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『自閉症シリーズ』

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『自閉症シリーズ』

第1話 - 桃青『自閉症の僕は彼に支えられる』

2,436

2022年09月04日

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#BL

#桃青

#stcl

#自閉症

湊斗＠投稿頻度低下中

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桃青『自閉症の僕は彼に支えられる』

◤◢◤◢注意◤◢◤◢ この作品はnmmnです分からない方や苦手な方は見ないでください自己責任でお願い致します通報禁止❌ 誤字脱字お許しくださーい

青

わｯ…ぁああっ！

ガタッと勢いよく立つ青

青

桃くっ、見て見てぇｯ…！！

青

赤く、走ってる！

桃

青…静かに

桃

ほら、座って？

青

んんー！

現在は休み時間ではなく列記とした授業中だ

しかも今は、問題を解いている真っ最中で教室は静まり返っている

座った青はガタガタと椅子を揺らす

桃

青…

桃

教科書62ページ…問3やります

青

問3…

桃

1から6まで解いて？

青

ん！

青

んー！、できたっ！！

桃

青…しー

青

ん、…しー

桃

いい子

先生

みんなできたかー？

青

でーきたぁあ！！

桃

あーお、

青

しー、

精神年齢が低くくすぐに喋りたい事を衝動的に口走ってしまう

一番大変なのがテストだ

青

見てぇ！桃く

桃

んー？

青

さんさん！

桃

テスト？

青

うん！

桃

あー

今回は3の気分だったのか…

青は自閉症でありカメラアイというものも持っている

自閉症のこだわりとカメラアイが重なっていつもテストの点をゾロ目にしている

桃

凄いね

青

すごい！

桃

でも次は77にしよっか

青

ふ、ぇ…

青

んーｯ、！

桃

いや？

青

やｯ…ぁあ！

青

ご！、

桃

そっかぁ

次は55点だそうです

桃

(今回は補習行きだなぁ…w)

追試では赤点を取らないように俺がお願いするようにしている

青

次…社会です

桃

次社会だね

青

だね！

担任の松岡先生休職になったから新しい先生来るんだっけ…

桃

青イヤーマフ付けよっか

青

やふ、

桃

そうだよ

青

ん！

初めての先生の場合どんな先生が来るか分からないため何があってもいいようにイヤーマフを装着させている

青

んー！

ガタガタと椅子を揺らす青

桃

(少し落ち着かないかな？)

少し経って教室の扉が開く

秋山先生

今日から社会の担当をする秋山です

秋山先生

よろしく

教室がザワザワとする

ガタイがよく怖そうな先生だった

秋山先生

では、授業を始めます

モブ助

自己紹介とかしなくていいんですかー？

秋山先生

全員の名前は覚えているので大丈夫です

モブ助

ちぇー、

授業終了まで後20分

青は手足をもぞもぞ動かしてはいるが静かにしている

青

ん、…

青

んー、

青

You can fool yourself…
(自分におまじないをかけて…)

青

I promise it will help
(きっと助けになる)

そろそろ限界だったのだろうか歌い出してしまった

洋楽でもお構い無しに歌う青

ハマったものは完璧に覚えている

青

Now every single day I just wanna hear you say it
(これから毎日こう唱えて)

秋山先生

なんだ…？

青

I'm so lucky lucky, I'm so lucky lucky
(私は超ラッキー、ラッキー)

秋山先生

蒼城青！

青

I'm so lovely…
(私は可愛らしい…)

