すみれ
ごめん別れよ。
朝起きると1つのLINEが入っていた。 その時僕の中の時間は止まった。 理解が出来なかった。 なぜ... どうしてこうなった。
蒼太
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不在着信
蒼太
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不在着信
すみれ
ごめん、今電話に出る気分じゃない
蒼太
なんで別れるのかだけ聞いていい?
彼女とは学生の頃から付き合っていて今年で3年目になる... 別れを切り出されるようなことは....
すみれ
不安になったの。
すみれ
将来のこと
蒼太
そっか。
蒼太
分かった。
蒼太
家にある荷物もって行くから最後に1回だけ会いたい
すみれ
ごめん。今から仕事だから。
蒼太
分かった。家の前に置いておくね。
すみれ
ありがと。
あれから何分たっただろう。 あれ以降彼女からの連絡はなかった。
蒼太
はぁ...
何もする気にならなかった。 ベットに潜り彼女と撮った写真を1枚1枚消していった...
蒼太
あ...
天気予報の通知ですら僕を動揺させるには十分なものだった。
蒼太
なんだよ...
密かに彼女からのLINEを待っている自分がいた。 寂しかった。 嘘だと言って欲しかった。 携帯から鳴る通知音すらとても辛いものだった。
蒼太
俺も仕事行くか...
初の失恋は辛いものだった。 その思いをかき消すかのように仕事に没頭するしか無かった。 こんな事なら恋なんてしなけりゃ良かった。






