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律華🗝️
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#にじさんじ
アテル
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pipi (作者)
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『 血狂い 』 攻:lr,kn / 受:kz パロ / ダークファンタジー / 騎士×吸血鬼 / 3P / 総受け / 流血表現 / 発情 / 軟禁 / 無理矢理 / 結腸責め /二輪挿し / 潮吹き / 連続絶頂 🔞 地雷の方はここでお引き取りください。 ※実在の人物・団体とは一切無関係です。
pipi (作者)
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冷たい鉄格子の奥。
薄暗い地下牢に、虚しい金属音が響いていた。
葛葉
葛葉
石床に突っ伏した葛葉の口元から、 赤黒い液体が濁った音を立てて滴り落ちる。
人間たちの都合で囚われ、 この研究施設に連れて来られて早数ヶ月。
もうどれだけの人間の血を 飲まされたか分からない。
研究員A
研究員A
研究員B
研究員B
鉄格子の外で、研究員たちが うんざりしたようにぼやいた。
純潔の吸血鬼は、特定の人間の血を 飲んだ場合に強い反応を示す。
人々は、その特定の人間のことを 『適合者』と呼んだ。
吸血鬼は適合者を大幅に強化する 力を持っており、
その力は、世界にいずれ訪れる災厄を 退けるために、必要不可欠と言われている。
葛葉は純潔の吸血鬼。
災厄に立ち向かう適合者を見つけ出し その者を強化させるために、 この研究施設に捕らえられたのだ。
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
手枷の鎖をジャラリと鳴らし、 嘲笑うように言い捨てる。
しかし、 その瞳には長引く実験による深い疲労と、 拭えない冷徹な苛立ちが滲んでいた。
その時。
重い鉄扉が開いた。
二人の騎士が研究員に導かれ、 足を踏み入れる。
叶
叶
可憐な容姿に、穏やかな笑みを 浮かべる男。
その隣には、不機嫌そうに 眉をひそめている赤髪の男。
ローレン
ローレン
ローレン
叶
叶
叶
叶
ローレン
二人は会話をしながら、 格子の向こうに目を向けた。
葛葉
葛葉が一瞬、顔を上げる。
しかし、相手が人間だと分かると 関心すら示さず、すっと目を背けた。
叶
ローレン
一方、二人は暫く言葉を失っていた。
今まで自分達が討伐して来た魔物とは 全く違う。
白銀の長い髪に、血のように深い深紅の瞳。
絹のようにきめ細かく白い肌。
この世のものとは思えないほどの 妖艶な生き物が、そこに居た。
ローレンが、思わず息を呑む。
その微かな気配で、叶の意識が ようやく現実へと引き戻された。
叶
叶
研究員に向かって尋ねる。
研究員A
叶は研究員に促され、左腕の袖を捲り上げた。
血管に冷たい針が刺さり、 ガラスの筒へと鮮やかな赤が満ちていく。
採りたての血からは、仄かな体温と 独特の甘い匂いが立ち上った。
研究員A
研究員A
研究員は採取したばかりの温かい血を小杯に移し、 檻を開けて葛葉の傍らに立つ。
研究員B
葛葉
研究員B
研究員B
研究員が葛葉の顎を乱暴に掴み上げ、 無理矢理 口に器具を取り付けた。
葛葉
閉じることが出来なくなったその口に、 生温い液体が容赦なく注ぎ込まれる。
葛葉
叶の血が、葛葉の喉を熱く流れ落ちる。
── その瞬間。
葛葉
葛葉の表情が一変した。
葛葉
苦しい。
上手く呼吸が出来ない。
内臓の奥底から、得体の知れない熱が 猛烈な勢いで這い上がってくる。
腹の下の方が、じわじわと疼く。
葛葉は初めて味わう未知の感覚に、 思わず身悶える。
研究員B
研究員B
研究員A
研究員A
研究員たちが色めき立った。
葛葉
葛葉は激しく脈打つ胸を押さえ、 信じられない思いで叶を睨みつける。
しかし、その瞳は早くも潤み、 頬は赤く染まりつつあった。
吐き出す息にも、隠しきれない熱が 混じり始めている。
叶
── ゾクッ...。
葛葉と視線を交えた叶は、 背筋を駆け抜けた甘い痺れに わずかに目を細めた。
叶
その瞳は、愉悦の色を帯びていた。
叶
葛葉
からかうような愉しげな声色に、 葛葉は荒い息をつきながら眉を寄せる。
その横で、研究員たちが慌ただしく協議を始めた。
研究員A
研究員B
研究員A
研究員A
研究員A
研究員A
研究員A
研究員A
研究員B
研究員B
研究員たちは、叶の他にもう一人 適合者が存在すると判断した。
自然と、次の提供者である ローレンに目が向けられる。
研究員A
研究員A
ローレン
ローレンは不服そうに舌打ちをしつつも、 言われた通り腕を差し出した。
先程と同じ手順で採血が行われ、 同じように葛葉の口へと運ばれる。
その場に居た誰もが、油断していた。
まさか、もう一人の適合者が こんなにすぐに見つかるなどとは 微塵も思っていなかったからだ。
── しかし。
葛葉
葛葉の身体が、弓なりに大きく跳ねた。
葛葉
二人の血が混ざり合い、 化学反応を起こしたように激しく巡る。
それを待ち侘びたと言わんばかりに、 純潔の吸血鬼の本能が歓喜し、
完全に暴走した。
葛葉
脳髄を直接かき混ぜられるような、 強烈な快楽と発情の波。
葛葉は震える体を両手で抱き込み、 冷たい石床の上で悶え苦しむ。
閉じることの出来ない口からは、 甘い喘ぎ声と抑えきれない唾液が溢れ出した。
ローレン
ローレン
ローレン
あまりの変貌ぶりに、 それまで気だるげだったローレンも 目を見開いた。
思わず鉄格子を掴み、身を乗り出す。
葛葉
ローレン
目の前で自分の血を取り込んだ葛葉が、 信じられないほど艶めかしく乱れている。
その生々しい色香と、 抗えない本能に屈する姿を直視させられ、
ローレンは、 喉の奥が熱く乾くような感覚を覚えた。
研究員A
研究員A
研究員A
研究員A
研究員A
研究員A
研究員B
研究員B
研究員たちは狂喜乱舞の声を上げる。
喧騒を背に、 叶とローレンは格子の前に立った。
叶は、床で身悶え、熱にうなされる葛葉を 静かに見下ろして告げる。
叶
叶
叶
ローレン
ローレンは無言のまま、 じっと葛葉を見つめていた。
葛葉
葛葉はもはや、気高いプライドなど保てず、
二人の存在を求めるように 甘く鳴くことしかできない。
潤んだ視界が急速にぼやけ、 意識の端が暗く落ちていく。
最後に見たのは、
甘く冷たい叶の微笑みと、
鋭く突きさすようなローレンの 熱い視線だった。
次に意識が浮上した時。
冷たい石床の感触も、鉄の錆びた匂いも、 そこには無かった。
葛葉はゆっくりと重い瞼を開ける。
視界に飛び込んできたのは、豪奢な天蓋と、 真っ白なレースのカーテン。
身体を包み込んでいるのは、 最高級の絹で織られた真新しいシーツだった。
葛葉
身じろぎした瞬間、 全身の関節が軋むような気だるさと、
下腹部の奥底にこびりついた甘い熱が 微かに疼いた。
葛葉
葛葉
地下牢での絶望的な記憶が フラッシュバックする。
葛葉は弾かれたように上体を 起こそうとしたが、
力が入らず、 再びシーツの上に倒れ込んだ。
叶
葛葉
部屋の窓際から、 ふんわりとした柔らかい声が降ってきた。
叶
逆光の中に立っていたのは、 天使のような笑みを湛える騎士、『叶』。
その手には、優雅に湯気を立てる 紅茶のカップが握られている。
ローレン
そして、部屋の入り口の壁に背を預け、 腕を組んでこちらをじっと見据えているのは、
赤髪の騎士、『ローレン』だった。
葛葉
葛葉
葛葉
喉はひどく乾き、声は掠れていた。
葛葉が睨みつけると、 叶はカップをテーブルに置き、 ベッドの縁に腰を下ろした。
叶
叶
叶
葛葉
葛葉
叶
叶
叶
叶
叶
葛葉
叶の言葉に、葛葉の血の気が引いた。
叶
叶
叶
叶
叶
叶
にっこりと可憐に微笑む叶。
だが、その瞳の奥には、
正義の大義名分を手に入れた 底知れない嗜虐心が見え隠れしていた。
葛葉
葛葉
葛葉がシーツを蹴り飛ばし、 ベッドから逃れようと脚を動かした、 その時だった。
ローレン
低い声と共に、ローレンが素早い動きで ベッドに歩み寄り、
葛葉の細い肩を上から乱暴に押さえつけた。
葛葉
ゾク..ッ !