秋山先生

蒼城！！

青

ﾋﾞｸｯ…

一段と大きい声に肩をびくつかせる青。

青

んーｯ！！

せっかく歌っていたのに止められて怒っているようだ

桃

あ…

秋山先生

蒼城！

青

んな、？

秋山先生

なぜ板書をしないなぜ歌っている！！

青

ぅ…ｯ、あｯ…あっ…ｯ

秋山先生

なぜ応えない！

青

んｯ、…ぁあっ、…ｯ

ねちねちと色々言われパニックを起こしかけている

桃

すいません

秋山先生

なんだ…百瀬

桃

青は自閉しょ…

桃

あー、

桃

青は発達が遅れているところがあって授業中でもお構い無しなんです

青

ｯ…んん、ん"っ、ｯ…

青は大きな声が嫌いだ

なぜ怒られているか分からない青は

苦しそうにイヤーマフを抑える

秋山先生

そんなことは知ったこっちゃないが

秋山先生

授業だけは邪魔をするな

こんな事は多々ある

青

さよならっ、！

桃

部活行こうな

青

部活っ！！

先生

蒼城ー

青

んな、？

先生

今日から補習な？

先生

教室で全教科プリント何枚かやるから帰らず待ってろよ？

青

…？

先生

じゃあ、持ってくるから

桃

んー、青

桃

勉強、教室でプリント

青

なんま、？

桃

分かんないけど5枚くらい？

青

ご、！

桃

そう

青

桃くん、やる！

桃

俺はやらないよ

青

やらないよ、

桃

部活行くからね

青

部活…！

桃

行ってきます

先生

蒼城ー！

青

ﾋﾞｸｯ…

青

んｯ…なぁ、！

先生

これ5枚な

青

ご…

先生

座ってやれよ？

モブ助

先生ー！おーしーえーてー！！

青

んー、

青

んー！

青

かたかた、

モブ助

青うるさーい

青

うるさい…っ？

モブ助

うるさい

青

しー、？

青

んー！！

青

桃くん走ってるね！

青

桃くん部活！

青

部活行く！！

走って教室を出る青

青

桃くー！！

桃

お、え？…青？

青が俺に向かって走ってきた

桃

補習は？

青

ほしゅ！

青

ほしゅ…う、？

桃

うん

顧問

何をしてるー！！

顧問に怒られた

桃

あ、すみません！

顧問

青来たのか

青

んー！

顧問

それじゃあ、部活続けるぞ

桃

はい

青

部活…っ！！

顧問

まずは校庭3周ー！！

地獄のランニングがはじまった

青

走る！3周！

桃

正解

ちゃんと言葉を理解している青

成長したなとつくづく感じる

順調に校庭のトラックを走る

青は少しは遅れているが付いてきてきている

しかし、2周目に入った時青が違う方向へ走っていった

青

あー！！

青

ボール！、ぽんぽん！！

桃

青っ！？

顧問

青ー！！！

顧問

しっかり走れー！！

青

んへへぇ、ぼーるぅ！

桃

青ー！

青

ん！桃くっ！

桃

ほら、走ろ！

青

んー！！

青

んー！

青

走った！

青

僕！えらい！！

桃

偉いね青

青

偉いねー！

このオウム返しも見るのも少なくなった

青

帰る？

桃

まだ帰らないよ？

青

まだ帰らない！

顧問

おーい！青ー！桃ー！！

顧問

ゲームすんぞ！

桃

はーい！

青

んー、

青

ぐるぐる､？…ぼーるぅ！

桃

うん、ぼーるするよ

桃

行こ

顧問

ほら！！

顧問

そこ守らんでどうする！！

顧問

抜かれたやろ！？

チームメイト1

すみません！！

顧問

次次！！

チームメイト2

青！青行ったぞー！！

青

…んん！

青の方にボールが行った

青

ん！

青が手でボールを取ってしまった

青

とったぁ！

顧問

青！！

青

ﾋﾞｸｯ…

顧問

何してる！！？

顧問

なぜ手で触った！！

青

ふ…ぇ、ｯ…

顧問

こっち来い！！

青は怒られてしまった

青もサッカーのルールは把握している

しかし、今どんな状況かがわからないのだ

顧問

なぜボールを触った！？

青

ぁｯ…！、あぁｯ…

顧問

耳を抑えるな！

そう言うと顧問は青の腕を押さえ込んだ

青

やｯ…ぁあ、ｯ…ああｯｯ…！！！

青

いぃ、ぃｯ…！

青は軽くパニックになっていたのに腕を押さえつけられて余計パニックになった

青

ぁあｯ…あああっ、ぁｯ…！！！

甲高い声で叫ぶ青。

途端に青は走りだす

青

ぁあｯ…ああ"ｯっ、！…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

青

はｯ…はｯっ、…

青

やｯ…ぁあｯｯ…あ"、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

桃

青ｯ…！？

青

はｯ…ふ、

桃

青…ぎゅー

青

ぃｯ…いぃい！ｯ…

パニックが重くなっていく

挙句の果てには髪を引っ張り、頭を殴り出した

青

ぁｯ…あああｯｯ…あっ！！！…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

桃

青ｯ…だめ、

桃

頭とんとん…なんだっけ？

青

頭ｯ…ぁあ"ｯｯ…！！

青

やｯ…ぁぁあｯっ、あｯ…！！…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

桃

んー、辛いね

そう言い俺は青の頭を撫でる

青

