『可愛い』

皆様こんにちは、 あれ、終わったんじゃないのかと思われた方もいると思うのですが、嬉しいことに番外編を見たいと言ってくださった方がいたので書かせて頂きます！ コメント･いいねとても嬉しいです ありがとうございます！ モチベ爆上がりしました

桃赤 ご本人様とは一切の関係がございません 苦手な方はここで閲覧をお控えください

あれから数日経って正式にお付き合いした俺たちは今、ソファでくつろいでいるところ

ワンピースにはもう慣れてるけど未だにちょっと恥ずかしい

不意にないくんが話しかけてきたので目線をスマホから彼へと移す

なんとなく何の話をしているかわかったが完全にりうらにとってばつの悪い話題なのでしらを切る

ないくんは逃がさねぇぞと言わんばかりに圧をかけてくる、ハートマークついてても全く可愛くない

もうないくんの顔を見ることなど不可能なので目を逸らし小声で答える

洗いざらい吐かせる気らしい、観念するしかないようだ

まずい、まずすぎる

本当のことを言ったらないくんは100%怒るだろうしこの変態が何をしでかすか分からない

嘘はついてないし、キスもハグももちろんしてない

全て見透かしたように聞いてくるないくん、今言っておいた方が後々楽かもしれない

顔を見なくてもわかる、怒ってらっしゃる

ないくんはいつにも増して低い声で話している

あ、終わった

このままじゃだめだ、少しでも弁明しよう

チラッとないくんをみるとさっきより怒っている気がする

余計なこと言っちゃった…？！

痛いところをつかれる

これ以上何か言っても返ってないくんの機嫌を損ねてしまいそうだ

もう素直に謝ろう

その言葉に、ないくんがぴくっと反応した気がした

このまま行けばお許しを貰えるかもしれない

そう言うと勢いよくないくんが飛びついてきたので体制を崩しソファに倒れる

俺の胸に顔を埋めて拗ねたように言うないくん

なんか、犬みたいで可愛い

いつもカッコつけてるのに、これじゃどっちが年下かわかんないよ

初めてみるないくんの姿に思わず笑ってしまう

ないくんが顔を少しあげてこちらを睨んでくる、そんなところも可愛い

くすくすと小さく笑いながら言う俺にないくんはさらに不満げな表情をした

まだ笑ったままの俺が気に入らない様子のないくんはゆっくりと起き上がった

ないくんはワンピースの中に手を入れてくる

油断も隙もねぇな、この変態

するとないくんはニヤニヤと笑って手を止めた

くそ、こいつ

変態はどっちだよ、いつも変なことばっか考えてるくせに

悔しくて起き上がろうとした時、りうらの唇の前にないくんの人差し指が置かれる

そう言ったないくんの表情はすごく色っぽくてりうらの心拍数はどんどん上がっていく

あー、もう、りうらはいつもないくんに流されてばっかりだ

ないくんの袖を掴み、上目遣いでおねだりする