ローレンの大きな掌が肌に触れた瞬間、 葛葉の身体がビクンッと大きく跳ねた。
葛葉
葛葉
必死に振り払おうとする葛葉だったが、 ローレンの力には到底敵わない。
それどころか、
押さえつけられている肩から、 骨の髄まで溶けるような甘い痺れが 全身へと伝染していく。
ローレン
抵抗しながらも、あっという間に瞳を潤ませ 熱い吐息を漏らし始める葛葉。
その艶めかしい姿を間近で見た ローレンの呼吸が、わずかに荒くなる。
叶
叶
叶
叶
叶
叶はクスクスと笑い、 葛葉の手首へと視線を落として続けた。
叶
叶
叶
叶
葛葉
葛葉は咄嗟に腕輪に手を掛けた。
しかし、 ひんやりとした硬い鉄でできたそれは、
葛葉の細い手首にがっちりと嵌って 抜ける気配が無い。
叶
叶
叶は淡々と残酷な事実を告げる。
葛葉
それでも、 葛葉は腕輪を引き抜こうと力を込めた。
その白い手を、 ローレンが上から強く掴んで止める。
ローレン
葛葉
ゾクゾク.. ッ
鉄の腕輪の冷たさと対照的な、 ローレンの掌の火傷しそうなほどの熱。
触れられた箇所から、 じわりと耐え難い疼きが広がる。
ローレン
ローレン
ローレン
ローレン
ローレン
ローレン
葛葉
ローレン
ローレン
ローレン
葛葉
葛葉
── 安全ではない。
葛葉の本能が警鐘を鳴らしていた。
聖騎士の二人。
穏やかな笑みを崩さない男と、 いかにも実直そうな男。
しかし、葛葉は肌で感じ取っていた。
どちらの男も、その瞳の奥に どす黒く淀んだ何かを秘めていることを。
ローレン
ローレン
ローレン
ローレン
優しげな言葉とは裏腹に、 逃げ道を塞ぐような鋭い視線が絡みつく。
葛葉の手首を握る手の力が増す。
ローレンの言葉は、 庇護を装った重すぎる束縛だった。
葛葉
葛葉
葛葉は恐怖と快楽の狭間で、 必死に身を捩る。
叶
叶
叶
叶がくすくすと笑いながら、 葛葉の顔を覗き込んだ。
そして、冷たい指先で 葛葉の熱い頬をゆっくりとなぞる。
葛葉
ビク ッ
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶は冷酷な言葉と共に、 葛葉の細い首筋を撫でた。
葛葉
ビクビク ッ
葛葉はついに耐えきれず、
甘い悲鳴のような声を漏らして シーツに身を沈めた。
誇り高き吸血鬼の自尊心が、
理不尽な快楽によって 音を立てて崩れていく。
叶
叶
叶
叶
叶
叶
天使の皮を被った悪魔が、 そう言って葛葉に微笑みかけた。
葛葉
葛葉
葛葉
シーツの上で暴れる葛葉の首元から、 叶の指先が迷いなく衣服を押し開いていく。
全てのボタンが解け、 浅く打ち震える胸元が露わになった。
叶
叶
叶は嗜虐的な笑みを浮かべ、 葛葉の首筋から鎖骨へと冷たい指を滑らせる。
葛葉
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
葛葉
葛葉
触れられた肌から熱が伝播し、 葛葉の腰が跳ね上がる。
しかし、両手首はローレンの手によって 頭上にガッチリと固定されていた。
叶の冷たい指とは対照的に、 ローレンの手は燃えるように熱い。
ローレン
ローレン
ローレンの声が低く沈む。
屈辱と快楽で歪んでいく葛葉を見下ろす瞳は、 完全に獲物を狩る獣のそれだった。
叶
叶
叶
叶
叶が葛葉の首元に顔を寄せ、 柔らかな唇を押し当てる。
同時に、ふわりと 甘い叶の匂いが立ち込めた。
葛葉
葛葉
その香りから逃げるように 顔を逸らそうとする葛葉。
だが、それを阻むようにローレンが 強引に顎を掴み上げた。
ローレン
親指が容赦なく口内にねじ込まれる。
葛葉
舌を押し潰され、 二人の"適合者"の濃厚な香りが ダイレクトに鼻腔を支配していく。
葛葉
葛葉
叶
叶
叶
叶が葛葉の胸元に顔を埋め、 白い皮膚を優しく噛み含んだ。
叶
カリッ..
葛葉
ビクッ
微かな痛みと共に、 痺れるような快感が脳を焼く。
間髪入れず、 ローレンが反対側の首筋に唇を寄せ、 肌を貪るように吸い上げた。
ローレン
チュッ.. チュルッ..
葛葉
ビクビクッ
二人同時に与えられる "適合者" の圧倒的な熱。
地下牢で血を飲まされた時以上の激震が走り、 葛葉の背中が大きくしなる。
叶
叶
叶は噛んでいた肌を、 今度は濡れた舌で舐め上げる。
叶
レロォ..
葛葉
ゾクゾク..