ひｯ…ぐ、…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

青

ぁ"ｯ…ああ、あｯｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

また青が頭を殴り出す

桃

頭痛いよ？

桃

だーめ

青

はふｯ…げほｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

桃

もう帰る？

青

もう帰る？！

青

ぁｯ…あｯっ、あ！

桃

苦しいね…

青

苦しいねｯ…！

オウム返しが酷くなる

桃

帰ろっか…

青

帰ろっ、かｯ…ぁ！！

青は帰り道もずっと泣いていた

二回も怒鳴られたら疲れるよな…

青

ひｯ…ぅ、…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

桃

んー、辛いねぇ

青

ぐ、ｯ…ぅう、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

どんどん気持ちが溢れてくる青

我慢してた気持ちが溢れて止まらないのだろう

桃

青降ろすね…？

青を降ろすと廊下に寝そべってしまった

桃

あーあ、

青

ひｯ…ぐ、ぅう…ｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

青

ぅｯ…えぇ、ええ…ｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

桃

辛いね…辛いね、

そう言い青を撫でる

こんなに苦しそうな青は久しぶりに見た

桃

落ち着いたら来れる？

青

落ち着いたらｯ…ぁ！！

桃

うんうん

桃

わかった…

桃

落ち着いたらおいで

青

おいでｯ…ぇ！！

桃

(今日はデイサービス行けなさそうだなぁ…)

桃

(電話しとこ…)

青はこんな大きなパニックになることはあまりない

相当溜め込んでしまったのだろう

数時間が経った

桃

青ー、？

泣いてもない、動いてもない

桃

青ｯ…！？

青

すぅ……すぅ、…

桃

寝てる…だけか、

青の頬には涙の跡がある

桃

青…起きて

青が起きるように強めに揺する

青

ん、…んん、ｯ…

桃

おはよ、青

青

おはよ、

桃

ご飯食べよ

青

ごはｯ…ぁ

青

ごはｯ…んｯ…ん、ｸﾞｽｯ

桃

あー、どうしたのどうしたの…

青

ひｯ…ぅう、っ…ｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

どんどん気持ちが溢れてくる青。

今は心が繊細になっているんだろう

桃

うんうん…

青

ん、…かぷ、

青が俺の肩を噛んでくる

優しくカミカミとしてくる

自分なりに気を紛らわせる為にやってるんだろう

青

ふｯ…ぐ、ぅ…ｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

桃

んー、

桃

ご飯食べよっか…

青

ご飯ｯ…

青

んｯ…んー！！

桃

大丈夫…大丈夫、

桃

ご飯食べようね

青

食べよｯ…ね、ぇ！

まだ落ち着かない青の頭を撫でてあげる

青

んｯ…んん、…ｸﾞｽｯ

桃

ご飯…ハンバーグだよ

青

ハンバーグｯ…だよぉ、

桃

おいで、青

青

ご飯ｯ…食べますｯｯ…！！

青

食べよｯ…食べようねっ、ｯｯ…！！

桃

ちょっと落ち着こうね…

そう言うと青を抱きしめてあげだ

青

食べｯ…るぅ、…ｯ

桃

食べよっか…

青

んｯ…んんん"ｯｯ…！！

桃

はーい、口開けて？

桃

あーん

青

…ぁｯ…

青

んｯ…！

桃

美味しい？

青

んん、！

桃

食べれる…？

青

ん"ー！！！

桃

もう寝る？

青

もうｯ…寝るｯっ、？！

桃

うんうん…

もう気分が良くならないのだろう

俺は青を抱きかかえて寝室へ行った

青

もｯ…う寝ますっ、ｯｯ…！！

桃

うんうん…

いくら経っても落ち着かない青。

俺は薬を飲ませようとした

青

お薬ｯ…ぃ、

桃

眠くなるやつだよ

青

寝るｯ…

桃

飲んで…

青

ん、

青は大人しく薬を飲んでくれた

桃

いい子だね青

青

いい子ｯ…だねｯｯ…っ！

青

ぃ、…こ…ｯ

青

んｯ…んー、

少し経つと大人しい寝息が聞こえてきた

これが基本のルーティーン

今日は重いパニックを起こしちゃったけど

基本は変わらない

俺はこれからも青を支えていく

湊斗

はろーございます！

湊斗

エアロバイク漕ぎながらストーリー書いてる湊斗です

湊斗

今日は食いすぎた

湊斗

夜飯食ったし…

湊斗

まあ、そんなことどうでもいいんですよ

湊斗

ちなみにこのストーリー予行練習です

湊斗

次の連載がこういう系でして

湊斗

まだ秘密ですけどね

湊斗

はーい！今日の雑談！！

湊斗

今日なんかお坊さんが来てお経読んでもらうやつ(？)やったんよね

湊斗

それで最後の方にお坊さんが自分の住んでる県の方言の口調きついって言ってた

湊斗

僕達は気にしないけど他の県の人からしたら口調きついのかもしれない

湊斗

確かに怒ってるように聞こえるかも？

湊斗

僕には分かんないですけどね

湊斗

はーい

湊斗

雑談終了ー！

湊斗

では

湊斗

またお会いしましょう！！

やばい、エアロバイク漕いでるせいで汗やべぇ…