あぁ、死にたい
なんにもできない俺になんの価値があるんや
もう…死んでも…
気持ちいい風
青く澄んだ空
煙草から煙を出す
shp
あぁ…気持ちええな
独り言を呟く
すると、元気のいい聞き慣れた声が聞こえてきた
ci
ショーッピ!
shp
ん?あぁ、チーノが
ci
なんかあったんか?
shp
なんでや?
ci
いや、なんとなく…
shp
ふはっ、なんとなくかよw
ci
いやいや、こっちは心配してんねんぞ!
shp
ふふっ、ありがと
shp
でも、なんも無いで
ci
そう?
ci
あ、そういえばトントンさんが呼んどったで
shp
マジ?やば
そう言って煙草を地面に当てて消す
呼ばれた内容なんか分かりきっていた
コンコン
tntn
誰や?
shp
ショッピです
tntn
入ってええで
shp
失礼します
入ってみれば明らかに不機嫌なトントンが居た
shp
あの…なんでしょうか
tntn
…分からんのか?
shp
…
分かってはいるが、口に出すのが怖い
tntn
はぁ…黙ってちゃわからんっつーの!
机を叩く音に肩をビクッとさせる
tntn
自覚ないんか?
shp
いえ…あります
震える声で答える
tntn
なんや、言うてみ
shp
俺が…味方を殺してしまった事です
俺は1週間前にA国へと侵入した。 敵だと思って銃を撃ったが、よく見たら味方だった。
tntn
そうやな
低い声で相槌をうたれる
tntn
なんでそんな事したんや?
shp
お、俺のガバです…
tntn
ちゃんと見んかったんか?
shp
あの時は、敵が多くて…
tntn
言い訳せんでええねん
shp
すみません…
俺は謝ることしか出来なかった
俺は「頼りになる後輩」の肩書きを 必死に守ろうとした
だけど、必死すぎて味方と敵の区別も つかなくなっていた
shp
すみません…
tntn
謝ったら命が帰ってくるとでも思っとんのか?
shp
いえ…
tntn
じゃあ何に対して謝ってるんや?
shp
…
tntn
あのな?謝ればいいと思うなよ
shp
すみません…
tntn
もういいわ
tntn
自分の部屋戻れ
shp
はい…