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前回のあらすじ
瑠夏達が謎の光に包まれた後、気づけばそこは別の世界だった
梨花
瑠夏
瑠夏
瑠夏はなるべくいつも通りに振る舞いながら、梨花達と向き合う
その事に奈伊亜は少し顔を顰めたが、瑠夏の意を汲んでか、何事も無かったかの様な態度をとった
奈伊亜
瑠夏
梨花
奈伊亜
梨花
瑠夏
瑠夏
奈伊亜
梨花
瑠夏
奈伊亜
瑠夏
瑠夏
すると梨花と奈伊亜が顔を見合わせ、少し驚いた表情で瑠夏を見ていた
梨花
奈伊亜
瑠夏
梨花
奈伊亜
瑠夏
瑠夏
と、その時向かい側からコツコツ…と音を鳴らして人(?)が来、瑠夏達はそちらの方へと顔を向けた
??
髪は白く純粋無垢な愛らしい顔をしているが…目はハイライトがなく、様子もどこかおかしい
極めつけは、こちらに向かいながら俯いき、何かをブツブツと呟いている所だ
梨花
奈伊亜
瑠夏
とその時、顔をグンッと勢いよく上げ、さらには手に何処から出したのか分からない銃を持ち、銃口をこちらに向けた
??
瑠夏
梨花
瑠夏が叫んだと同時、勢いよく銃弾がこちらに向かって乱射される
銃弾は建物の壁や屋根、街灯や床のタイルなどにぶつかり、穴を開けたり傷を入れたりしている
奈伊亜
瑠夏
梨花
??
奈伊亜
梨花
瑠夏
梨花
瑠夏
瑠夏
瑠夏
瑠夏
奈伊亜
梨花
奈伊亜
??
目の前の人物がそう呟くと、銃口の数が三倍ほど増え、それを上に向け乱射し始めた
地面は粉々に砕け、先ほどでボロくなっていた建物は一層亀裂を増やし、倒壊寸前だった
瑠夏
梨花
奈伊亜
その時、上から瓦礫やら鉄骨やらの落下物が落ちてくるのが見えた
下は…奈伊亜だった
考える間もなく、自身の身体を思うがままに動かす
瑠夏
瑠夏
奈伊亜
梨花
視界内の時間がゆったりと進む
奈伊亜は瑠夏の方を見て驚いたような顔を、梨花は悲痛な、焦ったような顔をし、何かを言っている
瑠夏
瑠夏
瑠夏
そう瑠夏が呟いたと同時、上から瓦礫などの落下物が落下し、瑠夏の姿は消えた
奈伊亜
梨花
??
??
梨花
奈伊亜
梨花
梨花
奈伊亜
奈伊亜
奈伊亜は視線を瑠夏の居たであろう瓦礫の山に向けた
梨花
梨花
梨花が瓦礫の山を退かそうと手を伸ばす
とその時、ドンッと激しい地響きの様な音が連続的に流れ、空間全体を支配した
梨花
奈伊亜
梨花
奈伊亜
奈伊亜
??
梨花
梨花
奈伊亜
梨花
奈伊亜の視線を辿ると、そこには白髪の人物が何一つ変わらぬ様子で立っていた
ただ、様子は先程と異なり何処か棘の抜けた印象を覚えた
すると、その人物は奈伊亜達に気づいたのか、顔をハッとさせこちらに小走りで向かってくる
??
梨花
??
奈伊亜
奈伊亜の質問にゆっくり首を縦に振る白髪の人物
嘘をついているようには見えない…というより、つかない様に感じた
奈伊亜
奈伊亜は先程あった事を一つ一つ、丁寧に説明して言った
説明がおわると、目の前の人物は何処か悲しそうな顔をしていた
??
奈伊亜
奈伊亜
??
奈伊亜
??
??
そう力強く言い切る彼女に、奈伊亜は何も言えなかった
奈伊亜
奈伊亜がそう言うと、彼女は少し嬉しそうに顔を明るくさせ、元気よく返事を返した
??
奈伊亜
途端に自身の腕に違和感を感じ、其方を見やる
見れば梨花が奈伊亜の腕に抱きついて顔を俯かせていた
まるで、彼女と瓦礫を退かすなと制止されているようだ
奈伊亜
そんな梨花に優しく、だが芯のある声で奈伊亜は尋ねる
梨花
奈伊亜
梨花
梨花
奈伊亜
梨花は苛立っていたのだ。
多分頭では彼女が悪い訳では無いと分かっている…が、瑠夏を殺そうとした誰かに対する怒り、そしてそれが誰か分からないことへの苛立ち…
何より瑠夏を助けられなかった自身に対する腹立たしさが、目の前にいる彼女に出てしまっただけ
完全な八つ当たりだった
奈伊亜
??
??
??
梨花
奈伊亜
梨花
梨花
梨花
梨花
奈伊亜
梨花は八つ当たりしていて、今は冷静じゃないと分かってはいるのに…
"幻滅した"、この言葉が奈伊亜の心を深く抉った
奈伊亜
??
梨花
??
??
梨花
??
??
梨花
空気がどんどん淀んで行く
奈伊亜は耐えきれず、思い切って声を上げた
奈伊亜
梨花
梨花
奈伊亜
??
梨花
気づけば彼女が梨花の頬を叩いていた
梨花は驚きのあまり、口をぽかんと開け目を見開き、彼女を見やることしかできていなかった
??
??
??
??
梨花
梨花
奈伊亜
??
梨花
??
??
??
梨花
梨花
そう言い終えた途端、梨花の瞳から耐えられなくなった雫がボロボロと溢れ出した
梨花
奈伊亜
奈伊亜
梨花
梨花
??
??
梨花
奈伊亜
そう言って一つ、また1つと重い瓦礫をどかしてゆく
どかした瓦礫はそのまま下に落ち、ガラッと崩れていく様子が見てとれた
数分程が経ち、残る瓦礫は一つとなった
梨花
奈伊亜
何とか足腰腕に力を加え、奈伊亜達は瓦礫を全てどかしきることが出来た
そしてそこには瑠夏が、原型を保ったまま頭から血を流し、気絶していた
奈伊亜
奈伊亜はすぐさま瑠夏の方へ近ずき、瑠夏を自身の方へ引き寄せる
梨花
奈伊亜
梨花
奈伊亜
奈伊亜
奈伊亜は顔をあげる。上げてようやく気づいたのだ
白い髪の彼女が、こちらに銃口を向けていることを…
??
梨花
奈伊亜
パンッ
その瞬間、空間全体に乾いた発砲音が広がった
…薬のような匂いがする
それにどこか妙な懐かしさも感じた
この感覚は何なのだろうか?
それに、
瑠夏
瑠夏
瑠夏が目を開けると、そこは見知らぬ病室のような部屋
そして
??
俺の顔を意気揚々と覗き込むこいつの顔があった
つづく