必死に奥歯を噛んで耐えようとする葛葉。
しかし、 叶の歯が胸の突起を意地悪く挟み上げた。
叶
カリッ
葛葉
ビクンッ
そのまま口内に閉じ込め、 転がすように舐めしゃぶる。
叶
チュッ.. クチュ..
葛葉
ビクッ.. ビクッ..
さらにもう片方には、 ローレンの熱い指先が添えられた。
くり ッ
葛葉
ビクンッ
ローレン
ローレン
硬く尖った突起を、 ローレンの指先が捻り上げる。
こり ッ.. こり ッ..
葛葉
ビクッ.. ビクッ..
二人がかりで責め立てられ、 葛葉は無意識のうちに腰をカクカクと 揺らしていた。
ローレン
ローレン
ローレン
ローレン
葛葉
叶
叶
叶
葛葉
叶
叶
叶
葛葉
叶は質問への答えなど、聞いていなかった。
葛葉の中心へ、冷たい手が伸びる。
葛葉
既に硬く起ち上がり 先走りを滲ませていたそれを、 叶の掌が容赦なく握り込んだ。
ぐちゅ ッ !
葛葉
ビクンッ !
葛葉の腰が大きく跳ねる。
叶
叶
ローレン
ローレン
熱くドクドクと脈打つそこを、 叶の掌が激しく上下する。
ぐちゅ ッ ぐちゅ ッ
葛葉
葛葉
ぐちゅう ッ !
葛葉
ビクビクッ ! ♡
びゅく ッ びゅるる ッ
あまりの快感に、 葛葉はあっという間に達してしまった。
葛葉
断続的に吐き出される熱が、 叶の手を濡らしていく。
ローレン
呆然と余韻に浸る葛葉の耳元へ、 ローレンが顔を寄せた。
ローレン
ローレン
葛葉
ビクッ ♡
ぴゅる ッ...
甘く低い声の振動だけで、 残っていた分が溢れ出る。
叶
叶
叶
叶
叶は怪しく目を細め、薄い唇で弧を描く。
そして。
まだ収まらないモノを、再び握り込んだ。
ぐちゅ ッ
葛葉
ビクッ !
葛葉
葛葉
達したばかりで敏感すぎるそこに触れられ、 慌てて制止の声を上げる。
しかし。
叶
叶は、愉しそうに笑うだけだった。
ぐちゅ ッ ぐちゅ ッ
葛葉
ビクビクッ
葛葉は悲鳴に近い嬌声を上げて身悶える。
そんな葛葉の耳元へ、 ローレンが湿った舌を差し込んだ。
ローレン
プチュ ..ッ
葛葉
ゾクゾク ..ッ
舌先はやがて穴の中にまで差し込まれる。
ローレン
ジュプ.. プチュ ッ
葛葉
ゾク.. ゾク..
耳奥に直接届く熱い吐息と水音。
頭の中まで掻き乱される感触に、 葛葉の視界が白く霞んでいく。
叶は下を扱く手はそのままに、 胸の突起を再び口内に含み戻す。
それを横目に見たローレンは、 負けじともう片方の胸を揉みしだいた。
葛葉
上下左右から怒涛のように打ち寄せる快楽。
葛葉の喉は、甘い吐息と喘ぎ声を 紡ぐことしかできない。
二人はその声に酔いしれながら、 ひたすら口と手で葛葉を追い詰めた。
葛葉
葛葉
叶
ローレン
葛葉
葛葉
ビクビク ..ッッ ! ♡
びゅるるる ッ
葛葉
あまりに強烈な二度目の絶頂。
葛葉
葛葉は全身の力を抜き、そのまま意識を手放した。
叶
叶
叶はケロッとした顔で葛葉の顔を覗き込む。
葛葉
葛葉は静かに寝息を立てていた。
ローレン
ローレンは心配そうに眉を寄せ、 シーツの上に散る白銀色の髪を撫でる。
叶
叶
ローレン
叶
叶
ローレン
叶
叶
ローレン
ベッドの上に横たわる葛葉を、 二人は昏い熱を孕んだ瞳で見つめ続けた。
翌朝。
葛葉はベッドの上で、 後ろからローレンに抱きかかえられていた。
そして、目の前には叶。
叶がスープの入った匙を、 葛葉の口元へ運ぶ。
葛葉
葛葉は嫌悪感を隠さず、顔を背ける。
叶
叶
叶の手が葛葉の顎を強く掴み、 無理矢理前を向かせた。
葛葉
葛葉の身体は小さく反応して震える。
叶
匙が唇に強く押し当てられた。
葛葉
葛葉
尚も鋭い眼光で拒絶する葛葉。
叶
痺れを切らした叶は、 葛葉の口端に強引に親指を捻じ込んだ。
葛葉
間髪入れずに、匙が喉奥へと押し込まれる。
葛葉
葛葉
葛葉は激しく咳込み、スープを吐き出した。
白いシーツと衣類の胸元が汚れていく。
叶
叶
叶の口元から笑みが消える。
冷ややかな瞳が、葛葉を見下ろした。
ローレン
ローレン
ローレンはサイドテーブルにあった スープの皿を手に取り、 自らの口内にそれを含む。
そして、葛葉の顎を引き寄せ、 逃さないよう強引に上を向かせた。
そのまま、容赦なく唇を重ねる。
葛葉
口内に流し込まれるスープ。
葛葉
その後を追うように、 熱い舌が押し入ってくる。
葛葉
葛葉は反射的に、侵入したその舌を 噛みちぎる勢いで噛みついた。
葛葉
ガリ ッッ... !
ローレン
ローレンは、それでも舌を引き抜かない。
ローレン
ヌル..
葛葉
ゾクッ...
口内に広がる、鉄の匂い。
ローレンの血だ。
葛葉
葛葉
葛葉
適合者の血が微量でも口内に入った瞬間、 葛葉の体内でくすぶっていた熱が 爆発的に跳ね上がった。
どれだけ心で拒絶しようと、 吸血鬼の本能が歓喜を上げてしまう。
瞳の焦点が甘くボヤけ、 喉が勝手にゴクリと血混ざりの液体を 飲み干していた。
ローレン
ローレンは口内の傷口から血を滲ませたまま、 舌を葛葉の口奥深くへとさらに突き入れた。
ローレン
ジュプッ.. ジュルッ..
葛葉
葛葉
ゾクゾク.. ッ
ローレンの舌の味と、強烈な舌使い。
それだけで葛葉の腰はビクビクと跳ね、 下腹部に甘い痺れが蓄積する。
ローレン
ローレン
葛葉
葛葉
ようやく唇を解放された葛葉は、 荒い息を吐きながらベッドに倒れ込んだ。
全身が熱く痺れ、 指先一つ動かすことすら怠い。
叶
叶
叶
叶は満足そうに微笑むと、ベッドから降り、 姿見の前で長い髪を束ね始めた。
ローレンも同じくベッドから離れ、 上着を手に取る。
叶
叶
ローレン
ガチャ
...... パタン
鍵の閉まる重い音が響き、 部屋に静寂が訪れた。
葛葉
葛葉
収まらない熱に必死に抗いながら、 這うようにしてベッドを抜け出す。
震える足に無理やり力を込め、 一歩、また一歩と歩を進める。
葛葉
葛葉
汗ばんだ手で、 扉の金属製ノブに手を掛けた。
── その時。
バチィ ッッッ !!
