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柘榴 ザクロ
柘榴が、頭を掻きながら 辺りを見渡す
柘榴 ザクロ
柘榴 ザクロ
柘榴が、視線を向けた先にあったのは ''人間''に似た人形達が 街灯の近くに配置されているのだ
柘榴 ザクロ
柘榴が、咄嗟に後ろを見る
すると、やけに大柄な男が柘榴を押し倒し 両腕を拘束、更に 男は彼の身体に乗り 力を込めながら、気管辺りを押さえ付けた
柘榴 ザクロ
「doll」
「doll」が、口角を上げながら 微笑み
既に配置していた人形達を操り 人形達に、注射器を持ってこさせた
柘榴 ザクロ
「doll」
そう言いながら「doll」が 彼の首元に注射器を近付け 注射器に針が、柘榴の皮膚を突破しようとしたその瞬間
神魔 カマ
音も立てずに現れた 女性が「doll」を蹴り飛ばした
そして対策する術もなかった彼は、 そのまま 壁に叩きつけられ 表情を歪めた
「doll」
柘榴 ザクロ
柘榴は、身体が軽くなった違和感と 真横から聞こえてきた音で口をぽかんと開けた儘 静止した
柘榴 ザクロ
煌良 キララ
煌良 キララ
煌良 キララ
「奏夢」という名前で、柘榴は我に返り 周囲を見渡した
奏夢 ソラ
背後から、聞こえた中性的な声に 柘榴は 素早く後ろを振り返った
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
奏夢が、九尾のような意地悪な笑みを浮かべた
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
奏夢が柘榴の瞳の"奥"を見詰めながら、楽しそうに言う
柘榴 ザクロ
柘榴 ザクロ
柘榴 ザクロ
柘榴が、がたがたと肩を震わせながら 彼に問い掛ける
奏夢 ソラ
奏夢は、迷う事なく彼に答えを返した
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
奏夢が、尻餅をついている彼へ そっと歩み寄り
手を差し伸べる
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
柘榴の瞳から目の縁を通って、少しずつ涙が流れ出した
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
「doll」
「doll」が、ふらふらとふらつきながら 立ち上がり 隠し持っていた折り畳みナイフを持って 奏夢に突進していく
「doll」
神魔 カマ
奏夢 ソラ
奏夢は、「doll」の腕を掴み 腕を捻り、ナイフを地面に落とさせてから
ワルツを踊るかのように軽やかな動作で、「doll」の上に乗る
奏夢 ソラ
「doll」
「doll」
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
「幸せ」_それは柘榴が一番欲しかった物だ
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
図星だった
言い返せなかった
確かに、人生は一度きりだけど
自分にその権利は、ないと思っていたから
何も
何も
言い返せなかった
奏夢が、「びしっ」と 彼に指を指してから言う
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
神魔 カマ
神魔 カマ
神魔が、言いずらそうにその間に割り込んだ
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
奏夢が、「doll」の首に手刀を落とし 気絶させた
煌良 キララ
奏夢 ソラ
煌良 キララ
煌良 キララ
奏夢 ソラ
神魔 カマ
神魔 カマ
神魔 カマ
律 リツ
律 リツ
柚離斗 ユリト
篭女 カゴメ
瑠夸 ルカ
奏夢 ソラ
和葉 カズハ
奏夢 ソラ
律 リツ
神魔 カマ
亜友翔 アユト
奏夢 ソラ
律 リツ
神魔 カマ
煌良 キララ
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
奏夢は、柘榴を軽々と持ち上げ お姫様抱っこをした
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
和葉 カズハ
和葉 カズハ
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
その後
「doll」は、無事 警察署に連行され
人形となってしまった人々も元に戻り 家に帰れたらしい _
一方
柘榴は というと _
「ぴぴぴっ」
奏夢 ソラ
「ぴぴっ」_
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
「どたばたっ」 「がちゃっ」
瑠夸 ルカ
瑠夸 ルカ
瑠夸 ルカ
奏夢 ソラ
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
奏夢 ソラ
柘榴 ザクロ
瑠夸 ルカ
瑠夸 ルカ
「どたばた」
奏夢 ソラ
奏夢は 幼児の様に、暴れる二人を遠い目で見つめていた
その姿は、まるで保護者と子供の様だった_
ザ…………ッ
ザ……ザ…ッ
ザ…ッ……ザザザッ…
玄華 ゲンカ
玄華 ゲンカ
玄華 ゲンカ
玄華 ゲンカ
玄華 ゲンカ
玄華 ゲンカ
玄華 ゲンカ
玄華 ゲンカ
玄華 ゲンカ
玄華 ゲンカ
玄華 ゲンカ
玄華 ゲンカ
ザザッ………ザッ
ブツ…ン……ッ
次回
"幻と過去の先導者"
① 戻りたい
コメント
6件
めっちゃすき笑笑笑 昔の伽羅いーねすき
今回もすごく面白かったです次回も超楽しみにしてます!