優斗くんに告白をした日から、ちょうど1週間がたったある日。
離無は親に頼まれたお使いをするため、スーパーに来た。
離無
あとはー、玉ねぎと大根かぁ〜。
離無
お母さん、人使いあらすぎ。
離無
だから、私は夏休みが嫌いなんだよねぇ〜。
離無
お母さんに色々手伝えって言われるから面倒なんだよ。
そこに優斗が現れる。
離無
あっ。優斗くん。
優斗
あっ。離無ちゃん。
優斗
久しぶり?だな!
離無
うん。
離無
久しぶり?だね!
優斗
何してんだ?
離無
え、お母さんにおつかい頼まれて。
優斗
あー、よそん家はよそん家で大変なんだなぁ〜。
離無
うん。そうなんだよ。
優斗
俺もなんだよ。
優斗
母ちゃんが夏休みで暇なんだから、ちょっとは手伝え!って
優斗
うるさくて。
離無
そうなんだ。
離無
大変だね。
優斗
うん。
優斗
俺、もう終わるんだけど、離無ちゃんは?
離無
私、あと玉ねぎと大根買ったら終わり。
優斗
じゃあ、玉ねぎと大根買ったら、帰り道一緒だし、一緒に帰ろうよ。
離無
え!?
離無
一緒に!?
優斗
え、ダメ?
離無
い...いや。
離無
ダメ...とかじゃ...ない...けど...。
優斗
よし!じゃあ、決まり!
離無
うん。
優斗に誘われ、一緒に帰ることになった2人。
優斗
わりぃーな。
優斗
なんか、無理に一緒に帰ろんなんて言って。
離無
え、いや。
離無
大丈夫だよ。
優斗
そうか?
離無
うん
優斗
一緒に帰ろう!って言ったのは、理由があるんだ。
離無
なに?
優斗
俺、離無ちゃんに気持ち伝えてもらって、勇気出た!って言ったじゃん!?
離無
う...ん。
優斗
でも、いざとなると気持ち伝える勇気がだんだん薄くなってくるっていうか、
離無
そうなんだ。
優斗
だから、どうやったら離無ちゃんみたいに勇気がわくなかなって!
離無
あのさぁー
優斗
なんだ?
離無
私、まだ優斗くんのこと好きじゃなくなったわけじゃないんだよね。
優斗
え?
離無
引くかもしれないけど、まだ好きっていうか。
離無
諦めてないっていうか。
離無
だから、優斗くんが誰かに告白するとか、そういう話
離無
聞くのは、まだ辛いよ。
優斗
あっ、ごめん。
離無
ううん。
優斗
ほんとごめん。
離無
大丈夫。
優斗
離無が優斗に告白した時みたいな沈黙が続く。
離無
じゃあ、私こっちだから。
優斗
あ、うん。
離無
またね。
優斗
うん。じゃあな。






