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ミヤジ先生がお誕生日と聞いて … 。 （昨日）
奏璢
ミヤジ ， お誕生日おめでとうございます 。
ミヤジ
ありがとう ， 主様 。
奏璢
… ごめんね 、 ミヤジ 。
奏璢
僕 ， 今日がミヤジの誕生日ってこと昨日知って … 。
奏璢
あんまり ， 良いものを用意出来なかったから … 。
奏璢
うぅ … 主失格だぁ … 。
ミヤジ
そんな事は無いさ 。 こうして祝ってくれるだけでも ， 私は嬉しいからね 。
奏璢
ミヤジ優しぃ … ありがとぉ … 。
奏璢
それでね ， ミヤジには何がいいかなって考えてたんだけど … 。
ミヤジ
… これは … 、
奏璢
ブレスレットだよ 。 フルーレ達と一緒に作ったんだ 。
ミヤジ
主様が … これを ？
奏璢
う 、 うん … どう ， かな ？
ミヤジ
… ありがとう ， とても素敵だ 。
奏璢
！ 本当 ？
ミヤジ
嗚呼 ， とても嬉しいよ 。
奏璢
そっ 、 か … えへへ … 。 （ ﾆｺﾆｺ
奏璢
… 喜んでもらえたなら ， 良かった 。 （ ﾆｺｯ
ミヤジ
… このブレスレット ， 一部本物の宝石が使われているね 。
奏璢
貯めてたお金でね … 。
奏璢
ディアスポラっていう宝石なんだけど ， ミヤジの瞳の色みたいで綺麗でしょ ？
ミヤジ
私の瞳 ？
奏璢
うん 。 僕ね ， ミヤジの瞳好きなんだぁ 。
ミヤジ
喜ばしい事だな 。
奏璢
ふふ 。
奏璢
… ミヤジ ， お誕生日おめでとう 。
ミヤジ
嗚呼 。 ありがとう ， 主様 。
主様のお誕生日事情
ムー
そういえば ， 主様のお誕生日っていつなんですか ？
ベリアン
そういえば ， まだお聞きしていませんでしたね 。
奏璢
… 僕の誕生日って需要ある 、？
ベリアン
教えてくださいませんか ？ 主様 。
奏璢
… 僕の誕生日は4月7日だよ 。
ムー
4月なんですね !!
奏璢
意外 ？
ムー
いえ ！ 主様にピッタリですね 。
奏璢
… そう 、 かな ？
ムー
はい !!
ベリアン
4月7日はロノくんに頼んで ， 大きめのケーキを作ってもらいましょうか 。
奏璢
ケーキ ？
ベリアン
はい 。 ケーキはお好きですか ？
奏璢
うん 、 好き 。
奏璢
僕の兄さんが甘いもの好きでね 。 偶に分けてもらってたんだ 。
ベリアン
おや 、 そうでしたか 。
奏璢
ロノのケーキ ， 楽しみだなぁ … 。
ベリアン
ふふ 。 ロノくんの作るお菓子は絶品ですからね 。
奏璢
… 少し楽しみだな 、 誕生日 。
奏璢
ふふ … ケーキ ， どんなのだろ 。
ムー
きっと ， ロノさんの事ですから張り切って大きいのを作りそうですね !!
ベリアン
楽しみですねぇ 。
奏璢
それにしても ， 誕生日か … 。
奏璢
思い出すなぁ ， 去年のハチャメチャパーティー 。
ムー
ハチャメチャパーティー ？
奏璢
うん 、 … 凄かった 。
ムー
一体 、 どんな事が … 。
奏璢
去年は僕の15歳の誕生日でね 、 ちゃんと祝えるのも15歳までになりそうだからって普段の誕生日よりも人数を増やして開催されたんだ 。
奏璢
僕の友達とか ， 今までお世話になった人達を集めてパーティーをしたんだけど … 。
奏璢
… その 、 なんて言うか ………… 。
奏璢
… 最終的に ， 争奪戦みたいになっちゃって …… 。
ベリアン
争奪戦 … ですか ？
奏璢
うん ……… 。
奏璢
僕の職業は特殊でさ ， 学生のうちから仕事が回ってくるんだけど … 。
奏璢
その … どこの所属にするかで一悶着あって … 。
奏璢
所属と言っても ， 拠点がどうなるかってだけなんだけどね 。
ムー
拠点ですか ？
奏璢
うん 。
奏璢
僕の職業の基本拠点 … 支援施設兼学校と言うべきかな ？
奏璢
僕の住んでた国に二校しかない専門学校なんだけどね ， どっちに通うかで揉めたみたい … 。
ベリアン
それは … さぞ大変でしたでしょう ？
奏璢
… そうだね ， 大変と言えば大変だった … かな 。
奏璢
最終的に ， 兄さんが僕に抱きついて泣き出しちゃって … 。
ムー
ええ ?!!