葛葉
手首の腕輪が青白い火花を散らし、 葛葉の身体を強烈な衝撃が襲った。
ドサッ...!
葛葉
ビクンッ.. ビクンッ..
床に叩きつけられ、 指先まで激しい痺れが走る。
扉には目に見えない魔法障壁が 張り巡らされており、
腕輪を持つ葛葉が触れたことで 拒絶反応を起こしたのだ。
葛葉
激しい苛立ちと共に、 忌々しい扉を睨みつける。
腕輪の冷たさと、体内に残る熱。
葛葉はただ、二人が戻ってくるのを 待つことしか出来ない現実に、
ギリッ...と奥歯を鳴らした。
葛葉
月明りのみが差し込む暗い室内。
いつの間にか意識を失っていた葛葉は、 身体を包む温もりで目を覚ました。
葛葉
視界に飛び込んできたのは、骨ばった鎖骨。
ローレン
上から降って来た声に顔を上げると、 ローレンが見下ろしていた。
眠っている間に、 無意識にしがみついていたらしい。
葛葉
葛葉
反射的に身を引こうとする。
だが、腰の奥の強い違和感に動きが固まった。
くちゅ ッ.. ぷちゅ ッ..
葛葉
ビクッ
叶
叶
背後に回っていた叶がクスリと笑う。
葛葉の下半身は既に剥かれており、 叶の濡れた指が2本、深くねじ込まれていた。
葛葉
葛葉
叶
叶
ぐちゅ ッ.. 、こりゅっ ッ
葛葉
ビクンッ !
指が内部の敏感な突起を撫で上げ、 葛葉の背中が大きくしなる。
叶
葛葉
葛葉
葛葉
叶
叶
叶
くちゅ.. くちゅ..
葛葉
葛葉
ローレン
ローレン
ローレン
葛葉
ぢゅぷぅ.. ッ
葛葉
ビクビクッ
叶
叶
背後で叶が愉しそうに笑う。
葛葉は与えられる刺激に耐えかね、 無意識にローレンの胸元にしがみついた。
首筋から香る適合者の甘い体香が、 葛葉の脳を直接麻痺させていく。
葛葉
ローレン
ローレン
葛葉
ローレン
ローレン
ローレンが舌を出して見せた。
今朝、葛葉が噛みついた傷口から、 未だ微かに赤い血が滲んでいる。
葛葉
葛葉
拒絶の意志すら吹き飛び、 葛葉は本能のままローレンの舌に 自らの舌を重ねた。
葛葉
チロ.. チロ..
ローレン
ゾクゾク..
必死に自分の舌から血を舐め取る葛葉に、 ローレンは目を細めて熱い吐息を漏らす。
叶
叶
叶は不満そうに口を尖らせ、 葛葉の後孔から指を一気に引き抜いた。
ずるる...っ
葛葉
ビクッ..
空洞になった奥が、寂しさにキュッと収縮する。
ローレン
ローレン
ローレン
叶
叶
入り口に、熱い塊が押し当てられた。
叶
叶
葛葉
ずぷ ッ 、ずぷぷ ... ッ
葛葉
ビクッ.. 、ビクンッ.. !
叶の脈打つ熱塊が、 強引に肉壁を割り開いて侵入してくる。
体内を満たす圧倒的な存在感。
粘膜から直接叩き込まれる 適合者の濃厚な熱。
葛葉はローレンの背中に爪を立て、 波寄せる衝撃に目を見開いた。
叶
叶
叶
叶
葛葉
葛葉
目尻に涙を浮かべ、 必死に拒絶の言葉を紡ぐ葛葉。
ローレン
ローレン
ローレンの熱い手が下腹部を通り、 葛葉の前を容赦なく撫で上げた。
葛葉
身体の緊張が一瞬解けたその隙を逃さず、 叶が一気に腰を押し込む。
ずちゅん ..ッッ !
葛葉
ビクビク ..ッ ♡♡
ぴゅ ッ ぴゅるる ッ
根元まで突き入れられた瞬間、 葛葉は絶頂を迎えた。
適合者の肉体を受け入れた身体が、 激しく歓喜に震える。
ローレンの手の中のモノからは、 白濁液が溢れ出た。
叶
叶
叶
葛葉
葛葉
ローレン
ローレン
絶頂の余韻で甘く崩れた葛葉の表情を、 ローレンが愛おしそうに見つめる。
叶
叶
叶
叶は狂おしげに微笑むと、 遠慮のない律動を開始した。
ぱちゅ ッ ぱちゅ ッ
葛葉
さらに、前を握るローレンの手も 強い圧力でストロークを始める。
葛葉
ビクッ.. ビクッ..
前後から容赦なく快楽を叩き込まれる。
そこから逃げる術はなく、 葛葉はローレンの背中にしがみつくこと しか出来なかった。
叶
叶
ばちゅ ッ ばちゅ ッ
葛葉
ローレン
ローレン
後ろを突かれる度に跳ねる葛葉の先端を、 ローレンの指先が捏ね上げる。
葛葉
叶
叶
叶
ばちゅん ッ ばちゅん ッ
葛葉
葛葉
ビクビクッ ♡♡
びゅく ッ.. びゅく ッ..
葛葉
叶
叶
ローレンの胸にぐったりと体重を預け、 快楽の波に耐える葛葉。
その耳元に、叶がそっと唇を寄せた。
叶
葛葉
ゾク..
それから、どれほどの時が過ぎただろうか。
いつの間にか葛葉の位置は入れ替わり、
正面に叶、背後にはローレンが回っていた。
ローレンは自らの形を 葛葉の胎内に記憶させるように、
深く、重く奥を突き上げ続けている。
とちゅ ッ.. とちゅ ッ..
葛葉
葛葉の瞳からは光が消え、 膝はガクガクと震えていた。
だが、前後から身体を挟み込まれ、 倒れることすら許されない。
耳元では、二人の声が絶え間なく 吐息と共に刷り込まれていた。
叶
叶
葛葉
叶
ローレン
葛葉
ローレン
ローレン
二人はまるで呪いをかけるように、 葛葉の唇から自分たちの名前を吐き出させる。
それに満足すると、今度は愛おしそうに 葛葉の名前を呼んだ。
叶
葛葉
叶
葛葉
ローレン
葛葉
ローレン
葛葉
思考能力を奪われた葛葉は、 ただ言われた言葉を繰り返す。
ローレン
くぽ.. ッ
葛葉
ゾワ ..ッ
ローレンが葛葉の腰を引き寄せ、 先端を結腸の入り口へ強く押し当てた。
その硬い感触に、 葛葉の本能的な危機感が跳ね起きる。
葛葉
葛葉
叶
叶
ローレン
ローレン
ローレンが葛葉の顎を掴み、横を向かせた。
葛葉
ローレン
ローレン
ローレン
葛葉がどれだけ苛立ちを露わにし、 威嚇するように睨みつけても、
二人はそれをうっとりと 見つめるだけだった。
ローレン
くぽ ッ.. くぽ ッ..
