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オメガ
それは、俺にとって、最悪のものだった。
中学一年生の身体測定_
幼少期から容姿端麗、才色兼備と言われてきた俺は、第2の性別検査も皆からαと期待されていた。
数日後、自信満々でウキウキしながら検査結果の封筒を開けて紙を取り出す。
目にした性別は吐き気を催す程忌まわしいものだった。
冷や汗が止まらず、動悸も激しくなり、俺はその場で倒れ込んでしまった。、
Ωという真実を隠して早4年が経ち、高校二年生に進級した。
いつかバレるのが怖くて、地元から旅立ち東京へ上京したし、生まれつきの金髪水色メッシュの髪の毛も毎朝早く起きて黒に染めている。
もちろん、髪の毛が痛むので洗ったら落ちるヤツだ。
眼鏡もかけてマスクもして、6時限が終わったらどこにも寄らずに真っ直ぐ家に帰った。
孤独だが平穏な毎日を送っていた頃、ある変化が訪れた。
ザワザワ
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ドッと教室がざわつき始める。
どうりで4つ机と椅子が増やされていたわけだ。
今年はどうも転校生が多いらしく、1クラスに3、4人がいっきに転校してきたようだ。
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ガラッ
4人が教室に足を踏み入れた瞬間、時が止まったような気がした。
スタイルのいいイケメンが降臨。瞬く間に女子が奇声をあげる。
キャァァァァッ♡♡♡
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流石のイケメンヅラとイケボに俺はもう笑うしか無かった。
どうせαなんだろうなと思いながら、前髪を整えた。
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思わず声が漏れる。
どんな少女漫画展開だよと頭の中でツッこんでしまう
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今の状況に笑えてきて、必死に吹き出すのを堪えながらピンと伸びた手は、今までで一番上がった気がした。
休み時間になって、静かに本を読んでいると、声を掛けられた。
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関西弁が出そうになり必死に誤魔化す。
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心底めんどくさかったが渋々受け入れる事にした。
一通り周り、、教室に帰ってきた頃、星導ショウに会話を持ちかけられる。
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曖昧な反応に戸惑いつつも、何故そんなことを聞くんだと疑問に思う。
どうしていいか分からずあたふたしていると、転校生その2が近づいてきた。
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確かに戸惑ってはいたが、ナンパされてた訳では全くない
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ガバッと音をたてるように後ろから肩を組む転校生その3
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何故か分からないがとにかく面倒臭い状況だということは分かる。
ふと、ある事が頭に浮かぶ。
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発情期の予定日は近日中で、薬は飲むようにしているが、今日は飲んでいない。
校舎案内のせいで飲めていないのだ。
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そう思ったのもつかぬま、心臓から嫌な音がした。
ドクンッ
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心臓を中心にじわじわと身体が熱くなるのを感じる
”これはまずい”
と、魂から感じた。
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クラス中がざわつき出す。
なんか甘い匂いしねぇ?
え、それな
なんか、、フェロモンみたいな…//
なにこれ、頭おかしくなる…ッ
やばくね?汗
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よろめきながら教室を出ようとする。
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この後、どれだけトイレに行った事を恨んだか………_
とりあえず息を整える。
授業とかの事は一旦脳裏に置いて、まずは正常な状態を戻すしかない。
抱かれたい本能に埋もれながら、必死に耐える。
胸を強く抑え、トイレの角で座り込んでしまった。、
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すると、ガチャリと扉が開いた音がした。
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息を荒らげて入ってきたのは、αであろう4人の転校生達
彼らと同じ空間に入ってしまったことで、さらにフェロモンが放出される。
この時点でαなのは確定だろう。
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オメガ?
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ついに、バレてしまうのか
今まで一生懸命に隠して、隠し通して
こんなこと、無かったのに…
目から、涙が零れる。、
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気がつく頃には、星導ショウという男に、唇を奪われていた。
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頭がフワフワして、何がどうなってこうなったのか整理が追いつかず、バコンッという鈍い音が脳を貫いた。
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俺の目の前で説教が繰り広げられ、他2人が匂いに耐えながらも俺を介護する。
鏡に映った俺は、どうしようもなくボサボサな髪と、眼鏡もマスクも外されみっともない赤面ヅラだった。
俺の顔を見るなり叢雲カゲツと伊波ライは目を見開きびっくりしている様子。
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介護の安心感に俺は目の前に居た伊波ライに倒れ込んで意識を飛ばした。
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ある夢を見た。
小さい頃の夢。
俺が大きな公園で迷子になった時、
助けてくれた、3人の男の子。
そこの子達は元気で明るくて、俺に笑顔をくれた。
1輪のコスモスと一緒に_。
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目を開けた頃には、知らない寝室に寝かされていた。
1話終了です
ご観覧下さりありがとうございました🙏
では、次のお話であいましょう!𝐧𝐞𝐱𝐭…🧸𓈒 𓏸
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