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ガラガラ
高校の入学式
僕は不安な気持ちでいっぱいの中
教室の扉を開けた
教卓のところに座る先生
自席に座っている生徒
まだほとんどが空席である
とても静かな空気の中
黒板にはってある座席表から
自分の名前を探した
青
青
自分の名前を見つけ
席の方に目をやると
僕の隣の席には既に人が座っていた
僕が席に座りリュックをかけると
右隣から声がかかる
桃
静かな教室に彼の声が響く
青
僕はすかさず彼に言葉を返す
すると彼はにこっと笑い
自己紹介を始めた
しばらく彼と会話をしていたが
当たりを見渡すと
いつの間にか席は埋まっており
先程の教室と別の場所かと思うくらい
たくさんの声が飛び交っていた
キーンコーンカーンコーン
先生
チャイムが鳴ると ずっと座っていた先生が
話し始めた
どうやら今日の流れの説明をしている
長い話が終わると僕らは教室をあとに
体育館へ向かった
そして気がついた頃にはもう
この教室に戻ってきていた
青
入学式が終わるともう下校の時間だ
これからは 楽しい学校生活が始まるのかと
淡い期待を胸に教室を後にした
これは色のなかった僕の人生を
彩ってくれた君との物語
※死ネタ注意
※虐め、虐待等の表現が含まれます
最近感動系伸びない気がするけど
書きたい気分なんで書いときます