葛葉
ゾワ.. ゾワ..
ローレンが急かすように入り口を突く。
葛葉
葛葉
湧き上がる恐怖に、葛葉の目尻から ポロポロと涙が溢れ出した。
叶
ペロ..
葛葉
頬を伝う滴を、叶が愛おしそうに舐め取る。
叶
叶
叶
葛葉
ゾク..ッ
温厚だった叶の瞳の奥に、 渦巻くドロドロとした狂愛が覗く。
視線に捕らわれ、 腹底に冷や汗と快感が走った。
ほんの僅か、 恐怖で強張っていた身体の力が抜けた。
── その瞬間。
ぐぽっ...ん ッ !
葛葉
ビクンッ !
葛葉
葛葉
ビクッ ♡ ビクッ ♡
びゅるるっ... ッ
ローレン
ローレンの先端が、 ついに最奥を食い破った。
葛葉は一際大きく背中を反らせ、 限界を超えた絶頂に白目をむきかける。
ローレン
葛葉
葛葉の身体から力が抜け、 倒れ込むのを叶が抱きとめた。
叶
叶
葛葉
叶
叶
叶
ローレン
ぬ"... ぬぽ...っ
葛葉
ビクッ ♡
ぴゅるっ ..ッ
叶
ローレン
ローレン
ぐぽん っ
葛葉
葛葉
ビクッ ♡ ビクッ ♡
ぴゅるる ッ ぴゅ ッ.. ぴゅ ッ..
抜き差しされる最奥の衝撃に、 葛葉の絶頂が止まらない。
葛葉
葛葉
強すぎる快楽の暴力に、 葛葉の体は絶え間なく痙攣し続ける。
いっそのこと 意識を失ってしまいたかった。
しかし、正面から両頬を包み込む 叶の手が、それを許さなかった。
叶
叶
叶は、涙と涎で濡れた葛葉の顔を、 愉悦に満ちた表情で見つめる。
叶
叶
そう言って、噛みつくように唇を重ねた。
叶
レロ.. チュクッ..
葛葉
口内を叶の舌で荒らされると同時に、 ローレンの手が下腹部を外側から強く圧迫した。
ごり ッ
葛葉
ビクンッ ♡
ぴゅく ッ.. ぴゅく ッ..
ローレン
ローレン
ローレン
恍惚とした声で囁きながら、 ローレンは薄い皮膚越しに膨らむ腹を 優しくさする。
さわ.. さわ..
葛葉
ゾクッ.. ♡ ゾクッ.. ♡
とぴゅ ッ...
その僅かな指先の摩擦にすら、 全身が痺れるような快感を覚えてしまう。
叶
叶
叶
叶の舌が、首筋や脇腹を這い、 足の付け根をくすぐる。
ローレン
ローレンは最奥を抉りながら、 葛葉の尖った耳を甘く噛んだ。
葛葉
ゾクンッ.. ♡ ゾクンッ.. ♡
理性も、誇りも、 狂気的な愛と熱に塗りつぶされていく。
葛葉は二人の腕の中で、 終わりのない快楽の泥沼へと沈み続けていった。
葛葉に対する二人の執着は、 日に日に重さを増していった。
適合者としての責務を命じられたはずの 聖騎士たち。
それが今や、 捕らえた吸血鬼に魅了され、 歪んだ愛着を注ぎ続けている。
そして葛葉自身もまた、 抗えぬ熱と飼い慣らされていく日常の中で 確実に変わりつつあった。
叶
叶
葛葉
叶
叶
柔らかい声音とは裏腹の、 逃げ場を塞ぐ冷ややかな視線。
葛葉
僅かに息を詰まらせ、 葛葉は渋々といった様子で唇を割った。
すかさず重ねられた叶の唇から、 温かいスープが口内へと流し込まれていく。
葛葉
ゴクッ.. ゴクッ..
喉を鳴らし、それを飲み込む。
そうやって数回に分けて与えられ、 最後の一滴を流し終えると、
叶は確認するように深く舌を 差し込んできた。
叶
ヌル.. ニュプ..
葛葉
歯列をなぞり、上顎をくすぐり、 逃げようとする舌を絡め取る。
葛葉の口内を思う存分蹂躙してから、 叶はようやく顔を離した。
葛葉
葛葉
葛葉は荒い息を吐き出す。
叶
叶
叶
叶
葛葉
葛葉
涙目のまま、葛葉は精一杯の拒絶を込めて 叶を睨みつけた。
叶
叶
叶
叶
叶
叶は目を細め、言い聞かせるように 葛葉の頭を優しく撫でる。
葛葉
相変わらず睨みつけてはいるものの、
葛葉はその頭上の手を 振り払おうとはしなかった。
その無自覚な諦容を確かめ、 叶は満足げに目を細める。
叶
叶
葛葉
叶
叶
叶は長い髪を片側に流し、 服の襟ぐりを大きく寛げて白い首筋を 晒してみせた。
葛葉
葛葉
首筋から立ち上る甘い体香が、 葛葉の理性を容赦なく削り取っていく。
喉が干上がったように鳴り、 視線はその一点へ吸い寄せられた。
叶
叶が葛葉の後頭部を引き寄せ、 己の首元へと押し付ける。
葛葉
葛葉
ガリ ..ッ !
叶
限界を迎えた葛葉は本能のまま 牙を立てた。
突き刺さった隙間から、 鮮烈な熱を帯んだ血が滲み出す。
葛葉はその蜜を逃すまいと、 なりふり構わず貪り始めた。
葛葉
チュッ.. チュルッ..
叶
叶
叶はその様子を眺めながら、 愛しむように白銀の髪を梳く。
葛葉
チュゥ ッ.. チュッ..
叶
叶
葛葉
ペロ.. ペロ..
傷口の血を吸い尽くした後、
葛葉は叶に甘えるように何度も そこを舐め上げていた。
ローレン
夜、部屋に戻ったローレンが、 ベッドの上に丸くなっている葛葉に声をかける。
葛葉
葛葉は背を向けたまま、応じない。
ローレン
葛葉
ローレン
葛葉
あからさまな無視に痺れを切らした ローレンは、
そのままベッドに上がり込み、 葛葉の頭上から身を乗り出した。
ローレン
葛葉
葛葉
葛葉
間近で大声を張られ、 葛葉は跳ね起きるように声を荒げる。
ローレン
葛葉
ローレン
葛葉
葛葉
ローレン
ローレン
ローレン
ローレンの手がおもむろに葛葉の胸元へと伸び、 衣服の上から突起を摘まみ上げた。
葛葉
ビクッ !
