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ナムジュンside
ホソク
ナムジュン
ホソク
少しだけ振り向いて俺を見た彼は、どこか妖艶だった。
ナムジュン
ホソク
俺はその細い首に、ネックレスをつけた。
ホソク
ナムジュン
ホソク
首をこてんと傾げた彼。 そんな仕草全てが、計算なんだろうな。
ナムジュン
ホソク
ナムジュン
ホソク
ホソク
なんで、そんなこと平気で言うんだよ…もしデマの噂でも、気にしないってこと?
ナムジュン
ホソク
そう笑った彼の笑顔が、俺は苦手だった。
ホソク
その言葉に思わず顔をあげると、彼は俺の目の前に顔を近づけていた。
ホソク
ナムジュン
ホソク
ナムジュン
熱っぽい彼の表情に、俺は顔を逸らした。 彼の冷たい指が、俺の頬に触れる……
ホソク
そう笑った彼は、俺から離れた。
ホソク
ナムジュン
ホソク
可笑しそうに笑った彼に、俺はまた腹が立った。
ナムジュン
ホソク
ナムジュン
ナムジュン
ナムジュン
ナムジュン
気づけば、俺の声は階段に響いていた。 息を荒くした俺とは反対に、彼は顔色一つ変えていない。 感情がない。 まるで、ロボットだ。
ナムジュン
ホソク
ナムジュン
ナムジュン
この時の俺は、彼がどんな顔をしているかなんて、気にもしなかった。
ホソクside
高級ホテルの最上階。 そこから見えるネオンの景色は、どこまでも続いていた。
女
振り返れば、“今日の彼女”が濡れた髪のままシャワー室から出てきた。
女
ホソク
女
ホソク
ホソク
ホソク
ネオンの光が強すぎて、星なんて見えない。 でも、僕の見えない所で輝く宝石は、僕の心を強く動かした。
女
突然のキザなセリフに 笑いそうになってしまった。
ホソク
女
彼女は僕の耳元で囁いた。 僕はそれが合図かのようにそのまま彼女をベッドまで運ぶ。 僕は彼女に覆いかぶさって、何回もキスをした。
『…っおかしいよ』
女
ホソク
女
ホソク
僕の言葉に、彼女は驚いたけどすぐに優しく言った。
女
女
女
甘い言葉と一緒に、今度は彼女から僕にキスをした。 僕もそれに応えるように 唇、首筋、お腹、太もも……体中にキスした。
ホソク
そんな甘い声も出るのに、頭の中に彼がちらついてしょうがない。 僕のことが嫌いな、彼。 僕を理解できないと言った、彼。 いいんだ、理解しなくても。してもらいたいわけじゃない。
『好きでもない女とそうやって……』
…彼にとっての「好き」って、なんだろう。 …彼にとっての「愛」って、なんだろう。
朝、彼女を仕事先まで送ってから事務所に行った。 僕が事務所に着いたとほぼ同時に、マネージャーがバンから出てきた。
ホソク
マネージャー
マネージャー
マネージャー
ホソク
わざとらしく言って、イヤホンをつける。
マネージャー
マネージャー
彼は、僕の手首のジュエリーを見た。 昨日の彼女がくれた、アメシストのブレスレット。 ほんとは男の僕があげるべきなんだろうけど せっかく買ってくれたんだし。
ホソク
そう言って歩いていくと、目の前から来た人と目が合った。
ユンギ
ユンギside
今日は朝っぱらからジンヒョンと俺だけの仕事が入っていた。 ただ朝にクソ弱い俺は、目を覚ますためにメイクもせずに建物の中をふらついていた。 それでばったり会っちまった、あの男。
ホソク
ユンギ
そいつはまた愛想よく笑顔を浮かべる。 低血圧で機嫌が悪いのもあったが、この張り付けたウソくさい笑い方が、少し気に食わなかった。
ジン
そう叫んで走ってきたヒョンは、俺の手を取った。
ジン
ユンギ
ジン
元気なヒョンはその男の方を向くと、ぴたっと固まった。
ホソク
ジン
ホソク
ホソク
ジン
ホソク
ジン
ホソク
ヒョンとそいつが話している様子は、絶対に初対面じゃなかった。
ジン
ホソク
ジン
ホソク
ジン
ユンギ
ジン
一人で焦ってなんかやってるヒョンに呆れる。 だけどその男は、嫌な顔せず笑顔のままだった。
ホソク
ホソク
そう言って笑ったそいつは、ヒョンと俺の横をすぐに通り過ぎて行った。
ユンギ
ジン
ユンギ
ジン
ヒョンは困ったように首に手を当てた。 この前は邪魔が入ったが、今日は聞けそうだ。
ジン
ユンギ
ジン
ジン
そう言ったヒョンは、あの男が歩いていった方を見据えた。 懐かしそうっていうか、複雑そうっていうか、そんな顔で。