てｯｯ！！
高見
............はぁ〜もぉ...
高見
...異能力...《死の淵》
高見
柳 駿
モブ
なぜボスの名前を...っ！！
高見
............もう用はないから帰る
モブ
何言って......っ！！
モブ
あいつあんなに撃たれてるのに痛がる顔1つ...
モブ
真逆ｯｯ！！
高見
.........はぁ
高見
...............
太宰
ねぇ
高見
...君か
太宰
さっきの何？
太宰
《死の淵》ってどんな能力なの？
高見
見てたのね...
高見
死の淵は自分の痛覚を相手に共有する能力だよ
高見
って...君に言っても仕方ないか
太宰
.........
高見
というか、君怪我は治ったわけ？
太宰
治った
高見
嘘つけ、ほら
太宰
〜〜〜〜ｯｯ！
太宰
痛いｯｯ！！
高見
だろうね
高見
はい連行〜
太宰
わっ！ちょっと！！
太宰
歩けるから下ろして！！
高見
だぁめ
高見
傷口が広がるから暴れんなよぉ〜
太宰
っ、............
高見
なんだ、大人しくできるじゃん
高見
森先生
森
............おかえり太宰君
太宰
.........ふん...
高見
見る感じ脱走したね太宰君
太宰
なんで分かるの？
高見
そりゃ伊達に何年も......
高見
この話はいいや
森
私も気になるぅ〜
高見
何一つ可愛くないからやめな森先生
高見
所で今日エリスちゃんは？
森
エリスちゃんは今日は休憩
高見
そっかぁ
高見
遊びたかったな.........
森
............ポンッ
エリス
ふふふ♪遊びましょっ♪
太宰
わっ？！
高見
エリスちゃんっ！！
エリス
私も丁度遊びたかったところなのっ♪
高見
ふふっ、そっかぁ〜
太宰
あれは？
森
私の異能力だよ
太宰
あんたの？
森
ヰタセクスアリス
森
あの子を出す事が出来る
太宰
それだけ？
森
もちろん戦闘もできるけれど、今はしない
太宰
ふぅん
高見
森先生っ！今度喫茶店に連れて行ってよっ！
森
えぇ〜どうして〜
エリス
私が行きたいって言ったのっ！ね？いいでしょ？リンタロウっ？
森
もぉ〜しょうがないなぁ〜
高見
やったぁっ♪
エリス
ケェキとマカロンとホットケェキとぉ〜♪
高見
パッフェも食べてみたいねっ
太宰
あれ本当に同一人物？
太宰
さっきのと全く違う
森
さっきの？
太宰
怪しめの人を異能力で半殺しにしてた
森
へぇ.........
高見
.........森先生気になる？
森
まぁね
太宰
？
高見
......僕はポートマフィア幹部だよ
高見
歳は12歳
太宰
僕と2歳違うだけなのに......
高見
じゃあ君は10って事だね
森
マフィア......成程、そういう事か...
高見
.........森先生
高見
貴方には依頼があって通わせてもらっていた
高見
怪我を治してもらう次いでに、医者としての技術も見させてもらったよ
森
それで、依頼とは？
高見
.....................
高見
首領の専属医になって頂けませんか...？
森
..................重いのかい
高見
はい...余命幾ばくも無く......
森
分かった
森
ただし条件をつけよう
高見
えぇ、分かりました
森
太宰君をポートマフィアの構成員として雇ってくれるかな
太宰
はぁ？
高見
いいでしょう...話は僕からつけておきます
森
助かるよ
太宰
僕は何も助からないけどね
太宰
なんで僕がマフィアなんかにならなきゃいけないわけ？
森
...君自殺願望者だね
太宰
そうだけど、それが何
森
マフィアは死に1番近い職業と言っても過言では無い
森
現にそこの高見君もいつも瀕死でやって来る
高見
.........
森
君にうってつけだと思うけど？
太宰
...............
高見
太宰君、君は死にたいようだけど、理由はあるのかい？
太宰
生きるという行為に意味が見いだせない
太宰
なにか意味があるなんて思っている方が滑稽だよ
太宰
なら早く死んでしまいたい
高見
.........ねぇ太宰君
高見
生きると死ぬは対比じゃあない
高見
死は生の延長線にあるひとつの事柄に過ぎないよ
高見
人は必ず全員が死ぬ。それは約束された未来なのだから
高見
だったら自分で決めるより、これからに預けてみた方がスリリングだと思わない？
太宰
..................
森
という事だ太宰君
森
一緒に来てくれるね
太宰
......高見が一緒なら行く...
高見
ふはっ笑
高見
いきなり呼び捨てか笑面白いね君〜
高見
じゃあ首領には僕の直近の部下につけるよう言っておくよ
高見
森先生も僕の救助班に籍を置いておくね
森
助かるよ
太宰
...............
高見
自殺願望者に闇医者が部下に加わるなんて...なんて面白いんだろうっ♪
数年後
先代首領が病により横死
森鴎外を首領とした
その年の事
森
あれから太宰君、高見君ベッタリだねぇ
太宰
今更でしょ
高見
困ってる訳じゃないからいいんだけどねぇ...笑
太宰
それより構成員はいいの？
森
私って才能ないのかもなぁ...
太宰
はぁ、今更でしょそれは
高見
まぁまぁ
高見
ただの専属医だった貴方を、先代が首領に推薦するなんて誰も信じませんからね
森
.........君達は先代を看取った証言者としてまだまだ生きてもらわなければならない...
森
だぁから太宰君っ、その薬を机に置き給え
太宰
ちぇ
高見
あと少しだったのに残念だね太宰
森
高見君も加担しない
森
死んでもらっては困るのだよ
高見
......そういえば最近羊が騒がしいようだね
太宰
あぁ〜なんだっけ？放牧？
高見
あ〜...そうそうそれ〜
太宰
マフィアにも火の粉が来そうだね
森
......丁度頼もうと思ったのだよ...
森
君たち資料見た？
高見
全く？
太宰
見てないよ
森
へぇ......
森
まぁでも行ってもらうことに変わりは無いからね
森
早速行ってもらうよ
高見
.......了解〜
太宰
.........
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