葛葉
ローレン
ローレン
ローレン
葛葉
葛葉
図星を突かれ、葛葉は息を詰まらせながらも 威嚇するように睨み返した。
ローレン
葛葉
ローレン
葛葉
葛葉
葛葉
ローレン
葛葉
ローレン
ローレン
暗がりの中で、独占欲に塗れた鋭い瞳が 葛葉の視線を逃さず捕らえる。
葛葉
葛葉
ゾク.. ゾク..
目を逸らすことすら許されない 圧倒的な威圧感。
身体の奥底から、緊張とは別に 得体の知れない熱が這い上がる。
ローレン
ローレン
ローレン
ローレン
葛葉
ゾクゾク ..ッ
重く吐き捨てられた言葉に、 背筋がゾクゾクと震えた。
葛葉
この後に訪れるであろう強烈な抱擁を、
葛葉の身体は勝手に期待するように 小さく震えていた。
そんな、ある日の朝。
葛葉はいつものように二人を見送った。
重い扉が閉まる音を確認し、 ベッドから這い出てドアへ近づく。
これもまた、いつもの通り。
もはや抵抗というより、 日常のルーティンのように 繰り返されている動作だった。
金属製のドアノブに手を伸ばす。
そして触れた瞬間に結界が弾け、 強い衝撃で弾き飛ばされる...
はずだった。
葛葉
が、この日は違った。
何の反応も起きない。
腕輪が静まり返っている。
そのまま、ノブをゆっくりと回す。
カチリ、と軽い音がして、 扉が呆気なく開いた。
葛葉
── 逃げられる。
罠を疑う思考すら、 脱出という衝動にかき消された。
葛葉は足音を殺し、 朝靄の残る薄暗い森へと滑り出した。
葛葉
一心不乱に走る。
絆されつつあった己の心への恐怖と、
これ以上あの二人と居れば完全に毒される という本能的な危機感。
それが葛葉の足を 強く地へ叩きつけさせていた。
背後を振り返る余裕などない。
冷たい風を切り、 必死で樹々を押し分けて突き進む。
だが、結界の外縁を抜けたあたりで、
暗闇から無数の不吉な気配が湧き出した。
野蛮そうな男
野蛮そうな男
葛葉
数人の男たちが、 葛葉を取り囲むように暗がりから現れる。
男たちの背後には、檻が積まれた荷車。
中では捕らえられた魔物たちが 低く唸っていた。
葛葉
野蛮そうな男
長引く拘束と逃亡で消耗していた葛葉の体に、 冷たい鉄の鎖が巻きつく。
葛葉
鋭い痛みに膝をつき、 完全に拘束されかけた ── その瞬間。
突風と共に銀の閃光が走り、 鎖を掴んでいた男の腕が跳ね飛んだ。
葛葉
落ちてきた影は、見慣れた騎士の背中だった。
ローレン
葛葉
不意に現れたローレンの顔に毒気を抜かれ、 葛葉が隙を見せたその時。
物陰から放たれた毒塗りの刃が、 葛葉の胸元を正確に狙って飛来した。
ローレン
ローレンは躊躇うことなく葛葉の前に 身体を投げ出し、
その刃を自らの脇腹で受け止めた。
鈍い肉音が響き、鮮血が飛び散る。
葛葉
ローレン
葛葉
葛葉
適合者の血の甘い香りが強烈に鼻腔を突く。
だが、今の葛葉の頭を占めたのは、 血欲でも情欲でもなく。
"ローレンが死ぬかもしれない" という、 真っ白な絶望と恐怖だった。
葛葉
葛葉
ローレン
倒れ込むローレンを抱きかかえる葛葉の手が、 温かい血で赤く染まっていく。
ローレンの顔からは 徐々に血の気が引いていく。
葛葉は必死に傷口を手で押さえ、 乱れる息のまま名前を叫び続けた。
そこへ、静かな足取りで叶が 暗がりから姿を現した。
敵の残党はすでに処理されたようで、 叶の手には青白い魔法の残り香が漂っている。
叶
葛葉
葛葉
取り乱す葛葉を宥めるように、 叶がその頭を優しく撫でた。
叶
叶
叶
叶の掌が、ローレンの傷口にそっと触れる。
淡い光が傷口を包み込むと、 深かった切り傷が見る見るうちに 塞がっていった。
ローレンの荒い息が落ち着くのを見届け、 葛葉の緊張が一気に抜け落ちる。
激しい安堵が胸を突いた。
葛葉
葛葉
膝から崩れ落ちる葛葉の頭を、 叶が慈しむように撫でた。
叶
叶
葛葉
葛葉
ローレン
ローレン
身体を起こしたローレンが、 血のついた葛葉の手を包み込む。
葛葉
拒む気力すら、 今の葛葉には残っていなかった。
叶
葛葉
叶
叶
葛葉
叶は愛おしそうに目を細め、 葛葉を抱き上げるように立たせた。
叶
叶
叶
ローレン
ローレン
叶
叶
叶
叶
叶
ローレン
ローレン
ローレン
ローレン
葛葉
葛葉
葛葉は言葉を失った。
あのドアノブが簡単に回った理由も、 この惨劇すらも、
すべて二人の手の平の上だったのでは ないかという恐怖。
背中を、冷や汗が静かに伝い落ちる。
叶
ローレン
葛葉
二人が葛葉の手を引き、歩き出す。
ローレンが自分を庇った傷の熱さと、 胸に残る安堵の余韻。
それが呪いのように葛葉を縛りつけ、
二人を拒絶する言葉を奪い去っていた。
葛葉が二人に連れ込まれたのは、 深い森の奥で朽ちかけている古びた教会だった。
吸血鬼が神の家で暮らすなど、 ひどく皮肉な話だ。
だが叶は、 それが「最高の目くらましになる」 と穏やかに笑った。
街から遠く離れ、 信仰すら見捨てられたこの廃教会には、 もう誰も訪れることはないらしい。
三人はそこに住み着いた。
その日から、叶とローレンが 聖騎士としての任務に向かうことは 完全に無くなった。
聞けば、 「そんなものはもう、どうでもいい」 のだと言う。
叶
叶
叶
叶
ローレン
ローレン
ローレン
ローレン
ステンドグラスから差し込む薄暗い光の中で、 毎日のように甘く重い呪いが囁かれ続けた。
かつて世界を救うはずだった高潔な騎士たちは、 いつからこんなにも狂ってしまったのか。
狂気の火種は、 最初から二人の中でくすぶってはいた。
だが、それをここまで育ててしまったのは、 彼らを「適合者」にした自分なのではないか。
絶え間なく向けられる歪な愛の底で、 葛葉は幾度も自問自答を繰り返した。
だが、その答えが出ることは永遠にない。
なぜなら、葛葉自身の心も とうの昔に狂い果ててしまっていたからだ。
今の葛葉の手首には、あの冷たい鉄の腕輪はない。
行く手を阻んでいた魔力結界も張られておらず、
その気になればいつでもこの扉を開けて逃げ出せる。
しかし。
二人を置いて逃げるという選択肢は、 葛葉の中から完全に消え失せていた。
異常だと頭では理解しながらも、
その底なしの愛情に安心し、 満たされてしまっている自分がいる。
葛葉
自嘲気味な笑い声が、静かな教会に響いた。
叶
叶
ローレン
二人はそう言って、 葛葉の目の前に舌を突き出した。
自ら噛み切ったのか、 傷口から鮮血が滲んでいる。
葛葉
葛葉は祭壇に座らされていた。
甘い香りに誘われるように、 自身も舌を出して顔を寄せる。
葛葉
ペロ.. レロレロ..
