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『呪いの午後、青春の手前』

第9話 - また明日

2025年09月06日

#呪術廻戦

#ハイキュー

#クロスオーバー

#夢小説

ねるねっぺ

青葉城西の任務は終わり荷物をまとめた梓が静かに教室のドアを閉めようとした、そのとき。

国見英

……もう転校するんだ

久遠梓

あ……はい。任務も終わりましたので

国見英

ふーん。おつかれ

久遠梓

国見くんも、いろいろありがとうございました...(ﾆｺｯ

特に……最初のころ、ちょっとだけ話しかけてくれたの、実は助かってました

国見英

……話しかけたっていうか、同じ班だったから普通に対応しただけだよ

久遠梓

ええ、そうかもしれませんけど

久遠梓

同じクラスで、毎日同じ時間に登校して、当たり前みたいに『また明日』って言えるのが、ちょっとだけ幸せでした

国見英

……じゃあさ

久遠梓

......？

国見英

またどこかで会ったら、“また明日”って言うよ。
そっちが先に言ったとしても

静かな夕陽が差し込む教室で二人はほんの少しだけ微笑み合った。

久遠梓

はい。また明日、ですね

西日に照らされた体育館の前。汗と埃、そしてほんの少しの寂しさが残る

及川徹

……ま、結局なにが起きてたのかよく分かんないけどさ

釘崎野薔薇

わかんなくていいの。
呪いなんて、知らなくて済むならその方が幸せでしょ？

岩泉一

……けど、お前らが何か“戦ってた”のは、分かったよ

金田一勇太郎

俺たちにはできないことだな、たぶん

伏黒恵

けど、俺たちには俺たちの役目があるように
……お前らにも、守ってるものがある。そういうもんだろ

虎杖悠仁

また……試合、見に来てもいい？

及川徹

え？

虎杖悠仁

なんか……みんなで一緒に、応援とか、したいなって。
勝手だけどさ

及川徹

いいよ。その代わり……
最後に頼みがあるんだけど

虎杖悠仁

何？

及川徹

俺のこと“お兄ちゃん”って呼んで欲しい!!

虎杖悠仁

……へ？

岩泉一

お前、何言ってんだ？

及川徹

いやなんかさ〜！
突然脳内に"存在しない記憶"が溢れ出してきて、全力でお兄ちゃんを遂行したくなったっていうか！

花巻貴大

オイ。落ち着け及川

及川徹

じゃあこうしよっか。
1回でいいから“お兄ちゃん”って呼んでみてくれない？
ほら、ね？　ちょっとだけ、ちょっとだけでいいから！

虎杖悠仁

うーん……じゃあ、一回だけな？

虎杖悠仁

……お、お兄ちゃん

及川徹

……尊ッ……
_(´ཫ`* _)

岩泉一

キモいからマジで黙れ

釘崎野薔薇

アイドルかよ

乙骨憂太

……ありがとう。みんな、無事でいてくれてよかった

松川一静

お前らこそ、気をつけてな。
戦う相手、きっと人間じゃないだろうから

久遠梓

ええ
でも、忘れないで。
今日、一緒に笑えたことくらいは

花巻貴大

……うん。ありがとう。
なんか、不思議だけど……
お前らがいた数日間、悪くなかった

釘崎野薔薇

及川
……あんたってさ、嵐みたいな男だったわ

及川徹

えっ！？
やっぱりそう思う？
俺6人目のメンバーでも違和感ないもんね☆
ｱｰﾗｼ✋🌀ｱｰﾗｼ✋🌀ﾌｫｱﾄﾞﾘｰﾑ🤲🦄🌈

及川徹

ちなみに嵐でいったらだれ？
松〇！？🌸井くん！？

釘崎野薔薇

は？？？？？

岩泉一

違ぇわバカ。自然災害の方の“嵐”だ。
災厄って意味だ

及川徹

.........( ๏_๏ )

釘崎野薔薇

突然来て、全部かき乱して、人を巻き込んでいく。そんで妙に印象に残る。
……そういうとこ、マジ厄介

及川徹

……それ、褒めてる？
けなしてる？

釘崎野薔薇

さぁ、どっちかしらね

及川徹

......まぁ、とにかく
みんな元気でね

また、会えると信じてるから

久遠梓

あなた達も、お元気で

バレー部の皆に見送られる中、及川はひとり、何か言いそびれたような顔で梓の元へと歩いてきた。

及川徹

ねえ、梓ちゃん

久遠梓

……はい、なんでしょうか？

及川徹

……君のこと、最初は“何考えてるのか分かんない子だな”って思ってた

久遠梓

よく言われます。
“無表情で何考えてるか分からない”って

及川徹

でもね。君、ちゃんと見てたんだね。
俺たちのこと

久遠梓

……はい。及川さんのトス。とても綺麗でした

及川徹

“綺麗”か……君にそう言われるの、なんか妙に嬉しいな

沈黙。風が体育館の扉を軽く揺らす

及川徹

正直、君の隣にいた乙骨くん？
すっごく強くて、大人びてて……

“勝てねーな、こりゃ”って思った

久遠梓

……勝負だったんですか？

及川徹

んー……ちょっと、ね。
男の意地？

久遠梓

……私、忘れません。
あなたの“まっすぐ”な部分

及川徹

“一番かっこいいとこだけ覚えてろ”
って、これアイドルっぽくない！？

久遠梓

それ、釘崎さんにも言ってみてください。
きっとぶっ飛ばされますよ

ふたり、ほんの一瞬だけ笑い合う

伏黒恵

おい久遠
早く行くぞ

久遠梓

すみません、では

及川徹

ごめん
今度こそ、じゃあね

伏黒恵

……なあ、釘崎。ほんとに“また会える”と思うか？

釘崎野薔薇

さあね。でもさ、あいつが“会える”って言ってくれたんだから……信じるしかないじゃん

虎杖悠仁

うん。また絶対会おうな

“その日が来るまで、私たちは──” “呪いも、運命も、そして…… この青春も、まっすぐに進むだけだ”

呪術高専

門をくぐった瞬間、懐かしい風の匂いが鼻をくすぐった。

釘崎野薔薇

ただいま戻りました〜……って、あれ？誰も出迎えないの？

釘崎が声を上げた瞬間、建物の影からひょっこり現れたのは、パンダ。

パンダ

おかえりー。おみやげは〜？
温泉まんじゅうとか？

釘崎野薔薇

温泉行ってねぇし！！
てか、それよりもっと反応あるでしょ！

狗巻棘

......しゃけしゃけ
（無事でよかった）

禪院真希

アンタら、また妙なこと巻き込まれてたみたいじゃない。呪霊の成仏手伝って、青春して、泣いて笑って、
って……何しに行ってたんだか。

釘崎野薔薇

いや、任務ですから！

虎杖悠仁

でも、青春は……ちょっとしたかな

五条悟

よ〜う！おかえりっ♪

伏黒恵

……何？そんな普通の登場の仕方、
逆に怖いんだけど

五条悟

ちょっとぉ、久しぶりに教え子たちが全員帰ってきたのよ？
感動の再会ってやつでしょ？

久遠梓

……帰ってきましたね

乙骨憂太

うん。ちゃんと、任務果たして

久遠梓

そしてまた、ここからですね

変わらない日常――でも、少しだけ強くなった自分たち。それを胸に、また新しい日々へと歩き出す。

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ねるねっぺ

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