奏璢
一応兄さんも学校の教師だったんだよね … 一応 、
奏璢
だから ， その後は兄さんの教え子とか同僚さんからの罵詈雑言が凄かったよ … 。
奏璢
結局 ， 僕は兄さんのいる方に行ったんだけどね 。
ベリアン
それは … なんというか … 。
奏璢
本当に ， あの時は大変だった … 。
ムー
… 主様のお兄さん 、 というか周りにいる方々は個性が強いですね … 。
奏璢
僕の同級生の友達も居たけど ， しばらく同情の目で見られたよね … 。
奏璢
… そういう業界だからって言ってしまえばそれ迄だけど ……… 。
奏璢
… まあ ， 個性は強い …… かな 。
ベリアン
… 主様 ， 今日のお夕飯はロノくんに頼んでデザートをケーキにしてもらいましょうか 。
奏璢
!! （ ✨️
主様と鍛錬
奏璢
バスティン ， また剣を持つ腕が少し緩まってる 。
バスティン
！ すみません 。
奏璢
最後まで気は抜か無い方がいい 。 何時どんな敵が居るかわからないからね 。
奏璢
それから ， 次の一手をちゃんと考えて 。
奏璢
大ぶりをしてしまうのは ， 君の悪い癖だよ 。
バスティン
ｯ …………… 。
ユーハン
主様 。 少し休憩にしませんか ？ かれこれ30分近く動いていますし 。
奏璢
ん … 嗚呼 ， もうそんなに経ってたのか …… 。
奏璢
そうだね ， 15分ほど休憩しようか 。
バスティン
はぁ 、 はぁ …… 、
奏璢
… ごめんバスティン ， 大丈夫 ？
バスティン
… 大丈夫だ主様 ， これくらいなら問題ない 。
奏璢
そう ？ ちゃんと休んでね 。
バスティン
嗚呼 。
テディ
それにしても ， 主様はとてもお強いですね 。
奏璢
これでもかなり扱かれたからね 。 主に兄さんに 。
テディ
主様はお兄さんがいらっしゃるんですね !!
奏璢
…… 言ってなかったけ ？
テディ
はい ！
ユーハン
私も初耳です 。
テディ
主様のお兄さんも ， こんなに強かったんですか ？
奏璢
体術だけでいったら ， 僕と兄さんはほぼ五分五分かな 。
ユーハン
主様クラスの方が ， まだいらっしゃるんですね 。
奏璢
うん 。 でも持久戦となったら話は別だよ 。
奏璢
持久戦の場合 ， どう足掻いても僕は兄さんに勝てないからね 。
テディ
そうなんですか ?!!
奏璢
兄さんは僕よりも圧倒的に持久力が有るし ， 何より培ってきた経験が違うからね 。
奏璢
それに ， 消耗戦こそ兄さんの専売特許だからね 。
奏璢
兄さんとの戦いは ， 時間をかければかけるほど手中に入る 。
奏璢
そも ， 兄さんに持久戦をかけれるほどの猛者なんて数えられる程度しかいないよ 。 基本瞬殺だし 。
バスティン
相当な強さなんだな 。
奏璢
うん 。 最強って自負してるくらいだしね 。
ユーハン
それはまた … 強く出ましたね 。
奏璢
実際最強だからね 。
奏璢
現時点で兄さんに勝てる人なんて存在しないもん 。
奏璢
それこそ ， 僕の考えうる中で二人しか思い付かない 。
テディ
たったの二人ですか ?!!
奏璢
うん 。 まあ ， 二人共もういないけどね 。
奏璢
そも ， 一人は千年くらい前に居た人だし 。
ユーハン
どんな人か ， お聞きしても ？
奏璢
一人目は兄さんの親友 。 相当な実力者で ， 実際兄さんと二人で最強コンビだったりも言われてたね 。
奏璢
その言われるだけあって ， 彼もかなりの実力者だしね 。
奏璢
ただ ， 戦いが長引くなら兄さんに軍杯が上がるね 。
テディ
どうしてですか ？
奏璢
要するに ， 消耗戦だからね 。
奏璢
消耗戦は兄さんの方が遥かに有利だ 。
奏璢
手札が限られてくる中 ， 兄さんの手札は中々減らないからね 。
テディ
そうなんですね 。
ユーハン
なんというか ， 敵に回したくない相手ですね 。
奏璢
実際 ， 兄さんに限っては手を出さない事をおすすめするよ 。
奏璢
僕だって ， 兄さんに勝てる可能性は限りなく0に近いからね 。
テディ
主様でも ?!!
奏璢
僕の兄さんは強いからね 。
バスティン
… 主様は随分と ， お兄さんの事を信頼しているな 。
奏璢
… まぁね 。
奏璢
ちゃんと … ちゃんと ， 傍で見てきたもん 。
ユーハン
… 主様は ， お兄さんの事が心配になったりはしないんですか ？
奏璢
しない … って言ったら嘘になるかな 。
奏璢
でも ， “ 大丈夫 ” って解ってるから 。
奏璢
だから ， 僕は兄さんの事を心配はしてるけど信頼してるよ 。
ユーハン
… 何故 ？
奏璢
…… 僕の兄さんは ， 最強だからね 。 （ ﾆｺ
ユーハン
!! すみません ， 愚問でしたね 。
奏璢
謝らなくていいよ ， ユーハン 。
奏璢
… さて ， そろそろ訓練を再開しようか 。
ユーハン
主様 ， 私もご一緒しても ？
奏璢
もちろん 。 歓迎するよ ， ユーハン 。
テディ
ユーハンさん ， 主様の訓練はかなりキツイので ， 一緒に頑張りましょう !!
ユーハン
はい 。
バスティン
では … 行くぞ ， 主様 。
奏璢
いいよ 。 何処からでもかかっておいで 。
糸冬 ☆
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