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大吾side
屋上へ行った
その時俺の目に写った風景は
“流星が飛び降りようとしている”
そんな風景だった。
俺は絶望した、
そんなに流星を苦しませていたんだ......
俺は、俺は、
10年の絆より噂を信じてしまった、
でも今、俺がそんなことに悔やんでいる暇はない。
前を見ろ、流星を救わなきゃ、
そんな思いで
西畑
そう声をかけた、
俺の声に流星は気付いてくれたみたいで一度振り返った。
そしてその場で泣き崩れた。
でもそこは危ない、
まずは安全な場所へ連れていかなければ......
西畑
なるべく優しい声で声をかける
西畑
大西
西畑
大西
西畑
大西
西畑
そう言いながら抱きついてきた流星を抱きしめて
背中を摩っていた、
だが___
なぜ俺はこの時に気付けなかったのだろうか......