葛葉
チュルッ.. チュウ..
叶
ローレン
葛葉は二人の血を交互に舐め取った。
零さないように丁寧に。
時折唇をつけて吸い上げる。
しかし、長くは続けられなかった。
葛葉
ビクッ.. ビクッ..
葛葉は目前の胸に縋りつき、甘い悲鳴を上げる。
適合者二人の血が体内で混ざり、 燃えるような熱を生み出した。
叶
葛葉の顔を覗き込みながら、叶が問う。
葛葉
叶
叶
辛そうに歯を食いしばる葛葉を、 叶は恍惚とした瞳で見つめた。
ローレン
ローレンが耳元で低く囁く。
葛葉
ビクビクッ
それだけで達してしまいそうなほど、 身体は強く反応した。
蓄積し続ける強烈な快楽。
葛葉は耐えきれず、 身に纏う衣服を千切る勢いで脱ぎだした。
葛葉
葛葉
葛葉
ローレン
叶
叶
ローレン
ローレン
ドロドロに溶けた狂愛の眼差しが 葛葉を見下ろす。
祭壇の上で身悶える葛葉の身体に、 二人は熱い指先を伸ばした。
じゅぷ ッ じゅぷ ッ
葛葉
葛葉
ビクビク ..ッ ♡
ぴゅ ッ.. ぴゅ ッ..
葛葉は幾度目かも分からない絶頂を迎えていた。
葛葉の腹から滴り落ちた白濁液で、 床には水溜りができている。
さらに、二人分のモノを咥えこんでいる 後孔の隙間からも
叶とローレンが吐き出した精が零れ落ち、 その水溜りに溶け広がっていた。
叶
叶
叶
祭壇に体重を預け、 後ろから葛葉を抱きかかえている叶が、 唇で首筋を撫でながら言う。
ローレン
ローレン
ローレン
ローレンは前から挿入したまま、 互いの間にある葛葉の先端に触れた。
葛葉
ビクンッ !
葛葉
ローレン
ローレン
ぐちゅぐちゅぐちゅ ッ
葛葉
ガクガクガクッ ♡
ローレンの掌が、敏感な亀頭を容赦なく擦る。
葛葉は掠れた悲鳴を上げながら 大きく仰け反った。
痙攣する身体を後ろから叶が支え、 宥めるように乳首を撫でる。
にゅる.. にゅる..
ぐちゅぐちゅぐちゅ ッ
葛葉
葛葉
葛葉
ビクビクビク ッ ! ♡♡
ぷしゃ ッ.. ぷしゃ ── ッ
葛葉
ビクッ.. ビクッ..
葛葉はガクガクと身体を震わせながら、 透明な液を噴き出した。
無意識に後ろをきゅーっと締め付けてしまい、 前後から僅かに息を詰まらせる音が聞こえる。
ローレン
ローレン
ローレン
叶
叶
二人は嬉しそうに葛葉の顔や首元に口づけた。
葛葉
朦朧とする意識の中で、 初めて耳にした単語を繰り返す。
叶
叶
葛葉
ローレン
ローレン
二人は昂ぶったまま葛葉の中に埋まっていたものを、 再び抜き差しし始めた。
ずちゅ ッ ずちゅ ッ
葛葉
叶の先端が前立腺をゴリゴリと抉り、 ローレンは最奥を押し上げる。
弱い所を同時に責められ、 葛葉は直ぐにでも達してしまいそうだった。
ずりゅ ッ ずりゅ ッ
葛葉
葛葉
叶
ローレン
ずちゅん ッ !
葛葉
ビクビク..ッ ♡
プシャァァ... ッ
葛葉
ビクンッ ♡ ビクンッ ♡
ローレン
ローレン
ローレン
葛葉は先端から潮を吹き散らしながら、 後ろをきゅうきゅうと締め続けている。
それでも二人は律動を止めなかった。
ずちゅん ッ ずちゅん ッ
葛葉
ビクッ.. ♡ ビクッ.. ♡
葛葉
ビクッ.. ♡ ビクッ.. ♡
ぷし ッ.. ぷしゅ ッ..
叶
叶
叶
葛葉の身体は 壊れてしまったかのように痙攣を続け、 水分を吐き出し続けた。
葛葉
焦点の合わなくなった瞳で空を見つめ、 ひたすらに喉を鳴らし続ける。
二人は腰を打ち付けながら、 葛葉の耳元に唇を寄せる。
ローレン
叶
ローレン
叶
二人は葛葉の魂を引きずり下ろすように、 甘く、重く、狂った愛を囁き続けた。
体力が尽き果てるまで行為を続けた二人が、 ようやく葛葉の中から出て行った。
腹に溜まっていた二人の精が、 ぽっかりと空いた穴からぼたぼたと 床に落ちていく。
神聖な祭壇の前の床は、
吐き出された大量の潮と白濁液、 そして二人の口端から流れ落ちた血で 見るも無残に汚れていた。
三人は、産まれたままの姿で絡み合い、 祭壇に背を預けて座る。
言葉は無く、荒い息を整える音だけが 静寂を満たしていた。
月明かりがステンドグラスを透過し、 汚れた床に色鮮やかな影を落としている。
葛葉は、それをぼんやりと見つめていた。
葛葉
もう、いいのかもしれない。
拒んでいた理由さえ、忘れてしまった。
誇りも尊厳も、何もかも失った自分を、 この二人は愛していると言った。
身体も、心も。
溶かされて。
壊されて。
狂わされて。
そして、狂わせた。
ならばこのまま、
二人と共に
どこまでも
堕ちていこう。
葛葉がそう心の中で受け入れた、 その瞬間。
ローレン
叶
葛葉の両肩に頭を預けていた二人が、 突然呻き声を上げて床に崩れ落ちた。
葛葉
教会の空間そのものを歪めるほどの、 凄まじい魔力の逆流が巻き起こる。
葛葉
葛葉は二人に目を配る余裕すらなく、 暴れ狂う自らの心臓を強く押さえつけた。
全身の血管を沸騰した血が駆け巡るように熱い。
視界は真っ赤に染まり、 強烈な快楽と破壊衝動に意識を丸ごと 呑まれそうになる。
だが、その狂乱は一瞬にして収まった。
葛葉の激しい呼吸もやがて落ち着き、 静寂が再び教会へと戻ってくる。
葛葉
叶
ローレン
叶とローレンは意識を失い、 床に力なく倒れていた。
葛葉は口元を手で覆ったまま、 深く俯いて動かない。
その時。
葛葉の口から、ふいに漏れ出た音があった。
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉は、笑っていた。
深夜の聖堂に、 高らかな笑い声が大きく響き渡る。
いつの間にか葛葉の腰からは、 禍々しくも美しい赤黒い翼が大きく展開していた。
葛葉
葛葉は鋭い牙を覗かせ、 心底楽しそうに微笑みながら、 倒れている二人を見下ろす。
広げられた巨大な翼が、 二人の頭上を慈しむように、 あるいは支配するように覆い尽くした。
叶
ローレン
二人がかすかに身動ぎし、 ゆっくりと意識を取り戻す。
葛葉
葛葉は目を細めたまま、 ただ静かに二人を見据えた。
叶
ローレン
意識が完全に覚醒した瞬間、 叶とローレンは弾かれたように身体を起こした。
そして。
迷うことなく、葛葉の前に膝をついた。
叶
ローレン
二人の適合者の身体には、 以前とは比較にならないほどの 莫大な魔力が満ちている。
しかし、
それを遥かに凌駕するほどの圧倒的な覇気が、 今の葛葉の体内に渦巻いていた。
葛葉を見上げる二人の瞳には、 絶対的な服従の光が宿っている。
その姿は、自らの王を称える 忠実な騎士そのものだった。
本来であれば、 吸血鬼を支配し縛りつけるはずの契り。
このような逆転は起こり得ない。
葛葉が自らの適合者を心から受け入れたことで、 膨大な魔力が二人に流れ込んだのは確かだった。
しかし、
それ以前から叶とローレンの魂は、 葛葉への偏執的な愛によって 「すべてを捧げる」状態にあった。
注がれた執着の強さが 契りの主従関係を丸ごとひっくり返し、
流れ込んだ魔力のほとんどが 葛葉へと還元・増幅されて逆流したのだ。
こうして、 未来の救世主と謳われた聖騎士たちは、 葛葉という一匹の吸血鬼に心を奪われ、
その足元に永遠にひれ伏す 「眷属」へと成り果てたのだった。
薄暗い玉座の間に、コツ...と微かな足音が響く。
豪奢な造りの椅子に深く身を預け、 葛葉は退屈そうに頬杖をついていた。
ここ数年、葛葉の日常はひどく穏やかだ。
かつて命を狙われ、鎖に繋がれ、 怯えて逃げ惑っていた吸血鬼の姿はもうない。
背に禍々しくも美しい翼を広げ、 絶対的な力で頂点に君臨する新たな『魔王』。
それが今の葛葉だった。
葛葉
葛葉は目を伏せ、 数年前のひどく滑稽な蹂躙劇を思い返す。
あの夜、教会の祭壇前で起きた覚醒と逆転。
圧倒的な『力』と『眷属』を手に入れた葛葉を 止められる者などどこにもいなかった。
手始めに自らを虐げた人間社会へ牙を剥くと、 王都は最強の元・聖騎士たちの前に あっけなく陥落した。
次に向かった災厄の元凶である旧魔王の居城でも、 かつての王は為す術もなく葛葉の炎に呑まれ、 跡形もなく消し飛んだ。
そうして、 覇権は一瞬にして塗り替えられた。
新たな魔王となった葛葉は、 人間と魔族の双方を足元に跪かせ、
たった一つの絶対的なルールを敷いた。
『人間・魔族間における不可侵条約』
反論する者はいなかった。
恐怖と圧倒的な武力による完全な支配。
それが奇しくも、 世界に永劫の平和をもたらしたのだった。
叶
ふいに鼓膜を揺らした穏やかな声に、 葛葉は過去の回想から引き戻される。
視線を向けると、そこには 最上の絹で仕立てられた外套を纏う 叶とローレンが、恭しく跪いていた。
叶
ローレン
ローレン
葛葉を見上げる二人の瞳には、 絶対的な忠誠の光が宿っている。
しかしその奥深くには、 相変わらず狂気的な執着の色も 色濃く滲んでいた。
葛葉
葛葉
葛葉は立ち上がり、自室へ向かって歩き出す。
叶とローレンは、 当然のように一歩退いた距離を保って後を追った。
自室に到着し、葛葉が身に纏っていた外套を脱ぐと、 流れるような仕草で叶がそれを受け取る。
叶
叶
ローレン
ローレン
二人は言いながら、自らの襟首を 無造作に開いてみせた。
葛葉
葛葉
葛葉は言葉を途中で切り、 部屋の奥に設置された豪奢なベッドへと歩み寄る。
そして、その縁にゆっくりと腰を下ろした。
顔を上げ、再び二人に視線を向ける。
叶
ローレン
向けられた眼差しからは、 先程までの支配者としての威圧感が 完全に消え失せていた。
その瞳は、二人を誘惑するように 熱を帯びて甘く揺れている。
二人は、極上の餌を目前に 「待て」を命じられた獣のように、 深く息を吐き出した。
今にも飛びかかりそうな焦燥と欲望を 顔に張り付けたまま、 ただひたすらに葛葉からの許しを待っている。
葛葉はそんな二人を見て、 たまらなく愛おしそうに目を細めた。
そして、ようやくその艶やかな唇を小さく開く。
葛葉
叶
ローレン
叶
ローレン
ついに許しを得た二人は歓喜に口元を歪ませ、 淫らに誘う主の元へと足を踏み出した。
世界を救うはずだった騎士たちと、 世界を統べる魔王。
血に狂い、互いの魂すら喰らい尽くした彼らは、
誰も踏み込むことの出来ない、 極上の結末を手に入れたのだった。
pipi (作者)
pipi (作者)
pipi (作者)
pipi (作者)
pipi (作者)
pipi (作者)
pipi (作者)
pipi (作者)
pipi (作者)
pipi (作者)
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コメント
27件

初コメ失礼します!! pipiさんの作品どれも私好みで大好きです!!毎回楽しく読ませて頂いてます!😭 可能であれば、🦉🎻×🎲と♦️☕×🎲、🔑🐍×🎲をそれぞれ書いて頂けないでしょうか?💦 内容としましては、すれ違いによる喧嘩×弱ってる🎲。そして、最後は誤解が解けて甘々なr18(激しめの朝チュン付き)とかって出来ますでしょうか!?
pipiさんが書くlrさんがかっこよすぎるんです…ちょっと治安悪くて最高にかっこいい…泣。 pipiさんの作品を読むと無限に書きたいものが湧いてきます…✨️泣。 この長さをこの頻度は凄すぎます。ありがとうございます…!!
読むのが大分遅れてしまいました💦ダークファンタジー最後までホント何があるか分からなくて良かったです!!2人とも愛が重いけど徐々に慣れていってちょっとした会話がとても好きです!!投稿お疲れ様です!